目次

観葉植物の基本の育て方と病害虫対策

基本のお手入れ

観葉植物には多種多様な種類が存在しています。それぞれの特性に合った管理方法が重要ですが、まずは、水やりや肥料の与え方、植え替えや剪定といった観葉植物のお手入れの基本を確認しましょう。なぜ行うのか、どのように行うのかを押さえることで、植物を上手に育てるのに役立ちます。

水やりの方法 <水やりのタイミングや頻度など 基本を理解し実践してみましょう!>
肥料の与え方 <肥料の種類や活力剤の違いなどを解説!>
植え替え方法 <植え替えの手順、適切な時期や注意点などを解説!>
剪定の方法 <剪定の種類や方法、注意点などを解説!>

病害虫によるトラブル・病気の症状

室内で育てる観葉植物は、一般的に病気にかかりにくいと言われていますが、カビなどの細菌によって被害に遭うことがあります。また、葉が変色していたり、萎れていたりする場合は、病気にかかっている可能性があります。病気の症状や対策、予防方法などを確認しましょう。

観葉植物に付着しやすい害虫と駆除方法 <害虫の種類や駆除方法をチェック!>
かかりやすい病気と対処法 <葉の変色や斑点などの症状が出たら こちらをチェック!>

エバーフレッシュの基礎知識

エバーフレッシュの原産地と育ち方

【原産地の気候】観葉植物の管理環境を原産地の気候に近づけることで、上手に育てることができます。
エバーフレッシュはマメ科コヨバ属の植物で、原産地は中南米、東南アジアといった熱帯雨林地域です。自生地の平均気温は約25℃と年間を通して高温多湿で、スコールが雨季に多く降るのが特徴です。そのため、エバーフレッシュは暑い夏の時期に特によく育ち、水をよく欲しがるので、水枯れに注意しながら育てていきましょう。

【エバーフレッシュの育ち方】
生長は早く、葉を広げながら上に向かって伸びていきます。葉が軽やかなので、室内に置いてもあまり圧迫感がありません。「休眠運動」といって葉が夕方以降になると閉じる性質があり、一日のうちに違った表情が楽しめます。自生地では材木で使用されるほど太く大きな幹になり、10mを超える巨木に生長します。鉢植えで育てれば、剪定や植え替えをすることで大きさは調整可能です。育つ環境が良いと、生育期の夏にクリームイエローのボンボンのような丸い花を咲かせます。花に栄養が取られてしまうため、鑑賞を楽しんだら早めに摘み取ってあげましょう。

エバーフレッシュの花言葉と風水効果

風水では「生気」のあるものが良いとされています。植物は、お花も含め、“生きているもの” つまり生気のあるもののことを言います。そのため、観葉植物そのものが運気を上げるアイテムです。どんな植物を選ぶか迷った際は、風水の効果を期待して植物を選ぶのもおすすめです。
またエバーフレッシュ には「歓喜」「胸のときめき」という花言葉があります。日ごろの感謝を伝えたい大切な人へ「歓喜」という花言葉を添えて贈ってみてはいかがでしょうか。特にエバーフレッシュは、リビングのシンボルツリーとして人気の観葉植物なので、自宅観賞用としてはもちろん、新築・引っ越し祝いや、結婚祝いに良く選ばれています。また、開店・開業祝いに贈れば、オフィスやサロンのウェルカムツリーとして飾ることができるのでおすすめです。

【小型サイズ】人気のエバーフレッシュ

観葉植物 エバーフレッシュ
4号 ボサ造り Abaca Basket(アバカバスケット) オリーブ 付き
商品詳細へ  >
観葉植物 エバーフレッシュ
4号 ボサ造り エッジ ボール マットホワイト
商品詳細へ  >

失敗知らず!エバーフレッシュの育て方

エバーフレッシュは暖かく日当たりの良い場所を好みます。年間を通して暖かい場所であれば屋外、屋内どちらの環境でも育てることができますが、冬の管理には注意が必要です。置き場所や水やりのコツ、大きくなったときのお手入れ方法など、観葉植物初心者の方でも安心して育てていけるように解説します。

