赤い羽根募金ピンバッジ絵柄決定 初の一般公募 苫小牧 | 北海道ニュースリンク

北海道ニュースリンクは北海道の参加新聞社がニュース・イベントを配信するサイトです

苫小牧民報

赤い羽根募金ピンバッジ絵柄決定 初の一般公募 苫小牧

苫小牧市共同募金委員会(事務局・市社会福祉協議会)は、2024年度の赤い羽根共同募金ピンバッジのデザインを決めた。初の一般公募に寄せられた12点の中から、札幌市立大学デザイン学部の髙橋こはくさん(21)=弥生町=と、イラストレーター村田なちこさん(44)=沼ノ端中央=の作品を選んだ。まちのシンボルであるハクチョウや市の公式キャラクター「とまチョップ」をモチーフにした2人のデザインが採用されたピンバッジは6月ごろから、市社協や市役所などで1個500円で頒布予定だ。

自ら手掛けたバッジのデザイン画を手にする村田さん(左)と髙橋さん

 髙橋さんは2羽のハクチョウが首でハートの形をつくり、その中心に2枚の赤い羽根を重ねることで、人と人のつながりを表現した。背後に樽前山を配置した、青が基調の爽やかな色合いとなっている。

 大学でデザインを学ぶ髙橋さんは制作当初から、市の鳥・ハクチョウを軸とした苫小牧らしい絵をイメージ。自身のデザインを多くの人に見てもらえることが「素直にうれしい」と話す。

 村田さんは、赤い羽根に乗って空を飛ぶとまチョップを描いた。「自然の豊かさと工業が盛んな苫小牧の特徴を表現した」と言い、赤と白の煙突と緑の木々も配置。老若男女に親しまれるようなポップで明るいデザインに仕上げた。

 以前から赤い羽根共同募金のピンバッジに関心があり、「いつか自分の絵がピンバッジに採用されたらいいな」と考えていたという。「念願がかない、とてもうれしい。助け合いや思いやりの心が広がれば」と笑顔を見せた。

 同委員会は2014年度から寄付金付きピンバッジを作成し、500円の寄付につき1個頒布している。これまでは同委員会などからの依頼で苫小牧南高校の生徒がデザインしてきたがより多くのアイデアを―と今年2~3月、初めて一般公募した。

 22日に市民活動センターで行われた表彰式で、渡辺敏明委員長は「道内市町村でさまざまなデザインがあるが、その中でもかわいらしい」と満足そうだった。

関連記事

苫小牧民報

施設利用者ら大喜び ノースサファリサッポロ移動動物園 苫小牧のライフウィング

苫小牧市植苗の障害者支援施設ライフウィングで18日、ノースサファリサッポロ(札幌)による移動動物園が開かれた。ウサギやヤギなどの登場に、施設利用者らは大喜び。餌をあげたり、毛をなでたりしながら生き...

苫小牧民報

ナチュの森「縄文展」2万人達成 札幌の会社員に記念品 白老

ナチュラルサイエンス(東京)が白老町虎杖浜で運営する庭園施設ナチュの森の敷地内で開いている企画展「ナチュの森で縄文にであう展」の入場者が17日、2万人に達した。札幌市東区の会社員、蛯子和成さん(3...

十勝毎日新聞

林業体験に空間型VR 道が清陵高で出前授業「現場にいるよう」【幕別】

 道は18日、幕別清陵高校(小島政裕校長)で、2年生約100人を対象に空間型VR(仮想現実)を使った林業体験授業を行った。教育機関で空間型VRを活用するのは全国初という。教室の正面だけではなく、左...

十勝毎日新聞

ナガイモ使った麩とまんじゅう 消費者に十勝・帯広を伝えたい【帯広】

 JA帯広かわにし(有塚利宣組合長)は、約30年ぶりに加工食品の販売を始めた。特産のナガイモや小豆を使った味わい深い麩(ふ)とまんじゅうの2商品。市内のAコープ川西店やJR帯広駅とかち物産センタ...

十勝毎日新聞

デントコーン バリバリ収穫 収量増見込む【大樹】

 十勝管内で飼料用トウモロコシ(デントコーン)の収穫が最盛期を迎えている。大樹町では9月初旬から始まり、ハーベスターとトラックが広い畑を並走しながら、バリバリという音とともに豪快に刈り取っている...

CATEGORY記事カテゴリー

MEDIA参加新聞社

ARCHIVE月別記事リスト

RANKINGアクセスランキング

  • 週間アクセス
  • 月間アクセス