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投稿者:中村 - この投稿者のレビュー一覧を見る
大変勉強になりました。
私も個人向け国債を買ってみます。
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コロナ感染者が減少してきて緊急事態宣言も解除となりました、あまりもの急激な感染者数の減少で少し戸惑い気味でもありますが、日常生活を取り戻しつつあると感じています。昨年から今年にかけて政府は様々な給付・融資を行なってきていますが、それを行うことに異議を唱えませんが、そのお金はどこから調達するのだろうと思うと、やはり国債ですよね。そしてこの国債発行の増え方が私から見ると以上な増え方をしていて、果たして将来大丈夫だろうかと心配していました。
そんな折に、一貫して「現状での国債保有により財政破綻は起きない」と説明されてきた本書の筆者である高橋氏により出された最新本(2021.10現在)です。この本においても今までと同様の結論であり安心しました。そうであれば売上減少に苦しんでいる人達は上手に補助金や融資を活用して、このコロナ禍を乗り切って欲しいという思いを強くしました。
冒頭に書いてある、国債は借金だからダメ、というのは、緊縮財政になって景気が悪くなってもイイ、あるいは、増税されてもイイ、と言っているのと同じである(p19)ということは理解すべきことのように思いました。
以下は気になったポイントです。
・国債は借金だからダメ、というのは「緊縮在世になって景気が悪くなってもいい」あるいは「増税されてもいい」と言っているのと同じ(p19)
・歳入に占める割合、所得税:17.5%、法人税:8.4、消費税:19%、国債:40%(うち建設国債:5.9)である(p21)
・日銀が民間金融機関から国債を買うと、その代金は民間金融機関が日銀に持っている「日銀当座預金」に振り込まれる、このままではただのお金なので、それを利子収入を生むお金に変えるために、企業に積極的に貸そうとする(p32)国債の利子は政府から日銀に支払われることになる(p35)日銀が得る国債の利子収入を「通貨発行益」と呼ぶ、日銀はその発行益を丸々国に収める、これを「国庫納付金」と呼ぶ(p36)
・日銀券には本来利子はつかないが、白川日銀総裁時代に日銀券は無利子だが、日銀券と代替する日銀当座預金は0.1%の利子をつけることになり完全無利子の状態で亡くなった(p39)2016年1月に日銀当座預金の超過準備金を超える一部にマイナス金利が課せられることになった、しかしマイナス0.1%の金利はごく一部であり、大部分についてはまだ0.1%の利子がついている(p41)
・経営難になった会社の本当の問題は、莫大な借金があることではなく、借金を返せるだけの資産がなかったことである(p51)
・国債は金融市場において「お金」あるいはかつての「コメ」のような役割を果たしている。これが政府の借金・国債のもう一つの顔である、すぐに他の商品と交換できる、非常に使い勝手の良い金融商品である(p55)
・国債は発行されすぎではない、金利は上昇していない及び、破綻時に損失保証するCDS保証率が低い(p91)という現状を見れば、現時点での発行残高には何も問題がない(p59)国債の利子は「支払い義務がない」のでなく「政府から日銀へは国債の利子が支払われるが、それは納付金として戻ってくるから、財務上の負担にならない」となる。���府には国債の償還義務があるが、そのために新規国債を発行しているので、財務上の負担にならない、となる(p64)
2021年10月17日作成
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流石に我々マーケット参加者にとっては常識的な話がほとんどではあるが、高橋さんの統合バランスシートの話は、何年かに一度は確認しておきたい。
こういう人が、財務大臣や日銀総裁になってくれると良いんだけど、、、
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新とあったのでどれだけ新しくなったのかと思ったら、旧版とほぼ同じで残念だった…
でも2回読むと復習になって記憶の定着によかった。
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著者の職歴から考察されるファクトに基づいた国債の考え方が大変勉強になった。
また財務省が税収を増やす魂胆が天下り先への恩を売ることであることが衝撃だった。