エバーフレッシュの置き場所

【屋外でエバーフレッシュを育てる場合】
エバーフレッシュは気温が約20~25℃になると活発に生長します。そのため暖かい春から秋は風通しの良い屋外で管理するのも良いでしょう。急に強い光に当てると葉焼けを起こすので、少しずつ時間を延ばすなど徐々に慣らしていき、日当たりの良い場所で管理します。エバーフレッシュは暑さに強く、寒さには弱いです。5℃程度の気温に耐えることができますが、最低気温が10℃を下回る10月中旬から11月頃までには室内に取り込んで管理しましょう。

【室内でエバーフレッシュを育てる場合】
室内では日当たりの良いガラス窓越しに飾るのがおすすめです。湿潤な環境を好むため、エアコンの乾燥した風が直接当たる場所には置かないようにしましょう。また夏は冷えすぎないように温度管理に注意します。冬は窓から冷気が入ってきやすいので、窓際より少し内側に置きましょう。夜間、暖房を切って室温が5℃を下回る場合は、発泡スチロールの箱に入れたりプチプチを巻いて防寒対策をしてあげます。おしゃれな鉢カバーに入れて二重鉢にすれば、保温効果とインテリア性が高まるのでおすすめです。

エバーフレッシュの水やり

観葉植物の水やりのコツは、季節に合わせてメリハリをつけることです。また鉢皿に水が溜まっていると根腐れや病害虫が発生する原因となるので、水やりの後は必ず捨ててください。

【春から秋の「生育期」の水やり】
気温が暖かい春から秋は土の乾きが早いうえに、エバーフレッシュも良く育つ時期です。土の表面が乾いたら、鉢底から水が流れるまでたっぷりと与えてください。特に暑さで土が乾燥しやすい夏の時期は、土の乾燥状態をこまめにチェックしましょう。

【冬の「休眠期」の水やり】
気温の低い冬は土の乾きも遅く、植物の生長も緩やかになるので、水を与えすぎてしまうと根が水分を吸収しきれずに土が冷え、根腐れを起こし枯れてしまう原因となります。そのため、気温が下がり始める秋の中頃から徐々に水やりの頻度を少なくしていきましょう。冬は土の表面が乾いてから2~3日後にたっぷりと与え、土の状態は乾燥気味にします。空気は乾燥させないように葉水をして湿度を保ちましょう。

【こめまな葉水でお手入れを】
ふさふさと葉を茂らすエバーフレッシュは、葉から水分を多く蒸散させます。そのため、よく水を欲しがり、空気の乾燥に非常に弱い特徴があります。年間を通してこまめに葉水をして湿度が50~60%になるように管理してあげましょう。乾燥しやすい冬は、加湿器や湿度計を上手く活用するのもおすすめです。

エバーフレッシュの肥料の与え方

エバーフレッシュをより健康に育てたいなら「肥料」を与えましょう。
春~秋の生長期に効果が持続する緩効性肥料を、2ヵ月に1回程度、置き肥をするか、即効性がある液体肥料を2週間に1回程度、水やりの際に与えます。 植物の状態やライフスタイルに合わせて肥料を選んであげましょう。栄養を必要としない休眠期の冬は、根が傷むことがあるため肥料を与える必要はありません。肥料は毎年、毎回、必要というわけではないですが、鉢植えで育てる場合は、鉢の中の栄養素に限りがあるので植物の様子を見て与えるようにしましょう。

病害虫

エバーフレッシュはまれに、カイガラムシなどの病害虫が付着することがあります。カイガラムシなどの排泄物をそのままにしておくと、すす病などの植物の病気にかかり、最悪の場合、枯れてしまいます。そのため害虫を見つけたらすぐに専用の殺虫剤で駆除しましょう。成虫の場合は殺虫剤が効きにくいため、ティッシュペーパーや歯ブラシなどで取り除きます。既にすす病で黒くなってしまった部分の枝葉は切り落として取り除き、再発しないように薬剤散布しておくのがおすすめです。こまめな葉水をして風によく当てると病害虫の予防に繋がります。

エバーフレッシュが大きく育ったら?

