私は上の子が3歳頃は1年に60冊超、平均すると1か月あたり5冊くらい本を読んでいました。
あの頃は手当たり次第に本を読んでいたので、よくハズレな本にあたり時間を無駄にしていました。
読むタイミングが遅くてせっかくいい内容を知ったのに使えなくて後悔した本もあります。
なので、最近下の子のために読んだ本を含め、子どもが3歳以前の小さいうちに読むのがおすすめな本を紹介します。
上からおすすめな順にしてあります。
育児書を読むならまずはこれ!『子育てハッピーアドバイス』
マンガと文章がほどよく配置されていて、産後の忙しい時でも読みやすい育児書です。
1人目の育児で産後うつになったときに勧められて読み、目からウロコと涙がポロポロ落ちました。
シリーズ累計500万部を超えるロングセラーで、現在は『子育てハッピーアドバイス』1~3のほか、18冊出ています。
当初は1巻から順に読みましたが、今から読むなら心の子育て決定版とされる『0~3歳のこれで安心 子育てハッピーアドバイス』がおすすめです。
子育ての思い込みや不安がほぐれて、本当に心が楽になった本です。
子どもが好きそうな本が良いとリクエストのあった友達への出産祝いにも、一緒に入れたくらいです。
今は図書館に置いてあることも多いので、ぜひぜひ読んでみてください。
声かけの種類を増やせる『自分でできる子に育つほめ方叱り方』
私の子育ての目標である「自分で生きていける子(=自分でできる子)に育てること」に役立つ内容の本でした。
何気なく口から出ている「偉い」「上手」「凄い」などのおざなりな褒め言葉をやめ、成果よりもプロセス(努力、姿勢、やり方)を褒めたり、具体的に褒めたり、子どもがどう感じたかを聞いたりするのがよい書かれています。
ケースごとにどういう声かけが望ましいかもたくさん載っているので、読んだらすぐに実践できます。
上の子はスムーズに生かせたのですが、下の子はおざなり褒めを避けると「私かわいい?」「どう?かっこいい?」「上手?」とか聞いてきます…なるべく具体的に褒めるように心がけているところです。
私が昔読んだ後、リニューアルして題名が『モンテッソーリ教育・レッジョ・エミリア教育を知り尽くしたオックスフォード児童発達学博士が語る自分でできる子に育つ ほめ方 叱り方 特別動画付き』という長いものになっています。リニューアル後の本もざっと読みましたが最後に特典が付いた以外、内容は変わっていなそうでした。
今どきの早期教育!『子どもの才能を最大限伸ばす子育て』
4人のお子さんを東大理Ⅲに合格させた通称「佐藤ママ」と、オリンピックで金メダルをとった内村航平さんのママの子育てが紹介されているのが『子どもの才能を最大限伸ばす子育て』です。
母親業を女優業と捉えて「見せたい親像を子供に見せる」とか、色々な興味深い考え方が載っています。
周りに協調するよりも子供優先、自分の子供に最適な方法を考えて実践することが何よりも子どもを伸ばすなど、なるほどと思いました。PTAやママ友は優先順位を決めて割り切っても大丈夫というのは安心できる言葉でした。
また、早くから子供の勉強習慣をつけさせることが大切という点は2人のママの一致した見解でした。「佐藤ママ」はなんと1歳から公文を解かせていたみたい!
