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「おじさん」を通して、一見面白おかしいアプローチだが、人間の本性に迫る、仏教入門書となっている。
この若さで、ここまで思惟を極めるとは、いかばかりの僧であろうか。
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なんか仏教的な「ありのまま」みたいな話と、世俗的なビジネス書じみた話とが混在している印象。そういうのをうまいこと使い分けられる程度に、著者の頭はいいんだろうなあという感想を持った。
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第1章は、「よくありそうだな~」なおじさんの愚痴や悩みに対して、仏教のアプローチで「こういう心の持ちようはどうだろう?」と提言してくれそうな感じ。
第2章は、仏教の教えのうち、日常生活に取り入れられる基本的な考え方(八正道)を解説し、
第3章は、おじさん代表・・・の蛭子能収氏の対談。
蛭子能収氏といえば、京都の伏見稲荷の鳥居も寄付されてましたね・・・。対談でも登場される?奥様のご趣味なのかしら。
おじさん世代が読むような雑誌の掲載が元になっているようだったのですが、OL・女性向けのもあっても面白そう。
よくありがちな悩みが掲載されているし、住職のお仕事?の一つに檀家さんのお話も聴くというのはあるんだけれど、よくこんなに対応できるな~と思ったり。
お坊さんも、組織に属している以上、似たようなことはあるんだろうか。
気になったところというか「そうそう(;´Д`)ハァハァフンフンソウソウ」と思ったのは
★自分を否定し続ける理由は謙虚ではなく、現実の自分が理想の自分の乖離が大きいから。自尊心の強さ。
★評価されないと感じるのは、自分のこととなると盲目になる、わからない。不満を持ってイライラするより、チームプレイに役立てる自分へと変わること
★できない部下など、、、幻想を滅する=幻滅する でよいのだ。
逆にうーん・・・と思ったのは
★閑職⇒退職を迷う・・・この程度の仕事で給与をもらえるのはラッキーと発想の転換。目の前のことに一生懸命従事して集中しては。
⇒閑職そのものよりも、「もっと人に役に立っている」という実感がほしいので二の足を踏んでいるという側面もあるのかなぁと思ったり。
もちろん目の前のことに一生懸命集中する=役に立つ仕事であればいいんだけど、合間見て楽しんだりする・・・それはそれで割り切れればラッキーなのかもしれないけれど、会社からみたら荷物だよなぁ。と。
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P135
「今」を犠牲にして
生きているとつらい※
P11
「何者でもない、ありのままに精神」に戻って、
何色にも染まらず、
「今、ここ」を生きる以上は、
若くもないし、老いてもいないし、
ただ単に生きているだけ
P126
「快」には「欲」、
「不快」には「怒り」、
「ニュートラルな刺激」には「無知」の煩悩
P133
「今」を充実させずに
変に本音を抑えこみながら
「やがて」のために生きている
P136
あなたが生きているのは
未来や過去ではありません※
P136
3.11で.流れは少し変わったけれど、
アベノミクスでまた戻った
P136
若い頃は「ドーパミンモデル」でも、
年をとると「セロトニンモデル」に移行するのが
かつての伝統的な知恵であった
P136
注意深く利用する
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図書館で借りて読み→kindle購入し、音声読み上げで通勤中に繰り返し聴いてます。
仏教哲学は、沼な本をチョイスしちゃうとすごく難しくて(唯識とか)、、
けどこの本は、身近なおじさんという事例から仏道での考え方、こういうふうに生きると楽になるよって教えてくれてて、本当にわかりやすく楽しく読めました。
繰り返し繰り返し聴いて、執着を手放した生き方をするオバサンになっていきたいです。