短い一話一話でスッキリ。
2018/08/11 06:44
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投稿者:ひろぴ - この投稿者のレビュー一覧を見る
いわゆる童話や昔話、中国から西洋迄の古今東西の逸話を掲げて、その真意を多方面から深く斬り込み、都度、スッキリする事、間違い無し。まさに座右、何度でも読み返したい、そんな贅沢な一冊です。
日常から少し離れたいときに丁度いい
2024/04/29 17:17
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投稿者:かず - この投稿者のレビュー一覧を見る
健康、仕事、欲望など分野ごとに77の短い寓話が集まっている。
1話を手短に読んで、他のことをしなから意味を考える、という形で、日常から少し離れて考え事をするのに向いている。
筆者の考えたこともお話ごとに載っており、寓話本体や、筆者の考えたことに関して、自分はどう思うか、日常でたまに読み直して考えていきたい。
まさに座右の寓話
2018/10/27 06:44
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投稿者:ロムロム - この投稿者のレビュー一覧を見る
斬新な教訓があるわけではないけど、なにか今の自分に引っ掛かるものがあれば、教訓そのものではなく、寓話という形で頭の片隅に置いておけるから、その点でおもしろい本でした。今の自分に引っ掛かる話はなかったけど、また時間をおいて読み返したいとおもいます。
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投稿者:ぽぽ - この投稿者のレビュー一覧を見る
物語の教訓の解説がわかりやすくて、すごくよかったです。物語を、また原作でしっかりと読み返したくなりました。
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参考になりそうな寓話をいくつか見つけられればと思い、手に取った本当。この用途であれば、何らか気に入る内容を見つけられる分量がある書籍。
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パッと手にとってすぐに読み切れる内容でした。
自分が辛い状況に置かれていたり、苦しい時に読むと座右の寓話の数々にハッとさせられます。
子どもの頃に読んだ話や有名なお話もあり、丁寧に解説がついているお蔭でとても読みやすいです。
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寓話と解説が交互に配置され、とても読みやすい本でした。
特に自分の心に残ったのは6つ。
心に残った寓話をピックアップすることで、今自分が抱えている問題や弱点、ありたい自分が見えた気がした。
今後は心の隅に置いて自分を高めたい。
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自分のためになるというより、人に話をしたくなるような作品です。著者の解説もさまざまな引用があり、それも意識を増やすのに役立ちます。もう少し勉強してみたくなりました。
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寓話なので読む人やタイミングによって受け取る教訓は全く異なると思う。著者の解説は助けになるが、自分がどう感じるかを味わいたい。下記に備忘録としてためになった順に記しておきたい。
26.水槽の中のカマス:出来ないと思い込んでいる事は本当は出来る。ダサくてもアホに見えてもチャレンジする。
54.空の茶碗:既存の知識や経験を常に疑い、人の教えを受け入れる空っぽの器を持ち続けたい。
65.二人の禅僧:ルールに違反する事はいけない事だろうか?そのルールが意味のないものだとしても。良くも悪くもコンプライアンス違反はなくならない。そんな中でも、正しい判断基準を大事にしたい。
56.ゾウと鎖:初期の思い込みで出来ないと勘違いしていないか?以前出来なかった事にまたチャレンジしよう。
18.二人の商人:困難で面倒くさい事に価値がある。皆と同じ考えでは皆と同じ。
1.六人の盲人と象:皆が同じ物を見て違う事を言う。誰も間違っていない。その通りだと思う。
13.夫婦と三つの餅:本当に大切な事を忘れ、目の前に見える小さな利益に固執していないだろうか?
9.ナスルディンのカギ:無駄、間違っていると分かっていてもやっている事がないだろうか?
