グリーン調達について
購入先様とともに環境貢献活動を拡大
パナソニックグループは、1999年3月10日に「グリーン調達基準書」を発行し、環境負荷低減に意欲的な購入先様との取引を推進してきました。
そしてパナソニックグループは、2010年、全従業員が実践する環境行動計画「グリーンプラン2018」を策定しました。パナソニックグループの事業活動と密接な関係を持つ購入先様・物流パートナー様(以降、パートナー様と記す)をはじめとするさまざまなステークホルダーと協働して、自社の枠を超えて、CO2削減、資源循環、水や生物多様性の保全、化学物質による人や環境への影響低減、といったグローバルな環境課題に対する取り組みを加速しています。
パナソニックグループは、「より良いくらし」と「持続可能な地球環境」の両立に向け、長期環境ビジョン「Panasonic GREEN IMPACT」を掲げ、2030年までに自社の事業に伴うCO2排出量を実質ゼロに、また2050年に向けては、現時点の全世界の排出総量約330億トンの「約1%」にあたる3億トン以上の削減貢献インパクト※の創出を目指し、事業活動に取り組んでいます。
※2019年 エネルギー起源CO2排出量 336億トン(出典:IEA) 3億トンは2020年の排出係数で算出
喫緊の課題である気候変動問題の解決に向けて、当社が持つ責務の大きさに向き合い、一つひとつの取り組み(ACT)の積み重ねによって、CO2排出量の削減に貢献する様々な活動のインパクトを拡げることで、社会と共にカーボンニュートラルを目指します。
パナソニックグループは、この「グリーン調達基準書」に基づき環境に配慮した調達活動を推進し、購入先様とともに地球環境保全に貢献していきたいと考えています。購入先様におかれましては、パナソニックグループグリーン調達活動への一層のご理解とご協力をお願いします。
(2022年10月)
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日本語版 |
英語版 |
中国語版 |
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グリーン調達基準書(第6.5版) |
環境負荷低減へのお願い
環境マネジメントシステムの構築
購入先様には、ISO14001の認証取得を基本とする環境マネジメントシステムの構築と維持向上をお願いします。
化学物質管理の徹底
購入先様には、最新の「化学物質管理ランク指針(製品版)」の順守、当社事業場が定めた最新の「製品に関する化学物質についての不使用保証書」の提出、当社「製品化学物質管理システム」へのデータ入力、「購入先環境品質保証体制監査」の受け入れなどをお願いします。
「化学物質管理ランク指針」について
当社は、製品に含有する化学物質や工場で使用する化学物質の安全性を考慮した利用を進めるため、1999年3月「化学物質管理ランク指針」を定めました。
また、製品に含有する化学物質の規制強化に対応するため、2004年11月「化学物質管理ランク指針」を製品版と工場版に分離しました。
「グリーン調達基準書」では、購入先様に「化学物質管理ランク指針(製品版)」の順守をお願いしています。
「化学物質管理ランク指針(製品版)」Ver.14(2023年3月1日発行、2023年4月1日施行)
「化学物質管理ランク指針(製品版)」は、当社が生産および販売する製品を構成する原材料、部品等に含有する化学物質(環境負荷物質)について、使用を禁止する物質、管理を必要とする物質を明確にし、当社内および購入先様に周知徹底し、製品の環境品質を向上させることを目的にしています。
なお、「化学物質管理ランク指針(製品版)」で定めている「禁止物質」および「管理物質」の対象化学物質は、chemSHERPA管理対象物質に相当します。chemSHERPA管理対象物質および解説は、以下のchemSHERPAホームページ(トップページ→データ作成支援(ツール等))に掲載された chemSHERPAデータ作成支援ツール(最新版)に同梱の説明書をご参照下さい。
「化学物質管理ランク指針(製品版)」と関連文書は、以下よりダウンロードいただけます。
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日本語版 |
英語版 |
中国語版 |
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化学物質管理ランク指針(製品版)Ver.14 |
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ランク指針Ver.14の改定の概要 |
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EU RoHS指令 適用除外6(a)-I, 6(b)-I, 6(b)-II, 6(c) 該当製品の代替の継続検討のお願い(2021.12.15) |
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PFAS(有機フッ素化合物)の調査に関するご協力お願い(2023.5.19) |
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EUオゾン層破壊物質規則とフッ素化温室効果ガス規則改正についてのご連絡(2024.4.10) |
※「EU RoHS指令 除外項目一覧表」、「EU ELV指令 除外項目一覧表」、「禁止物質の管理値」は、「ランク指針」の中に、付属書としてまとめています。
「化学物質管理ランク指針(工場版)」 (2024年4月8日改定)
「化学物質管理ランク指針(工場版)」は、工場で用いる生産活動を営む上で、環境への影響が懸念される化学物質の使用禁止や使用量あるいは排出移動量の削減に取り組むための指針です。購入先様には禁止や削減対象の化学物質を含まない副資材(薬品、溶剤、ガス、他)などのご提案をお願いします。
「化学物質管理ランク指針(工場版)」と関連文書は、以下よりダウンロードいただけます。
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日本語版 |
英語版 |
中国語版 |
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化学物質管理ランク指針(工場版)Ver7.1 |
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化学物質管理ランク指針(工場版)化学物質リスト |
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簡易検索ツール |
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化学物質管理ランク指針(工場版) |
「製品化学物質管理システム」
当社の「製品化学物質管理システム」は2004年より運用を開始し、納入いただく資材(原材料、部品、買入商品)に含まれる化学物質含有データを購入先様に入力いただいています。
購入先様には、本システムへの入力をお願いします。
また、本システムの利用には、ユーザー登録が必要です。利用申込みは、取引事業場へお問い合わせください。
温室効果ガス排出量の削減
当社は、温室効果ガス(GHG)排出量削減効果の高い資材を優先的に採用します。
購入先様には、GHG排出量削減効果の高い資材の提供をお願いします。
資源循環の推進
当社は、当社が推進する資源を有効活用する循環型モノづくりに貢献する資材を優先的に採用します。
購入先様には、循環型モノづくりに貢献する資材の提供をお願いします。
水循環の推進
当社は、当社が推進する水循環に貢献する資材を優先的に採用します。
購入先様には、水循環の推進に貢献する資材の提供をお願いします。
生物多様性保全
当社は、生物多様性保全に貢献する資材を優先的に採用します。
購入先様には、生物多様性に貢献する資材の提供をお願いします。
また、パナソニックグループはWWF(世界自然保護基金)ジャパンと協議を重ね、生物多様性の保全と持続可能な利用をめざした「木材グリーン調達ガイドライン」を策定し、2010年2月に運用を開始しました。
調達する木材を環境と社会性の視点で3つの区分にわけ、優先調達に努めるもの(区分1)、調達適合とするもの(区分2)、調達排除に努めるもの(区分3)を明確にしてグリーン調達を推進しています。
「木材グリーン調達ガイドライン」は、以下よりダウンロードいただけます。
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日本語版 |
英語版 |
中国語版 |
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木材グリーン調達ガイドライン |
コラボレーションによる成果の共有
当社は、調達する資材に関し、購入先様とのコラボレーションによる環境負荷低減とコスト合理化の活動(ECO・VC活動)を推進します。
購入先様のご協力をお願いします。
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