【レビュー】FUJIFILM X-T2は万能かつコンパクトでおしゃれなカメラ【半年使用】

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富士フイルム

富士フイルムX-T2を半年使ってみて分かったこと【レビュー】

富士フイルムX-T2を悩んで悩んで購入してから半年が経ちました。

この記事は、X-T2を使っていて感じた使い勝手や機能について、子育て世代の私の目線でのレビューになります

結論から言うとやっぱり富士フイルム最高!ってなりましたし、買って良かったですね。

また、富士フイルムのカメラが欲しくてX-T2を検討している方は、X-Pro2やX-T20も(X-H1も)気になるかと思います。

半年使った今、他の機種と比較して私がどう思っているかも書いてみましたので参考にして頂けると幸いです。

X-T2を子育て世代の目線で使って感じた良い所

富士フイルム全般の感想についても書いておきます。

とにかく「色」が良い

X-T2に限らず、富士フイルムはすごく発色が良いです。

その大きな理由が富士フイルム独自のフィルムシミュレーションでしょう。

特に子どもの肌色木の緑色や空の青色の発色は他のメーカーと比較しても際立っています。

ほぼしゅ~
普段は「アスティア」がメインで、顔アップで肌をキレイに見せたい時は「PRO Neg.Std」スナップなど雰囲気重視の時は「クラシッククローム」。他はその時の気分で変えています

もちろん色は好みもありますが、大抵の方は写真を見て「いいね!」と感じるはず。

この「いいね!」に仕上げるのが、フイルムメーカーとして培ってきた富士フイルムのノウハウなんでしょうね。

この富士フイルムの色に慣れると他のカメラは買わなくて良いかなと思ってきます(買うかも知れないけど…)

富士フイルムのフィルムシミュレーションとjpeg撮って出しについて。

高感度のノイズがキレイ

富士フイルムのカメラはAPS-Cという大きさのセンサーを積んでいますが、一眼レフの上位機で使われているフルサイズのセンサーよりも一回り小さく、写真にノイズが出やすくなります。

ただ、同じ大きさのセンサーを積んだ他のメーカーと比較するととてもキレイです。

ほぼしゅ~
なんというか、自然なノイズの乗りかたをするんですよね~

X-T2に限らず、同世代のセンサーを積んでいるカメラ(X-Pro2、X-E3、X-T20など)の特徴としては明るい場所ならISO感度を積極的に上げてもあまり気にならない傾向にあります。

逆に暗い場所での撮影では同じISO感度でも結構ノイズが乗っている写真が多いです。

個人的にはISO感度12800で撮った写真でも拡大して見たりしない限りは破綻していない写りをしていると感じています。(人によっては6400が限界と感じる人もいるでしょう)

防塵・防滴・耐低温製のボディの安心感

私は長野県に住んでいるので、冬は雪が降りますし、温度も最高気温が氷点下なこともザラです。

今まではそんな時期にカメラを持ち出して壊れたらどうしよう…という思いがあってなかなか持ち出す機会がありませんでした(寒い日は部屋の中でも挙動おかしいカメラもあったな…)

雨の日や砂埃が舞っている時でもちょっとカメラ持ち出して写真撮ろうかな、と思うだけでも買った価値はありましたね。

テーマパークなどで水やミストが飛んでくる場面でも安心。アンパンマンも安心ですね(何が)

過信は禁物ですが、この安心感は何者にも代えがたいものがあります。

フィルムシミュレーションで撮る動画に感動する

当たり前かもしれませんが、写真と同じ色を動画でも撮影できます。

これがすごく良いんです!控えめに言って感動します!

