ヒヨドリの群れ、本州目指す 松前町白神岬【松前】
【松前】渡り鳥の中継地となる本道最南端の松前町白神岬に本州を目指すヒヨドリの群れが押し寄せている。数百羽とも千羽ともいわれる群れが旋回を繰り返し、ハヤブサなどの捕食者から身を守るために海面ぎりぎりを飛行し、津軽半島へと向かっている。
白神岬と龍飛崎(青森県外ケ浜町)の間は約20キロ。例年10月中旬~11月中旬に越冬のため南下するヒヨドリの渡りが見られる。気象条件が整わなければ海を渡らずに上空を旋回するだけで戻っていくこともあるという。
白神岬展望広場では2日午前7時45分ごろから、いくつかの群れが本州へと向かった。高台の木々から鳴き声とともに現れたヒヨドリの群れはやがて大きな塊となって上空を覆い、海面近くに黒い線を引くように陸地を目指した。集まった野鳥愛好家や北海道まつまえ観光物産協会が主催した観光ツアー「松前まるごとアドベンチャー体験」の参加者からは自然の荘厳さに感嘆の声が上がった。
毎年ヒヨドリの渡りを楽しみにしているという町豊岡のリフォーム業、菊池稔さん(71)は「必ず見ることができるものでもないし、ハヤブサが狙っていたり、飛び方が違ったりその時その時で異なる感動がある。今日の群れは大きかった」と話していた。
関連記事
のぼりべつクマ牧場で慰霊祭 好物供えしめやかに供養
のぼりべつクマ牧場(登別市登別温泉町)は7日、牧場で昨年11月から1年間に亡くなった飼育動物の慰霊祭を敷地内の獣魂碑で行い、職員ら約10人が手を合わせた。 。 獣魂碑を設立した1992年から...
苫小牧産ホッキ貝でおつまみ開発 「ホッキチー」販売開始 井原水産
留萌市の水産加工販売・井原水産(勝田恵介社長)は、苫小牧市の特産ホッキ貝を使ったおつまみ「ホッキチー」を開発した。苫小牧市のマルトマ苫小牧卸売(西田浩一社長)が協力。湯引きしたホッキを薫製し、チー...
2郵便局内に「まちの保健室」 コミナスが健康相談【更別】
郵便局を拠点にコミュニティナース(コミナス)が健康相談に応じる「まちの保健室」事業が、更別村内の2局でスタートする。事業主体の村と、協力するCNC(島根県、矢田明子代表)、日本郵便北海道支社(札...
ちびっ子真剣勝負 ランバイク大会【広尾】
ペダルのない幼児・児童向け2輪車・ランニングバイク(ランバイク)の「第5回エスポワールカップ」が3日、広尾町内のシーサイドパーク広尾で開かれた。 広尾を拠点とするランバイクチーム「チーム...
「mii」グッドデザイン賞 三好製作所の子ども弁当箱【室蘭】
食中毒対策/容量の調整可能 プラスチック製品成形加工の三好製作所(室蘭市本輪西町、魚戸一樹代表取締役社長)が手がける子ども向け弁当箱の「mii(ミィ)」が2024年度グッドデザイン賞(日本デザ...
CATEGORY記事カテゴリー
MEDIA参加新聞社
ARCHIVE月別記事リスト
RANKINGアクセスランキング
- 週間アクセス
- 月間アクセス
-
1
コスプレフェスタ開幕 キャラに成り切り撮影や交流 苫小牧
2旧狩勝牧場再生へCF 返礼はソフト食べ放題やツアー 北広牧場【新得】
3鶴間市長が初登庁 駅高架化は再検討へ【釧路市】
4ヒヨドリの群れ、本州目指す 松前町白神岬【松前】
5道央大会「頑張る」 えりも岬ウインディーズバレー 大西町長らに出場報告【えりも】
-
1
高校で卒業式、1623人が門出の日【釧路管内】
2タイ国鉄車両工場長 シンハカーンさん キハ183系を見学 安平
3昔風の純喫茶復活 マリー・ギャルソン17日営業再開【釧路市】
4夕焼けに伸びる長い尾 紫金山・アトラス彗星 網走でも観測
5「ぽん・ぽんゆ」プレオープン 日帰り入浴23日までお得【標茶】