常識を見つめ直そうと思います
2018/11/28 23:30
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投稿者:akihiro - この投稿者のレビュー一覧を見る
国家や資本主義など、今では当たり前の概念が、どのような必要性で作られたのか。インターネットが普及したことで、その概念の必要性が薄れていないか。
著者の経験を交えつつ、必要性をキーワードに過去から未来までの考え方が書かれています。
レビューにまとめられないほど、マーカーを沢山引きました。
表題通り「未来」を先取りした思考法の紹介です!
2018/09/17 12:08
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投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、未来を先取りした思考法について紹介した書です。私たちは、例えば、将来こうなると教えられても、その思考過程が分からなければ、それに対する対処法が考えられません。大事なのは、未来を見極めるイメージとその思考過程の両方がそろって初めて、その未来に対する対処法が打ちたてられるということです。本書は、そうした思考法について丁寧に解説した画期的な書です。
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投稿者:ろば - この投稿者のレビュー一覧を見る
タイトルにそぐわないわかりやすさだった。お金2.0からの逆流で、3年前ほどの本だが陳腐化してない。
御一読の価値あり。
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投稿者:かず - この投稿者のレビュー一覧を見る
技術革新による社会の変化を、簡潔に、筆者の経験を交えながら解説した本。難しいこと、大事なことに絞ってを易しく伝えてくださっている印象を持った。
インターネットは、これまで単にユーザーとして多少使う程度だったが、避けて通れないしこれからの社会や経済の変化について、自分でも先を見通したいと思わされた。
これまでの自身の勉強不足かもしれないが、政治と経済の違い、個人と集団の関わり方などを改めて考えて、新しい視点を得た感じがする。
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【未来を予測したものが生き残る】
「未来は予測できる」という前提を捨て、変化が起きた瞬間に即座に対応し、修正を重ね、変化していけばいいというのがリーン・スタートアップの基本である。
本書はそんな考え方を否定し、「未来を予測するものだけが生き残る」と述べる。全ての事項は線で結ばれており、そこを予測し、実行するものが生き残るというわけである。
SNS、iPhoneといったものは、当初は流行らないと言われていたけれど、今となってはもう皆が使うようなものへと変化している。
こういった流れを予想する事こそ、事業にとっては大事だというわけである。
もちろんその予測が外れることもあるけれど、それをする方が、すでに9割の人がいける!と思っているものを作るよりもよっぽど成功確率が上がる。
きっと日本を代表する起業家になるであろう、佐藤氏の一冊は読むに値する。
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20代、30代でIT関係の仕事しているなら読んで損なし
内容は抽象的な部分も多いが、同じような状況で同じような情報量の人なら掴んでいる感覚を表現していると思う
ただ、他の業界の人が読む方が評価は高くなるかもしれない。知識として新鮮なので
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・前提を疑う
・物事の流れがどのように変化してきたかを、”点"を用いて説明する
・その延長線上に何が存在するかを考察する
色々なものごとにはパターンがあって、それは自分の長らく積んできた経験にもとづいている。
体がそのようにできあがっているので、それに合わなければ時間ばかりかかってしまうのに効果的でない場合がある。
テクノロジーは人間の機能を拡張し、やがて救いへの選択肢を作る。
使える物を知り、なぜできたか(原理)を知り、実際にものづくりする。なぜできたか、まで知ることが重要
そしてそこで得たパターン・原理を自分の今のフィールド、あるいは今後"自ら構築する"フィールドで使うことが大事。
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テクノロジーの理解が未来を読むために重要。
テクノロジーの本質とは
・人間の拡張
・社会の方向性の決定