家に4Kテレビ無いのと容量デカいのを気にしてほとんどフルHDで撮影していますが、それでも家のテレビで見るのは格別。

是非動画を撮って同じ感動を味わって欲しいですね。

3軸チルト液晶が地味に便利

子どもを撮るときは自然と縦構図+ローアングルで撮影する機会が多くなるのでチルト液晶が重宝します。

今までのカメラですと、ローアングルでの縦構図の写真を撮るにはしっかりしゃがむ必要がありましたが、X-T2なら簡単に撮れるのが良いですね。

直感的な操作が楽しい

レンズや軍艦部に絞りやシャッタースピードなどの基本的な設定を変更するダイヤルが付いているので、ファインダーを覗きながらも設定を簡単に変えられます。

また、フォーカスレバーを使用する事でピント位置の微調整も簡単にできます。

逆にX-T2使っていてちょっとイマイチかな~と思う所

致命的な欠点という言う程では無いのですが、人によってはストレスに感じるかな~という部分を正直に書いてみました。

顔認識や瞳AFは参考程度に思った方が良い

X-T2には顔全体や瞳にピントが合う機能があります。

子どもをサッと撮りたい時にはとても便利なんですが、絞り開放(F値を一番小さく)にして撮って後で見返すとアレ?いまいちピント合ってない?という場面も多いです。

ほぼしゅ~
子どもの場合は前後左右にちょこちょこ動いて止まらないのが大きな理由な気もしますが…

大事な場面では顔認識、特に瞳AFをあまり過信しない方が良いかもしれません。

バッテリーの減りが早い

ミラーレスは電池の減りが早い。

これは買う前に色々な所で書かれているので覚悟はしていましたが、想像していたよりも早く電池の容量が無くなります

バッテリーの消耗を減らす為、動く被写体を撮る時以外はブーストモードは極力使わない様にしています。

予備の電池を最低でも1個、撮影時間が長い方なら2つは持っておいた方が良いですね。

あまり動画を撮らない方なら純正は価格が高いのでサードパーティ製を買うのも選択肢の1つです。

▼純正とサードパーティ製のバッテリーの動画の比較記事▼

蛍光灯の下でのホワイトバランス

富士フイルムのホワイトバランスは基本オートのままでも十分優秀だと感じていますが、屋内の蛍光灯の下での撮影だと細かく調整したくなります。

ホワイトバランスの蛍光灯の種類だけでも3種類ある事から、富士フイルムもその点は良く分かっているはず。

この3種類から選んでも結局最適な色にする為にさらに調整するので、オートでもう少し何とかしてくれると嬉しいですね。

言うだけ言いましたが、蛍光灯のホワイトバランスはどこのメーカーでも最適なものにするのは難しい気がします。

ほぼしゅ~
設定を保存しておくかストロボ焚けって言われればそれまでなんですけどね…

測光ダイヤルとドライブダイヤル回しずらい問題

測光ダイヤルはシャッタースピードダイヤルの下、ドライブダイアル(動画や連写速度などの切替ダイヤル)はISO感度ダイヤルの下にあるんですが、これが非常に回しにくい!

私の指が太いのもあるかも知れませんが、ダイヤルの爪が小さく、特に測光ダイヤルは電源レバーにも近いので干渉しやすいんです。

少なくともファインダーを見ながら切り替えるのは至難の業

ほぼしゅ~
逆光の撮影でもない限りあまり切替ないって言わればそれまでなんですけどね…

ドライブダイヤルも動画を撮ってすぐに写真を撮影したい!という時に機敏な操作が出来ないので最悪シャッターチャンスを逃します。

ここはもう少し改善して欲しいかな~と思います。

レンズによってはグリップが心許ないかも

私は軽くてコンパクトなレンズを使う事が多いので、そのままの状態で全く問題なく使う事が出来ています。

ただ、望遠のXF50-140mmやXF100-400mmなどの大砲レンズを手持ちで撮影する様な方にはそのままのグリップだと厳しいので、メタルハンドグリップをおすすめしたいですがこの製品、純正だと地味に高いです。

ほぼしゅ~
最初からもっとグリップ厚くしといてよ!という人も多いかも

 

私が今まで装着した中だとXF90mm(540g)辺りまでならX-T2を含めて1kgほどなので、そのままのグリップでも行けるかなという感じ(この辺は人によると思いますのであくまでも参考ですが)