剪定と植え替え

エバーフレッシュが大きく育ったら「剪定と植え替え」をしましょう。

【エバーフレッシュの剪定】
観葉植物の剪定をすることで見栄えが良くなることはもちろんですが、通気性が良くなり病害虫がつきにくくなります。
気温が20℃以上になる5月中旬~9月中旬頃の生育期に剪定しましょう。ただし、暑すぎると回復が遅れてしまうので、猛暑日は避けて行ってください。込み合っている枝葉を間引き、大きすぎる場合は切り戻して樹形を整えます。

【エバーフレッシュの植え替え】
観葉植物を健康に元気に育てるには、植物の生長に合わせて植え替えることが必要です。2年に1回を目安に5月~7月の生育期に、一回り大きい鉢に植え替えましょう。暑さには強いエバーフレッシュですが、剪定と同様、暑さで回復が遅れてしまうので、猛暑日は避けて行ってください。近年、猛暑日が続く日が多いので、梅雨時期までに行っておくと安心です。植え替え直後は根がダメージを受けているため、肥料は与えないでください。肥料を与えると栄養を吸収しきれずに「肥料焼け」といって栄養過多で枯れてしまう原因となります。根詰まりをしている株は生育が悪くなるので、2年未満であっても植え替えてあげましょう。鉢底から根が出ているときや、置き場所などの管理が良いのに水の吸い上げが悪くなっているときは、根詰まりのサインです。

挿し木で増やす

生命力の強いエバーフレッシュは、挿し木で数を増やすことができます。剪定した際に切った枝を使うと、効率的です。挿し木に使う枝は10〜15cm程度の長さに調整し、葉を3〜4枚残して他の葉を取り除きましょう。残した葉が大きすぎる場合は、葉を半分程度にカットすると葉から蒸散する水分量を減らすことが出来るため成功率が上がります。次に切った枝を赤玉土などの栄養分のない土か挿し木専用の土に挿し、日陰で土が乾かないように管理していると2〜3カ月で根が生えます。観葉植物用の土など水はけが良い土に植え替えましょう。
また挿し木は土ではなく水を使って行う方法もあります。挿し木用に用意したエバーフレッシュの枝を水につけておくと2〜3カ月で根が出ますので、根が出たら土に植え替える育て方をしてあげましょう。

おすすめのエバーフレッシュ

観葉植物 エバーフレッシュ
8号 曲り ラスターポット 付き
商品詳細へ  >
観葉植物 エバーフレッシュ
8号 曲り テラニアス ローバルーン アンティークホワイト 付き
商品詳細へ  >

エバーフレッシュにトラブルが起きたら?

茶色い芽が出てきた

エバーフレッシュの新芽は茶色をしています。まるで枯れているような色をしているので、思わず驚いてしまう方が少なくないようです。茶色い芽が次々に出てきてしまうと、枯れてしまったのか育て方を間違ってしまったのかと不安になり、摘み取ってしまいたくなるでしょう。しかし茶色の部分はエバーフレッシュの大切な新芽なので、どうぞ切り取ったりしないようにしてください。

エバーフレッシュから樹液が垂れてきた

エバーフレッシュの葉っぱの根元には蜜腺という器官があり、透明な甘い樹液が出ることがあります。エバーフレッシュに蜜腺が存在する理由は、葉に産み付けられた蛾の卵や幼虫などを餌として持ち帰って貰うために糖分を出して蟻を誘因しているためだと言われています。エバーフレッシュの防衛本能として甘い蜜は重要な働きを持っています。しかし虫のいない室内で育てる際は、基本的に蜜腺の機能は必要ありません。樹液をそのままにしていると葉がベタベタしたり樹液が落ちて床を汚してしまうため、こまめに布などで拭き取ることをおすすめします。