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増税は、財務省の天下り先のためであることは府に落ちたが、日銀は政府の子会社であり、両者合わせた統合政府でのバランスシートは保たれ、破綻することはないとの主張は理解に苦しむ。確かに資産側には政府の税金徴収権が入っているので、債務側の国債発行し続けれ、バランスとるためには、増税になるってことなのかと思った。日銀、政府の統合政府は破綻はしないが国民が暴動起こすことになるなあと。
インフレになってきたが、髙橋氏の主張では増税にすべきだが、なんやかんや理由つけて、おっしゃっている事が変化している。根幹主張を変えるときでは?主張が信用できない。
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財務省で活躍されていた筆者ならではの説得力があります。
日本財政は安泰で、財政の心配をする必要は全くないことが、よくわかりました。
財務省(と財務省のばら撒く餌に食いつくメディア)の利己的で恣意的な増税論の話も面白かったです。
一人でも多くの日本国民が読むべき一冊。
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この低金利時代には、銀行の定期預金なんかに預けるくらいなら銀行で個人向け国債の口座を作って国債を買う方がよっぽど良いということが分かる一冊でした。日本国債が暴落するようなときはその前に銀行自体が破綻しているのだから。
日本国債という「借金」が実際のところどのように売られたり買われているのか。金融の世界でどのように使われているのか。と言うことが本書では分かりやすく説明されている。個人で考えれば月収では買えないマイホームを買うための住宅ローンのようなものと思えば良いかもしれない。信用があってローンを組めるうちは問題ないし、マイホームという資産があるのだから投資のための借金である、と言うこと。
日本政府の場合はの資産と「子会社」の日銀まで含めて連結で考えれば国債の赤字分は相殺されて問題ないとのこと。「国債は返さなくても良いのだ」などと言うことないけれども、償還期限が来ても借り換えられる内は返さなくても良いのだなどとも説明されます。要は、現状では日本はまだまだ信頼されていて国債の買い手がいるので、まだまだ国債を発行しても大丈夫だし、財務省に洗脳されて増税して経済を落ち込ませる必要は無いという主張です。教育、子育てへは未来への投資なので、必要なお金は国債発行で賄うべきかもしれない。でも無限に国債発行額を増やしていけばどこかで日本の信用が破綻するはずだから、そのことについても何らかの説明が欲しいところだが、その辺の話は全くなかった。
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国債とは何かという基本の説明から始まり、「国債が増えると国民の負担になる」「日本は財政破綻が近い」などの誤った認識を正そうとする本。政府と日本銀行の統合バランスシートで考えれば現在の国債に問題はないことや、財務省は天下り先を確保するために増税派として財政問題があるかのように振る舞っている、ということを主張している。「日本銀行は金融機関から買い取った国債の利子収入を、国庫納付金として政府に納める」という事実はこの本を通じて初めて知ったので、よい勉強になった。
国債の仕組みについて学びたい人には持って来いだが、「負債」「償還」「利回り」などの用語が頻出するため、説明がついているとはいえ、金融について一度学んだ人でないと少し読みにくいかもしれない。
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国債って何?の疑問を分かりやすく
解説してくれています。
サクっと読めました。
高橋氏のテレビ番組、YouTube、Twitterなど
チェックしているので
聞いたことある話ではあったので
すんなり頭に入ってきました。
財務省が言うことが正しいのか
高橋氏が正しいのか
一度読んで考えてみることを
お勧めします。
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全国民が読んだ方がいいと思った
国債はマイナスではなく、むしろプラスである
視野が少し広がった気がします
ただ、金融・会計の知識がないので、1周目では完璧に理解できませんでした
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経済の動向を理解するには、国債というものの理解が必須だろうと考え読んだ
政府、日銀、民間銀行の3つの組織とそれぞれの間での国債の取引がわかりやすく整理されており、何のために誰が国債を売買しているか、ざっくり理解できた。また、国債発行による借金増加の是非について、政府と日銀の連結BSで見ると問題ないというらしいが、本書を読んだ上での自分としての考えは固まらず、本書のことが完全に正しいかとどうかというのが判断できるほど理解ができていない。