読んだ当初はまだ幼稚園生で早いかなぁと思っていたけれど、上の子の勉強習慣付けを頑張ってみた結果、現在の勉強習慣に満足しています。
男の子の一生を決める 0歳から6歳までの育て方
うちは上の子が男の子なのでためになりました。『男の子の一生を決める 0歳から6歳までの育て方』は、ざっと目を通しておくと男の子の子育てが楽になる本です。
マンガ化された本と文字の書籍の両方を読んだところ、内容は一緒でマンガ版の方がまとまりがあって読みやすい印象だったのでマンガ版の方がおすすめです。
幼稚園で我慢することが増えたからか、ちょっとしたことで大泣きしたりして言うことを聞かせようとする息子に実践したりしました。
女の子の一生を決める 0歳から6歳までの育て方
『男の子の一生を決める 0歳から6歳までの育て方』の女の子版です。
女の子に特化して書かれてはいますが…あまり女の子特有ではない気がします。
うちではこの本で「女の子は」と書かれている部分は息子に該当する部分が多く、娘に該当する部分が少なかったです。
男女を考えて女の子のために読むよりは、子どもの育て方の本として読む方がおすすめです。
3大早期教育本
色々な早期教育の方式があり、アドラー心理学、モンテッソーリ教育、シュタイナー教育の3つの育児本も多くあります。
それぞれ全くと言っていいほど方針が異なっています。
私が主に取り入れたのはアドラーです。
色々読んでからどの方式をメインにするか決めるのがおすすめです。
アドラー博士が教える「話を聞ける子」が育つ魔法のひと言
アドラーの思想を取り入れた、読みやすい育児書に『アドラー博士が教える「話を聞ける子」が育つ魔法のひと言』があります。
ケース別にどういう言葉が「魔法のひと言」になるか、子供から返ってきた返答にどのように返答したらいいのかなどが書いてあり分かりやすいです。
例えば、子供と約束するときは、子どもが納得したものにしようとか。その際は「何時からする?」「何分くらいかな?」など具体的に決めさせると良いようです。守れなかった時のルール決めや、時間を過ぎた時の「もう〇時になっているよ」といった具体的な声かけなども載っていました。
ちなみに、あきらかに屁理屈を言うようなときは「本当に分からないかな?」「よく考えて、それでもわからなかったらもう一回言ってね」などとして放っといた方が良いとかもありました。
「褒めたり叱ったりはしない方が良い」というアドラーの方針が理解できる『嫌われる勇気』もおすすめです。勉強をさせようとする親をぶった切るこんな文もあります。
世の親たちは、頻繁に「あなたのためを思って」という言葉を使います。しかし、親たちは明らかに自分の目的ーそれは世間体や見栄かもしれませんし、支配欲かもしれませんーを満たすために動いています。つまり、「あなたのため」ではなく「わたしのため」であり、その欺瞞を察知するからこそ、子どもは反発するのです。
『嫌われる勇気』P141~P142
『嫌われる勇気』は育児書ではありませんが、子育てについてもけっこう言及しています。
その他、アドラーについてもう少し知りたいときは、育児に関係ありそうなアドラーの言葉をピックアップして注釈をつけた感じの『子どもをのばすアドラーの言葉』もおすすめです。
0〜3歳までの実践版モンテッソーリ教育で才能をぐんぐん伸ばす!
下の子のために3歳頃に読んだのですが、『0~3歳までの実践版 モンテッソーリ教育で才能をぐんぐん伸ばす!』はもっと早く…遅くとも2歳には読んでおきたかった本です。
初めにモンテッソーリ教育の概念がまとまっていて、その後0~1歳、1~2歳、2~3歳と年齢に応じたノウハウが載っています。
2~3歳のノウハウは幼稚園生活に慣れるための方法がメインでした。
もっと年齢の小さい子向けには昔モンテッソーリの体験に行ったときに見たようなおもちゃの作り方や紹介が沢山載っています。
モンテッソーリ系の育児書は上の子の時は4歳ごろ『モンテッソーリ教育は子を育てる、親を育てる お母さんの「敏感期」 』という本を読んで遅すぎたと後悔した経験もあります。
モンテッソーリ系の本はとにかく小さい頃、2歳より前に読むのがおすすめです。
3歳頃から取り入れるなら『0~6歳までに一生を支える力を育む モンテッソーリ子育て15か条』という本が綺麗にまとまっています。
例えば失敗についてなら「こぼれちゃったね」のように淡々と言葉にし、「こうやっておけばよかったね」と訂正方法を提示し、「お母さんも~」など大人の失敗についても話すといった感じ。
モンテッソーリ系は環境による教育であること誤りを訂正するコツなど、書かれ方が分かりやすいです。
シュタイナーが教えてくれた心で感じる幸せな子育て
本格的になるとシュタイナーも難しそうですが『シュタイナーが教えてくれた心で感じる幸せな子育て』は特に難しい感じはなく、早期教育は良くない的な内容もありました。
一番印象に残ったのは読み聞かせについての内容で、お話をただ読むのではなく、微に入り細に入り読み手が補完して丁寧に話を作り上げていくのが良いようです。
子供が想像力を膨らませていくらしいです。
他にも何冊かシュタイナー系の本を読んだのですが8年前は難しい本が多く、最近は本屋さんにめぼしいシュタイナー系の本はなかったです。他の2種類に比べて家で取り入れにくいからかもしれません。
私は子どもが2~4歳くらいの頃、よく一緒にお菓子作りをしていました。
11歳になった息子が「昔はよくお母さんとお菓子作ってたよねー。」と言っていたので、思い出としてしっかり残っているようです。⇒2歳児と一緒に作れるかんたん型抜きクッキー
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