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X-Pro2と比較して悩む方へ

フラッグシップ機の一角、X-Pro2と悩む方も多いのではないでしょうか。

私も最後の最後まで悩みましたが、今思うのは悩む人はX-Pro2を買った方が良いかもという事。

ほぼしゅ~
なぜならX-Pro2(もしくはX100F)がイケメン過ぎて結局欲しくなるから。笑

もう一台カメラを持ってればX-Pro2もアリ

もしカメラを一台だけを所有するなら万能なX-T2で間違いないです。

私もX-T2より先にX70を購入していたら(X70はとても便利なカメラなので)X-Pro2を購入していた気がします。

周りのX-Pro2ユーザーさんを見ても、他にメインカメラ(一眼レフなど)やサブカメラ(コンデジなど)を所有している方が多い気がします。

ほぼしゅ~
他にカメラある分、X-Pro2を割り切って使う事が出来ている部分もあるのかなと

▼X-T2を購入する前にX-Pro2とさんざん悩んでた記事はこちら▼

X-T20と比較して悩む方へ

X-T2の弟分、X-T20も良いカメラです。

殆どの方はX-T20で十分満足できるカメラです

細かい使い勝手の部分でフラッグシップ機のX-T2、普及機のX-T20として違いはありますが、撮れる写真は基本変わりません

なのでその分小さくて軽くて安いX-T20の方が万人、特に女性や初心者の方にオススメ出来ます。

それでも私がX-T2を使うのはその細かい部分での安心感ですね、やっぱりX-T2はフラッグシップだけの事はあります。

▼実際にX-T20と一緒に使ってみた記事はこちら▼

X-T2の購入を検討する方はX-E3と比較しないかも知れませんが、小さくて軽いカメラを重視するならX-E3もおすすめですよ~。

X-H1と比較して悩む方へ

X-T2を検討する方は「X-H1」が気になるでしょう。

ボディ内手振れ補正が必要なければX-T2を買ってよし

X-H1にはボディ内手振れ補正が付いています。

動画を撮る方にはボディ内手振れ補正があることでブレの少ない映像を撮る事が出来ます。

また、写真においてもレンズの種類に関わらず手振れ補正が使えるので魅力的です。

「どうしてもボディ内手振れ補正が欲しい!」と言う方以外はX-T2を工夫して使う事でなんとかなるかと思ってます。

▼詳しくはこちらでまとめてありますので良かったらご覧ください。▼

X-T2はこんな方にオススメ!まとめ

こんな方にオススメ!

  • 寒い場所での撮影やカメラが濡れそうな場面でも使いたい人
  • 三軸チルト液晶やロック機構などの使い勝手の良さを重視したい人
  • どちらかというとズームレンズや望遠レンズなどの長くて重めのレンズを使いたいと思っている人
  • デジタル一眼レフ機から乗り換えたいと思っている人

防塵・防滴や耐低温性などの機能や連写速度などの性能の良さ、使い勝手や信頼性で選ぶならX-T2は一つの選択肢になります。

そこにあまり魅力を感じないなら他のカメラを検討しても良いと思います。

X-Pro2、X-T20、X-E3も、とても良いカメラですから(たぶんX-H1も)

デジタル一眼レフをお使いの方なら、

エントリー機種からのステップアップとしてはもちろん、中級機や上級機からの乗り換えでも画質や性能で不安を感じる方は少ないのではないでしょうか。

ほぼしゅ~
最近は一眼レフ使っている人がソニーや富士フイルムのミラーレスの乗り換えている人も多いです

ほぼしゅふ的まとめ

写真を撮っていて楽しい!が味わえるのが富士フイルムのカメラです。

「どうしてもフルサイズの一眼がじゃなければイヤ!」という方以外には絶対におすすめしたいカメラです。

その中でもX-T2はオールラウンダーなカメラ

ほぼしゅ~
このカメラを買えばとりあえず後悔することはないはず!

コンパクトなボディに良くこれだけ詰め込んだなと感心します。

今なら大分値段も下がってきたので買うなら今ですよ!



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