3.オアシスの老人:1と似た話だが、出来る限り同じ物を良く(善く)解釈したい。
25.ひばりの引っ越し:やろうと言っているだけでは何もならない。
48.倒れるまで:欲望には終わりがない。満たそうとしても永久に満たされない。
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面白く読めました。なるほど、そうだよなあと感心する部分もありました。ただ、座右の書とまでは言えないですねえ。
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寓話とそれに対する筆者の考えがつらつら書かれている本。思いっきり主観だし、当たり前じゃんと思うことも正直多かったけど、いくつかの考えは自分にとってためになるかなと思えるものもあった。
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キャリアカウンセラーでもある戸田さんの本。古今東西の「ことわざ」から仕事や生き方を見直すという発想は非常によかったが、私自身にはあまり参考になる寓話が少なかったのが残念。
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様々な寓話とそれに対する著者の解釈が記載されている。
悪くない内容だと思うが、なぜか自分には合わず途中で止めてしまった。
最近は読書量が増えてきたせいか、この手のストーリー性のない短編的なノウハウ本に興味がなくなってきた、というか既知の内容が増えてきたということかもしれない。
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寓話から学ぶことは時代を超えてもいくつもあると思う。
個人的には「人間万事塞翁が馬」の格言が好きかな。
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*本は二種類に分かれる。一つは何かを教えてくれる本、もう一つは自分が何かについて考えるための材料を与えてくれる本だ。私の視点や解釈が正解というわけではない。それは、一つの視点、一つの解釈にすぎない。
*視野を広げ、多面的に物事をとらえよう。「部分の総和は必ずしも全体にはならない」。
*第一印象は当てにならない。初見は当てにならない。遠見は当てにならない。
*姿勢や態度が変われば意識も変わる。視座とは「物事を見る姿勢や態度、立場」という意味である。意識とは唯一のものではなく、物事を見る態度や立場の数だけ存在するのだ。
*あなたにとっての「良い」は、誰かの「悪い」かもしれない。「良い」「悪い」は立場によって異なるからだ。
*勤勉なアリを選ぶか、人生を楽しむセミを選ぶか。何が良くて何が悪いかは、文化や時代状況によって異なってくる。
*有用、無用を超えて。特定の立場に固執せず、柔軟な姿勢を保つ。
*物事のすべてを知ることはできない。知っていることよりも、知らないことのほうが圧倒的に多い。
*知識があるほど視野は狭くなる。
*既存の論理や過去の経験から離れたところにカギがある。多くの人が分析的・論理的な情報スキルを身につけた結果、正解のコモディティが発生している。今日のような複雑で不安定な世界でいたずらに論理的かつ理性的であろうとするのには限界がある。地球規模で経済成長が進展しつつある中、世界が巨大な「自己実現欲求の市場」になりつつある。社会の変化に法律の整備が追いつかない。
*何に対し何を思うかは、あなたの自由だ。
自覚とは、自分自身の状況を客観的に見つめる力である。想像力とは、現在の状況を超えた地点から物事を考える力である。
*「止まる」ことは「正しい」こと。心を静かに保つことで、心の中の舞い上がった泥を沈めてみよう。ずっと走り続けることは良いことではない。しばらく走ったら休息をとり、自分の走りを見直すのが賢明である。
*無責任な意見に左右されてはいけない。何を選び、何を避けるのかの最終決定者は、他ならぬ自分だ。選ぶことは責任を負うことだ。
*過去にしばられず、今ここで正しく決断する。多くの人は、小さな名利(名誉や利益)にとらわれ、大きな尊いものを失っている。
*順番を間違えると大切なものを失う。苦境に陥ったとき、前後の見境もなく物事に当たると、すべてを失う羽目になるということだ。
*信頼が得られれば人は動く。その人が一人の人間として主体的に在るという事実を尊重することである。
*状況に適した手段を選ぶ。時が変われば、選ぶべき手段が違って当然である。熟慮のうえ、適切な手段を選ばなければならない。
*まず、大切なことに時間を使う。自分にとって大事ではないもので時間を埋めていくと、自分にとって大事なものに割くべき時間を失ってしまう。
