デルフィニア戦記とセットでお読みください
2003/07/16 10:19
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投稿者:akasaka - この投稿者のレビュー一覧を見る
中央公論新社において出版されているデルフィニア戦記の原作です。
出版社の倒産のため二巻まで出版したところで絶版になり、ごく少数の図書館でしか見ることのできない幻の本でした。作者はいやだいやだと絶対に再版しないとおっしゃってたのですが、読者の熱烈な希望により復刻した本です。2巻分がまとめて一冊になったデル戦ファン待望の非常においしい一冊です。ですがこの本には続きがありません。デルフィニア戦記と同じ話でありながら別の話なのでこの二巻だけでおしまいです。なのでデルフィニア戦記を先に読んでから非常に気に入った方だけ読まれることをお勧めします
二重に美味しい作品です。
2000/09/04 02:13
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投稿者:やん - この投稿者のレビュー一覧を見る
この本は1992年に大陸書房で出版した『王女グリンダ』シリーズの第1巻『デルフィニアの姫将軍』と第2巻『グランディスの白騎士』が1冊にまとまったものです。
出版社の倒産によりシリーズが中断されていましたが、1993年に中央公論社より『デルフィニア戦記』とシリーズ名を変更し、物語の最初から再開されることになりました。(『王女グリンダ』は『デルフィニア戦記』の第2部にあたる部分だったので…)
しかし、『デルフィニア戦記』は『王女グリンダ』とは違う物語に成長してしまい、このシリーズは完全に取り残され、幻の作品となっていました。
作者は『デルフィニア戦記』のあとがきなどで、再版する事はないと言っておられたのですが、復刻して欲しいという声が大きくなり、無視できなくなったようです。
『デルフィニアの姫将軍』は「リィ」がデルフィニアの王女になり、王女付きの侍女として「シェラ」が王宮に入ってくるところから物語は始まります。実は「シェラ」は男で、しかも暗殺者なのですが…。そして『グランディスの白騎士』では「リィ」にグランディスより縁談が持ちかけられます。縁談を断るために「リィ」が出した条件とは、いったい!?
ひとつの作品として読むのもよし、デルフィニア戦記と比べて楽しむのもよし。二重に美味しい作品です。
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投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る
デルフィニア戦記シリーズの原型と聞いて読んでみました。
たしかに荒削りな面はありますが、遥かな世界観と生命力あふれるキャラクターたちの魅力がしっかり表現されています。
オススメ。
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デルフィニア戦記」の原型とも言える作品。こっちの方が詰め込んでいる印象を受けるけど、これはこれで違いを楽しめてよろし。(2001.9.9)
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出版社の倒産により打ち切られたデルフィニア戦記原型。言わば失われたストーリー。デルフィニア戦記より主人公が若干おしとやか。デルフィニア戦記にないストーリーが入っているのでファン必読かも。「グリンダ」とはリィ(主人公)の別名。
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もうひとつのデルフィニア。私はデルフィニア戦記を一通り読んでからこの本を読んだんだけど、少し期待はずれ。おもしろいことはおもしろいんだけど、(デルフィニアを読んでいたので)展開が先読みできてしまう分、楽しさ減。
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Pre-デルフィニア戦記となるとやっぱり手が出てしまった・・・おもしろかったけれど、私は『デルフィニア戦記』に先に出会って正解だったな。こちらから入っていたらそれほどもはまらなかったかも。
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デルフィニア戦記は読んでないのですが、さすがにあの冊数をこれから読むのは体力がいるなぁ、というわけで1冊で終わるこちらから、と思ったらこれは出版社の倒産という事態で途中で終わったデルフィニアの旧バージョンなんですね。前書きで断られているとおり、非常に変則的。とはいえ、これだけでもそれなりに読めます。デルフィニアに読み進むかどうか、試金石としてはいいのでは。
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デルフィニア戦記の前進。
しかしリィとウォルの物語ではなく、リィとシェラの物語。
デルフィニア戦記を読んだ後に読んだのですが、十分楽しめました。
ただ途中で終わってるのでもどかしさが(笑)
こっちを読んでからデルフィニアを読むとすっきりするかもw
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全18巻をもって完結した〈デルフィニア戦記〉には、幻のプレ・ストーリーが存在する……。一部のファンに囁かれ続けた『デルフィニアの姫将軍』と『グランディスの白騎士』を完全収録。 兎に角、長いもう一つのデルフィニア!!
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「デルフィニア戦記」の元の物語。
出版社の倒産でこの話がなくなり、
デルフィニアが生まれた。
シェラが早くに登場してて、この話もまた面白かった。
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http://tukiyogarasu.blog80.fc2.com/blog-entry-38.html
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大陸書房から出ていたデルフィニア戦記を一冊にまとめた物。
中央公論新社から出ているデルフィニア戦記のプロトタイプ。
これはこれで好き。
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これはこれで好き。
冒頭で筆者が述べているように完成された物語というならばデルフィニア戦記に軍杯が上がるのは確か。書けもしない自分が言えたことじゃないけど、地の文に未熟な点が多々見受けられた。というか中央公論新社版よりライトノベル色が強い。緻密性が低かった。
そして明らかにリィの性格が違う。脇役に納まっているせいかウォルに王様としての風格が無い事が残念。背景が無いからただのわがままにも見えた。
でもとりあえずこれは別の話として面白い。白騎士、の件も面白かった。個人的にはリィとシェラの関係性よりもウォルとリィの同盟が好きなので、完結した大陸版が後者に主眼が置かれていたことがうれしい。前者に注目したプロトタイプがあった故の大陸版かと思うと、失礼だが倒産した会社に感謝したいくらい。
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デルフィニア戦記の前身とのことなので、ほんとは読まないつもりだったけれど、デルフィニア戦記、それに続く暁の天使たち、スカーレット・ウィザード、クラッシュ・ブレイズを一気に読破し、もう読むものがなくなってしまった喪失感に耐えきれず読みました。これはこれで面白かった。なんでこんな途中から話をはじめたんだろう?