昼間も葉っぱが閉じていた

エバーフレッシュの育て方の中で、注意して観察して欲しい点が葉の開閉です。エバーフレッシュは昼間は葉を広げて、夜間には葉っぱを閉じて休眠運動を行います。葉っぱを閉じる理由は、夜の間に葉っぱから水が蒸発するのを防ぐためと言われています。しかし昼間に葉っぱが閉じてしまうようであれば、水が足りていないという合図です。春から秋にかけては、土が乾いたら水をたっぷりと与えてください。また葉水をこまめに行い湿度を保つことも、エバーフレッシュの育て方では大切な方法です。

葉っぱが黄色くなった

エバーフレッシュの葉が黄色く変色してしまった場合は、根詰まり・水不足・根腐れ・日光不足が考えられます。根詰まりの対策方法は、2年に1回を目安に、鉢の底から根が出てきたら一回り大きな鉢に植え替えることです。水不足や根腐れの場合は水やりの方法を間違えているため、土が乾いてから水をたっぷりとあげるようにしましょう。また受け皿に溜まった水も根腐れの原因になるので、こまめに捨ててください。日光不足対策として急に直射日光に当ててしまうと環境の変化がストレスになってしまうため、徐々に明るい場所に慣らして行きましょう。変色してすぐに枯れるというわけではありませんので、慌てずに基本的な育て方を再度確認してください。

葉っぱがパリパリになってしまった

エバーフレッシュの葉が乾燥してパリパリになってしまうのは、水不足のサインです。春から秋にかけては、土が乾燥したら水をたっぷり与えるのが美しい葉っぱを保つポイントです。またエアコンや暖房の風がエバーフレッシュに直接当たってしまうと、葉が極端に乾燥してパリパリになることがあります。夏や冬の期間はエアコンの風に当たらない場所で管理し、こまめに葉水を行ってエバーフレッシュの乾燥を防いでください。

葉っぱが落ちた

エバーフレッシュの葉っぱが落ちるのは、日照不足・水不足・根腐れ・根詰まりを長期的に放置していることが原因だと考えられます。実はエバーフレッシュを育てている環境が寒すぎても、落葉してしまうことがあるのです。エバーフレッシュの生育には最低でも5℃以上必要ですので、冬の時期は暖かい場所に置いてください。葉が落ちてしまうときは、エバーフレッシュの調子を悪くしている原因を取り除くことが重要ですので、環境や水やり方法などの育て方を見直してみましょう。

元気がなくぐったりしていた

冬なのに夏の時期と同じような育て方をしていると、エバーフレッシュはぐったりとして元気がなくなります。冬の時期はエバーフレッシュの生長が止まるため、生育期である夏場のように水や栄養を必要としません。冬の間は水やりの頻度は土が乾いてから2~3日後に与え、肥料も与えないようにしましょう。またエバーフレッシュがぐったりしている原因には、根腐れ・根詰まりも考えられます。受け皿に水が溜まったままにしたり、土が乾燥していないのに水をあげすぎると根腐れを起こすため気を付けましょう。また根詰まりの対策には、2年に1回程度の植え替えをおすすめします。

【大型サイズ】人気のエバーフレッシュ

観葉植物 エバーフレッシュ
10号 ボサ造り リブバスケットNatural 付き
商品詳細へ  >
観葉植物 エバーフレッシュ
10号 ボサ造り エコストーンwhite 付き
商品詳細へ  >

まとめ

観葉植物の中でも高さがあり、サイズに関わらず高級感があります。夜になると葉が閉じ、朝になると葉が開くため造花では味わえない感覚を味わえ、育てる中で愛着のわく植物のひとつです。また、涼しげな葉が印象的なエバーフレッシュは「歓喜」という花言葉を持つことから、お祝い全般におすすめです。ぜひエバーフレッシュをお部屋に取り入れて、美しい観葉植物のある生活を楽しんでみませんか?

おしゃれな鉢カバー紹介

観葉植物を一段とおしゃれに飾るため、鉢カバーに入れてみてはいかがでしょうか?観葉植物の鉢がむき出しだとせっかくの雰囲気が台無しです。素敵なインテリアにするため鉢カバーに入れてみましょう。

出典: https://hitohana.tokyo
観葉植物ならひとはな

関連するまとめ