*「めんどくさい」が仕事のやりがい。
*少しの気配りが仕事を生む。自分のできる範囲で気配りや機智を加えれば、それは自分の仕事ー自分だからこそできる仕事ーに化ける。
*仕事は「一を聞いて十をやる」。
*需要は探すのではなく、つくり出すもの。新しい販路を開拓しようとするとき、まず大事なのはその地域や現場に需要があるかどうかを確認することだ。顕在需要がなくても、潜在需要があればいい。
*幸運は「聡明さ」と「創造的な広い心」でつかむ。
*自分が「悪い」と思えば、周りが「良く」なる。
自責思考の人が集まった組織は問題に対してみなが当事者意識を持つので強い。一方、他責思考の人が集まるとみなが問題を他人事としてとらえるので、組織として弱いといえるだろう。
*「自分一人くらい・・・」がチームを壊す。「自分の汗と知恵がチームを支えている」という強い気持ちを一人ひとりがもつこと。
*「自分一人でもやる」が現場を動かす。
「他の人はともかくとして、自分一人でもやる」。そういう気持ちが誰かから出てきたときにこそ、現場は動きはじめる。
*組織の殻を破るのは、異質な人材。無気力感が蔓延している組織に活を入れるには、その組織に異質な人材を入れることだ。
*問題に対する見方を変えてみる。ある問題に遭遇したときの対処の仕方には二つの方法がある。一つは原因追及志向、もう一つは解決探索思考である。
*才能は使わなければ意味が無い。授けられた才能を活かすこと、与えられた力を出し切ることである。
*目の前の仕事の目的を考えてみる。人間の行為は必ず「何かのために、何かをする」という構造を持っている。
*仕事の醍醐味は効率だけでは語れない。
*奪い合うから足りなくなる。奪い合うから足りなくなり、分け合えば余るのである。
*ごく小さな力でも大きなうねりを生むことができる。人間一人の力は決して無力ではない、微力なだけである。微力を足し合わせたり、掛け合わせたりすれば、大きな力になりうる。
*あなたは他者のために何ができるのか。与えられる人になろうとするな。与える人になろうとせよ。
*損得なしの関係こそが長続きする。善に基づく友人は、決して道具ではなく、かけがえのない一人の人間である。
*良い距離感が良い人間関係をつくる。自分にとっての「心地良い距離」と相手にとってのそれが必ずしも一致しないことだ。
*反省し、現実を見つめ、謙虚に。
*「もっと、もっと」の落とし穴。欲望に一定の歯止めをかける心構えを身につけること。それは節制という徳に関係する。節制とは度を越さないようにほどよくすることである。感覚の対象の量を増やすのではなく、感覚の感度を高めることによってわずかな量で満足できるようにする技術である。
*幸運を活かすのにも知恵が必要。幸運が訪れても、その機会を正しく生かす知恵を持たない者には何の役にも立たぬものだ。
*仕事をしながら学び、学びながら仕事をする。仕事と学びを分けず、混然一体となったような状況に身を置くように努める。自分から遠く離れた知を広く深く探求し、それによって得られた知と既存の知を組み合わせる必要がある。そのためには学ばねばならない。自分の能力を高めるだけでなく、興味や関心を広げることだ。前者だけだと限界にぶつかってしまう。
*素直さは学びの原点。人の助言を素直に聞き、それを消化できる人は勉強でもスポーツでも伸びる。
*リスクをとって行動する勇気を持つ。自立、そして成長したいならば、苦しみを引き受���る覚悟、リスクをとる勇気が求められる。苦しみと行動に伴うリスクを避ける人は、安心、安全な場所に留まろうとする人であり、自立、成長、喜びとは無縁の人生を送ることになってしまう。
*動き続けなければ現状は変わらない。
行動し続ける者が最後には結果を得るのである。「天は自ら助くる者を助く」ということわざを思い出そう。行動し続ける者が最後には結果を得るのである。
*他人を真似ても自分の人生は歩めない。運命はみな違っているのだから、自由の部分においては、やみくもに他人の真似をしてはいけない。どう舵とりするかは、思慮深く考えなければいけない。
*良いも悪いも受け入れて、淡々と進む。人生というのは固定的なものではなく、流動的なものであるから、いつ幸福が不幸に、不幸が幸福に転じるか分からない。だから、状況が変化するたびに喜んだり心配したりして落ち着かない状態になるのではなく、やるべきことに日々淡々とやるのみである。
*今日が人生の最後の日なら、あなたはどう生きる。「今日が人生最後の日かもしれない」と思って生きたほうが賢明である。そのほうが、今日一日の時間の質が高まるからだ。
*残っているものを数えよう。失ったものを数えるな。残っているものを数えよう。そして、残っているものがあることの感謝し、それを最大限に活かそう。これは真実である。