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慢とはナルシスティックな心のあり方。他人の評価で心が浮き沈みする自意識過剰なあり方。慢にすぐに気付き受け流すことが自己を変容するためには重要なことである。
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黒歴史の開陳。まんま太宰をなぞっているような生き方で笑った。過大な自意識を持て余していて、こんな人間が傍に居たら嫌だろうなと思う。悟りや修行や瞑想でこういう基本的な性向が180度変わるとは思わないので、この人は今も、かような内面の地獄と共に生きているのだろう。
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独特の文体のファンなのですが、若干抑え気味になっていた…という理由だけで★を減らすわたくし。(これも慢ですかね)
子供時代の寂しさ、愛をもっともっとと求めてしまう気持ちまでは共感できたが、作者破天荒すぎだ(笑)
煩悩にまみれて落ちるところまで落ち切ってから、瞑想で救われる様は映画のようにドラマチックだった。
縁あってこの本を読む前から瞑想などよりよく生きる方法を知っていたので、活かして生きていきますッ(宣言)
余談ですが、10年来の知り合いの僧侶も気になる本みたい。
習い事が一緒になることもある若手僧侶さんのオススメ本。若いのにすごい本読んではるなぁ。
2018/06/17読了
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・ずっと読みたかった『坊主失格』をBOOKOFF 守谷松前台店で発見しました。小池 龍之介さんが、坊主失格から、坊主合格に転じる過程を参考にさせていただきたいと思います。
小池龍之介さんは、過去の悔やまれる行いを赤裸々に告白し、そんな自分を客観的に分析したうえで、そこから立ち直る過程を示しています。アマゾンのレビューを見ると、このような捨て身?の作戦は、概ね成功しているようで、好意的に受けれられています。
この手の本には、上から目線で自説を述べ、まるで読者を叱責しているように感じるものもあります。読者は、説教されているみたいで、居心地がわるいわけです。
でも、小池龍之介さんは、未熟だった過去の自分を分析しているので、素直に聴けるのです。僕(私)の事じゃないよね、と思いたくなってしまいがちです。
しかし『坊主失格』の場合は、僕(私)は、そこまでじゃないけど、と、読者にも、人生を見詰め直す切っ掛けを与えてくれています。
きっと、解脱は、徹底的な自己観察の中から発見されるものなのでしょうね、可愛い自分だからこそ、手加減しないで、容赦なく分析することが大切です。楽になるために、決して許してはダメなのです。