今日のショートフィルムは、アメリカ郊外のダイナーを舞台にした「CLOSING TIME」です。
恋人と待ち合わせをしたダイナーに来た女性。店の中にはフードをかぶって背を向けて座っているお客が一人。ウェイトレスからもうすぐ閉店だと告げられるが、待ち合わせであることを告げる。ふと店内をみると、行方不明となった女性についての張り紙が…
Horror Short Filmと書かれている作品をみると、以前書いたようないわゆるジャンプスケアを狙った作品が多いように思います。最後におばけなのか、幽霊なのか、はたまた怪物なのか、よくわからないけど怖いもののけなのかが、ババーンと現れておしまいというパターンですね。もちろん、それはそれで見せ方の工夫がありおもしろいものも多いのですが、続けてみていると「あ、これもなのね…」と、ちょっと食傷気味になってしまうのも事実です。
さて、そんなときに観たのがこの「CLOSING TIME」でした。
ホラーといえばホラーなのかもしれませんが、どちらかというとサスペンス・スリラーというのがしっくりくるような気がします。おばけ、幽霊、怪物やよくわからないけど怖いもののけなんかは出てきませんし。なので、これらが出てくるホラーが苦手という人にもおすすめできる作品です。
YouTubeでBANされないためなのかもしれませんが、今までのものも含め、血がドバーっとでるような作品はほとんどありません。今回の作品もやろうと思えばもっと血がどドバーという演出にすることも可能だったと思いますが、そうしなかった(できなかった?)ことが、逆に作品にある種の上品さのようなものをあたえているようにも思いました。
私は特に、最後のオチからエンドロールのところの雰囲気が気に入りました。
冒頭のイラスト、いつものようにCopilotで作成したものですが…何持ってるんだ?よくわからん…