社史編纂室で恋をする みんなのレビュー

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投稿者：やまだち　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

BLのリーマン物を読むといつも思います。どこの会社でしょうか、と（笑）。こんな素敵なカップルがいる職場ーーーこの作品だと社史編纂室ーーーなら残業もご褒美です。

イケメン二面性攻、体育会系ポジティブ受、オフィス・ラブv（帯より）。

雑誌に掲載された本編（受け視点）と、その後談にあたる文庫書き下ろしの短編（攻め視点）の二話を収録。

ネタバレがあります。

営業部で頑張っていた受けはある日突然、横領の濡れ衣を着せられ異動させられます。そこは「流刑地」と呼ばれる部署「社史編纂室」でした。そして思いがけない人と再会するのですが、その人は一昨日の夜に身体の関係をもった攻めで・・・

受けを陥れた人物を探しつつ、再会した攻めとのオフィス・ラブも楽しめる作品でした。また、受けがお仕事大好きなので島耕◯的な仕事のやり取りも面白かったです。

みずかね先生のイラストは、二人のスーツ姿もシーツ上の姿も美しいです。見よ、この肉体美を・・・！

特典ペーパーは、受け視点による職場でのワンシーンです。

あとがきにありますように、この作品に登場した受けの憧れの上司・塚森専務を主人公をしたスピンオフ作品が雑誌に掲載されました。こちらの文庫化も楽しみです。専務、◯◯だったのね。

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投稿者：なつゆき　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

主人公が明るくて前向きな凄くいい人だから冤罪で元同僚に冷たい仕打ちを受けているのを見るのが辛かった
事件？が解決してすべてが明かされ二人の出会いが偶然じゃなかったのはショック
受けがショックだったのに脳筋を発揮して「走ってきます」である意味考えることを放棄してしまうのは残念でしかない
そこまで「明るくて前向きな理不尽に負けずに頑張る健気な受け」だったのに、番外編では一気に脳筋ワールドに突入しているし・・・
ともあれ、お仕事小説にちょっぴりミステリー風味を加えて読み応えのある話だった

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投稿者：やじやじ　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

ネタバレあり

お仕事部分と恋の部分が絶妙に良いバランスで
描かれていた作品でした。
面白かったです。

志月が色々と理不尽な目にあっているのですが
腐らずにポジティブに現実と折り合いをつけて立ち向かうのが
気持ち良い。
（何かあると走るって・・・ところがまた）
色々とやられているのに、
人の良さが前面に出て行動するので
稲葉が内心あたふた状態かと(笑)
志月の「脳筋」ぶりにはかなりやられましたね。

お仕事ネタのネタバレはしませんが、
これまた良い具合に読ませてくれるので、
楽しめると思います。
大勢に影響はまったくないのですが
酒見が真実を知った後どういう態度をとったか知りたかったなぁと
・・・ちょっとだけ、気になりました。

仕事と恋のバランスが良くて読んでいて面白くて
気持ちが良い作品です。

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投稿者：KoLe　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

受けの苦境は物語として暗くなるのが当然なのに、軽く明るく読めてしまうところが一番のおすすめ点です。
カードが裏返るようにストーリーもぱたんぱたんと展開していき、結末は予想できるものの最後まで目が離せません。エロだけでない面白いストーリー展開でした。最初からゲイ同士っていうのは落ち着いて読めます。美しい挿絵があるのに、小柄で走り好きというだけで、私の頭が村上春樹氏をでっち上げてしまうのが困りました。たびたび軌道修正が必要でした。