未来を読むためには
・原理を理解する
・テクノロジーを理解する(4段階)
・タイミングを見極める
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未来は作られるではなく未来は誰かに変えられるのを待っている、だから自分の認識を信用せず変化を察知し現実への最適化を繰り返していくことが大事。。難しい内容のように見えてとてもわかりやすく、経営だけでなく現代のビジネスマンとしての大切なことに気づかされる。
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非常に面白い。わくわくがとまらず、世の中の動きを感じることができる本。
ITの目線で今後を予想している書籍は多いいと思うが、ITだけでなく、過去の人間の経済の状況や思想からいまの情報化社会を捉えている。ITだけでなく今後の世の中、人間がどうなるのかというのを線でつなぐことができる見方をしている。非常に面白い。
また、最後に評論家になるのではなく、以下にアクションするのが重要かを説いており、それも好感がもて、評論ではないリアルな姿勢がこのような書籍をつくることが出来たのではと感じる、
佐藤航陽という人に非常に関心がたかくなった。
45
電気がコンピュータを生み
コンピュータがインターネットにより接続
インターネットが社会の隅々まで浸透しiot進む
発生した膨大なデータはAiに集約
自立判断するaiがデータ分析と判断
あらゆる物体が知性を獲得
53
ガイア理論
地球と地球上に生きる全ての生物をひとつの巨大な生命体と捉える理論
251
Be a doer, not a talker
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世界中の企業が今後何が流行るのかを考える時に
原理から考えるという事から行うと少しずつ見えて
くる。ただ見えたからと言って実際ビジネスとして成功するかは、
タイミングしかない。昔シャープのザウルスがタイミングを間違えた一つの例。
今では世界中がスマホとしてネットを持ち運びで使えるようになっている。
原理を考えるには経済、政治、科学、IT、宗教など
広く浅くでも学ぶ必要がありそうだ。
知識のある人が先回りできると言う点で偏りを感じていたけど、
成功するかは誰にも分らない点は平等感がある。
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・グルーポンは市場催促で拡大したネット企業だったが、技術的には難しいことを特にしていなかったので、参入障壁が低かった。その結果世界中でコピーサービスが立ち上がり、市場は一気に競争過剰になった。どれだけスピーディに変化に対応して仮説検証を繰り返しても、競争が激しくなりすぎてしまえば、十分な収益はあげることはできない。未来が予測しづらいから、予測を放棄し、変化にすかさず対応する。一見理にかなったこの戦略は、もはや戦略として意味をなさない。変化を見抜くことが難しい時代だからこそ、社会全体のパターンを見抜き、的確に未来を予測し、先回り出来た企業と個人が最終的には勝利を収める。
・これまで繋がっていたノード同士が相互に結びつくことで、情報のハブであった代理人の力が徐々に失われていくことがこれからの社会システムの変化を見通す上での重要な原理原則です。
・最近のトレンドとして、社会的に価値のある取り組みは利益が出しやすくなっている一方で、短期的な利益のみを追求する事業は過剰競争に巻き込まれ、長期的には収益を出しにくくなっている(アフィリエイトとか)
・今家、社会全体の利益と企業の利益が一致しないと、企業として成長できない時代になってきている。より多くの人に価値をて異教しようと考えると、ビジネスでは必然的に政治と同じく公益性を帯びるようになる。
・あるシステムは、社会に浸透してしばらく時間が経つと、「どんな必要性を満たすために生まれたのか」という目的部分がかすんでしまい、そのシステム自体を維持することに目的がすり替わってしまうというのも繰り返し見られるパターンなので、時折原点に回帰することが必要。
・Googleの20%ルールは実は「リスクヘッジ」のためのものである。Googleを率いるような優秀な経営者でさえ、いつも正しい決断をし続けられるとは限らない。なので、企業の80%のリソースを経営陣の意思決定通りの仕事に費やし、の頃の20%のリソースを社員の意思決定に任せる。これにより、企業全体がおかしな方向にならないようにバランスを取っている。
・本当に合理的な判断とは、自分が完全に合理的な選択ができるという考えを諦めて、不確実性を受け入れつつ、意思決定を行うことだ。現時点ではシステムが過去の情報から導き出す「合理的」な答えが、長期的に見れば必ずしも合理的ではない
