【巨人】ドラ7広島新庄・花田侑樹、支配下最下位から下克上だ「上の人たちよりも努力して活躍したい」
巨人からドラフト7位指名を受けた広島新庄高の花田侑樹投手(18)が16日、広島市内のホテルで仮契約を結んだ。契約金2500万円、年俸500万円(金額はいずれも推定)。背番号は未定。広島・北広島町出身初のプロ野球選手となった右腕は「これからしっかりプロの世界で頑張っていかないといけないなという気持ちです」と気を引き締めた。
最速146キロの直球のキレと制球が武器。水野スカウト部長は「甲子園で活躍したピッチャーに負けないように。ライバルがいるというのは励みになって、お互いが上に上がっていける近道だと思う。そんなふうに頑張ってほしい」と、同期で同じ高校生の東海大相模・石田、明徳義塾・代木との相乗効果を期待した。18年ドラフトで球団の支配下最下位の6位で入団した戸郷も、今ではローテの一角を担っている。最下位指名から下克上を狙う右腕は「入団したらライバルになると思うので、負けないように強い気持ちを持っていきたい。一番下からのスタートなので、上の人たちよりも努力して活躍したい」と力強く言い切った。
まずは体づくりに励み、1日も早い1軍デビューを目指す。チームのエース・菅野を目標に掲げ「試合を作れる、できるだけ失点を少なくしていける投手が理想。けがをせず、長く活躍できるような選手になりたい」。近未来のエースを目指すルーキーが、新たなスタートラインに立った。(灰原 万由)
◆花田 侑樹(はなだ・ゆうき)2003年6月25日、広島・北広島町生まれ。18歳。八重東小1年から千代田ファイターズで野球を始め、6年時にカープジュニアに選出された。千代田中時代は府中広島2000ヤングで投手。3年時にジャイアンツカップに出場した経歴を持つ。広島新庄では1年春から背番号15でベンチ入りし、3年時は春夏連続で甲子園に出場。180センチ、72キロ。右投左打。