科学の不思議「すごい!」 23の実験や体験、環境科学館で祭典【室蘭】 | 北海道ニュースリンク

北海道ニュースリンクは北海道の参加新聞社がニュース・イベントを配信するサイトです

室蘭民報

科学の不思議「すごい!」 23の実験や体験、環境科学館で祭典【室蘭】

科学の不思議に驚きながら学ぶ子どもたち

 DENZAI環境科学館主催の「青少年のための科学の祭典室蘭大会2024」が8日、室蘭市本町の同館で開かれた。子どもたちがさまざまな実験を通し科学の不思議さを感じていた。

 子どもに実験やものづくりを体験し、科学への興味・関心を持ってもらう狙いで開催。胆振管内の中学や高校、大学、企業、団体などが出展し、「不思議なシャボン玉」「ペットボトルで糸をつくろう」など23の実験や体験ブースが集まった。

 室蘭工業大学電子物性研究室の「マイナス196度の液体窒素で体験する科学の不思議」では、花や風船を液体窒素の中に入れて凍結。また高温超伝導体の塊を冷却し超伝導状態にし、磁石の上にそっと乗せると浮き上がった状態になった。子どもたちは「すごい」「どうして」と驚いていた。

 室蘭栄高校総合理系研究部による、ゆっくり触るとドロドロなのに、素早くたたくと固くなる「ダイラタンシー現象」を体験した海陽小4年の足立輝成さん。「液体に優しく触ると柔らかく、強く握ると固くなり、とても不思議だった。次は石けんからロウソクを作る体験をしたい」とブースを回っていた。

四季の星座、生解説 16日まで敬老の日特別投影

四季と星座の関係を紹介する未公開映像

 DENZAI環境科学館の敬老の日特別プログラム「プラネタリウムで四季の星座を」が10日、室蘭市本町の同館プラネタリウムで始まった。四季の星座の移り変わりを生解説付きで紹介し、シニア世代を中心に来館者を楽しませている。16日まで。

 敬老の日(16日)に合わせて、シニア世代にプラネタリウムをより一層楽しんでもらおうと、初めて企画した。

 初日のこの日は、同館のベテランスタッフ・山田清滋さんの案内で進行。山田さんは、地球に四季が起こる仕組みについて「自転する地球が自転軸を傾けながら、1年かけて太陽の周りを公転しているために起きる」と説明。夜空に見える星座も四季によって変わるとし、その移り変わりをドームに投影して表現した。紹介映像は未公開のものを使用した。

 山田さんは最後に「家の周りで夜空を見上げ、それを繰り返すことで四季の移ろいを感じてみてはどうか」と来館者に提案した。

 期間中は、毎日午後1時半の回で特別プログラムを実施中。山田さんは「分かりやすくきれいな映像で案内します。多くの方々に楽しんでほしい」と呼びかけた。

関連記事

室蘭民報

古来の美しさ見て 染織作家・木村さん喜寿記念、20日から市民美術館で艸滴..

 室蘭市港北町の草木和染め・手織りつむぎ作家の木村みちよさん(77)が代表を務める艸滴(そうてき)工房が20~23日の3日間、「草木和染 艸滴展 染織作家・木村みちよ喜寿記念展」を幸町の市民美術...

室蘭民報

四季の野鳥、かれん みたら室蘭で写真展、熊谷さん「身近な自然、再認識を」..

 室蘭市の野鳥写真家熊谷勝さん(66)と室蘭、登別在住の写真愛好家による写真展「野の鳥の四季」が15日、室蘭市祝津町の道の駅「カナスチールみたら室蘭」で始まった。熊谷さんら8人が撮影した季節ごと...

室蘭民報

幻想的な空間、膨らむ想像力 彫刻家・渡辺さん展覧会、ライブコンサート盛況..

 伊達市出身の彫刻家・渡辺元佳さんの大型作品「インフレータブルシリーズ」などを並べた展覧会は最終日の16日夜、ライブコンサートを行った。会場のだて歴史の杜カルチャーセンターは、幻想的な雰囲気の中...

室蘭民報

「サンライバを駆け上がれ」 29日ヒルクライムレース、明日生徒が企画・運..

 サンライバを駆け上がろう-。登別明日中等教育学校主催のヒルクライムレース「登別市スポーツ協会創立70周年記念クライム・ア・マウンテン・チャレンジ」が29日、カルルス町のカルルス温泉サンライバス...

十勝毎日新聞

「牛とろ丼」笑顔の味 十勝スロウフードで「祭り」【清水】

 牛とろフレークで知られる十勝スロウフード(清水町、山本英明社長)の「牛とろ祭り」が16日、清水町御影の本社前で行われた。9月(ギュウ)16日(トロ)の「牛とろの日」に合わせて初開催。先着10...

CATEGORY記事カテゴリー

MEDIA参加新聞社

ARCHIVE月別記事リスト

RANKINGアクセスランキング

  • 週間アクセス
  • 月間アクセス