・人々の持つ価値観が切り替わるタイミング、それは技術の実現する利便性が人々の抱く不安を上回った瞬間である。
・本当に大きな成果を上げたいのであれば、真っ先に考えなければいけないのは今の自分が進んでいる道は「そもそも本当に進むべき道なのかどうか」で、時代の急速な変化によって、かつて自分が選んだ道が最適解ではなくなっているということは度々起こります。物事は惰性で進みがちで「どうすれば現状のやり方を効率化できるか」と考える前に、「今も本当にそれをやる価値があるのか」を優先して考える癖をつけるべきだ。
・大きなリターンを出すためには適切な時に適切な場所にいることが重要。短期間で大きな企業を作り上げた企業経営者にアウト、「世の中の流���を読み、今どの場所にいるのが最も有利なのかを適切に察知する能力」が高い。
・未来を先回りするために重要なことは3つある。まず、常に原理から考える思考法を身につけていること。そのシステムがどんな必要性を満たすために生まれたのかを考える必要がある。現在の景色だけを見て議論しても、それはただの「点」にすぎない。長期的な変化の「線」で考えなければ意味はない。
・物事がうまくいかない場合、パターンを認識するために必要な試行回数が足りない場合がほとんどで、サンプルが必要だと頭の中では分かりながらも、感情的な理由から十分な数が集まる前に諦めてしまう。目標の達成を阻んでいるのは、実の人間の感情とういうフィルターだったりする。もちろん人げである限り、この感情のゆらぎから逃れることはできないが、それでも1回1回の成否に一喜一憂せずに、パターンと確率が認識できるまで「実験」だと割り切って量をこなすことが重要。
・ロジカルシンキングには全ての情報を得ることができないという「情報」の壁と、意思決定者がもつ「リテラシー」の壁とういう二つの障壁が存在する。問題はその二つの壁を認識しないままに、自分たちに認識できる現実の範囲を「全体像」と捉えてしまうことです。ロジックを構築する土台となる材料自体が不正確さを含んでしまっているので、しばしば人間の将来に対する認識はあっさり裏切られてしまう。
・本当の意味で合理的な判断がしたいならば、非合理的なものを許容しなければいけない。将来的に新しい情報が得られるであろうことを考慮に入れた上で、一定の論理的な矛盾や不果実性をあえて許容しながら意思決定を行うことが、未来へ先回りするための近道だ。
・ロジックと結果は明らかに連動していないのに、全ての意思決定は常にロジックに依存して動いているというジレンマは様々な形で見られる。
・現在の認識でできそうに見えることは、将来の自分に取っては楽勝でできる可能性が高い。今できそうに思えることをし続けることは大きな機会損失とも言える。もっと高い目標を設定していけば、もっと遠くまでいけたから。
・リアルタイムの状況を見ると自分も含めて誰もがそうは思えないのだけれど、原理を突き詰めていくと必ずそうなるだろうという未来にこそ、投資をする必要がある。
・自分も他人もうまくいくと考えていた事業は失敗し、自分も含め全員が半信半疑である事業は成功した。
・周囲の人にもチャンスとわかるようなタイミングでは遅い。自分でも成功確率が5分というタイミングが本当の意味でのチャンスだ。周りの人たちが一度話しただけで理解できるようだったら、考え直すべき。
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未来に先回りする思考法
対比
過去➡点、現在のことしか考えることができなかった。
本書➡過去から未来までをつなぐ線として考える
過去➡受験などの自分の知性
本書➡外部にある知性を使いこなす
過去➡政府などが代わりにやっていた。
本書➡中抜きが起こってくる
①常に原理から考える(どんな必要性を満たすために)
②テクノロジーの現在地を知る(使える、ポテンシャルがわかる、なぜできたのか原理から理解している、作れる)
③タイミングを見極める
反常識
①リーンスタートアップはもう遅い。
➡資金面、技術面で参入の壁が低いため競争が激化するため
②テクノロジーは意思決定の省略はしてくれるが、優先順位は教えてくれない。
③人種や住んでいる地域に関わらず人間はパターンの塊
④今の時代に当たり前のものを疑うことができる能力
⑤境界が溶けていく。社員、国家
よのなかの流れを読み、今どの場所にいるべきかを常に考える
➡ハブ型社会から分散型社会へ
もはやITが企業家や投資家を置いてけぼりにし始めた
あらゆるものは無料に近づく
ハイパーコネクディビティ
全体像とは自分が認識できる範囲なので頼れない
進化のパターンを見極める
数字
変化スピード
①消費者 > 5倍 >法人
一段深く
すべては必然性から
必然性を満たすためにはどういうことが必要か、原理へ帰ること
どうしたら効率よくの前に今これをやる必要が本当にあるのか?
抽象化
①人間が目の前で起きている現象だけで新しいものを否定するパターン
②まだ実現すらしていない新しいテクノロジーに過度に期待するパターン
知る=体験すること
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●読むキッカケ
・原理原則について理解を深めたいなと思い
・小猿さんがブログを紹介していた際の、
著者の思考が面白いなあと思い
●サマリー
・表題にあるような、思考法のエッセンスを抽出出来た感が無い。
・どちらかと言うと、割りきったPDCAのような、今後のビジネスに必要な思考法に、
共感が働いた印象。
・それは、自分が将来を予測するということが出来ていないからかもしれない。
またなんかのタイミングで読み直すといいのかもなあ。
いずれにしても、将来を見通す・予測する力というのは、
今後とても必要不可欠になるので、
どこかにタイミングで明確に体得する必要がありそうだ。
●ネクストアクション
・特に無し
●メモ
・テクノロジーの本質は主に3つになる
−人間の機能を拡張すること
−人間自体を教育し始めること
−手のひらから宇宙へと広がっていくこと
・最近のブームである、ビッグデータ議論は、IOTによってデバイスがネットにつながったことに端を発する。
そして、そのブームの延長にあるのは、人間の意思決定の省力にある。
・今後自動化が進むかどうかを判断する切り口は、マニュアル化出来るかどうか
・成功を得るには、一回一回の成否に一喜一憂せず、
パターンと確率を認識できるまで実験と割りきって量をこなすことが重要
・PDCAを回すのには、ビジネスというフィールドが最も早くそれを行える
L恐らく、ビジネスの性質上顧客からのリアクションがすぐに手に入るから
L顧客にとって身を切る、金を払うという行為が発生するため
・既に到来する未来は決まっていて、個人にできるのは、その未来の到来を早めるということのみ。
という意味で、自分視点で何か新しいものを作ろうと言うよりは、
今後到来しうるものを予測して、それを誰よりも早く到来させるのが、
ビジネスチャンスのつかみかたとしては正しいことになる。
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佐藤航陽さんの哲学を知ることのできる本。
これは、現代の20代から40代の若い起業家達の最大公約数的な思想なのかもしれないと感じた。
私家版の参考文献(読んでる最中に思い出した本達)...
坂村『電脳都市』、キム『ブル一・オーシャン戦略』、リフキン『限界費用ゼロ社会』、アタリ『21世紀の歴史』、フロリダ『クリエイティブクラスの世紀』、川上『ルールを変える思考法』、ホーガン『星を継ぐ者シリーズ』、木暮『超入門 資本論』、ジョブス「スタンフォード大卒業式での演説」、松尾『人工知能は人間を超えるか』 士郎正宗の作品群 、西田『定性推論の諸相』、ケイン『内向型人間の時代』などなど
たしか野口悠紀雄さんが述べてことだが、書籍には、目次、序文、参考文献、あとがき、索引は必須だと思う。特に参考文献は欲しい。グーグルスカラーのトップページに書いてあるように「巨人の方の上に立つ」っていることを忘れてはいけない。