緩和ケア病棟のご案内 | 市立ひらかた病院

病院情報緩和ケア病棟のご案内

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緩和ケアについて

緩和ケアとは病気を抱えている患者さんやそのご家族に対して、病気によって生じる痛みや苦しみなどを和らげ、その人らしい生活を送れるように、患者さんやそのご家族をサポートすることです。

理念と基本方針

以下の理念と方針に基づき、心温まる療養生活の場を提供します。患者の皆様の病状に伴う痛み、息苦しさ、吐き気などの症状を軽減させるとともに、悩み、不安などの精神的な苦しみも和らげて、その人らしい生活を送れるよう、患者の皆様とご家族を支援していきます。

  1. 緩和ケア病棟の理念
    • 患者の皆様とご家族の思いを傾聴し、心身の苦痛を取り除き、安らぎと温もりを届けます。
    • 患者の皆様の尊厳を尊重し、自分らしく過ごしていただけるよう支援します。
    • 患者の皆様とご家族に寄り添い、心地よさを提供します。
  2. 緩和ケア病棟の基本方針
    • 痛みやその他の苦痛となる症状を緩和します。
    • 生命の尊厳を尊重し、死を自然なことと認めます。
    • 最期まで患者の皆様がその人らしく生きていけるように支えます。
    • 患者の皆様だけでなくご家族も含めて、療養生活に伴う様々な苦痛に対処できるよう支援します。

入院対象

  • がんに伴う苦痛のため、自宅での療養が困難となり、医師より入院が必要と診断された方
  • 患者さんとご家族が緩和ケアに同意し、緩和ケア病棟への入院を希望される方
  • 患者さん自身が病状について理解されている方
  • 緩和ケア病棟に入院中は積極的ながんの治療を行わないことを、患者さんとご家族が理解されている方

病棟のご案内

緩和ケア病棟は7階にあり、全20床ある病室はすべて個室です。
病棟内には、ご家族の方が宿泊できる家族室や、ソファ・ダイニングセット・ピアノ等が設置してあるホールがあり、ご家族の方もゆっくりと過ごしていただけます。(※現在は新型コロナウイルス感染予防対策のため、ご家族の宿泊はできません。)

医師紹介

病棟の医師は緩和ケアの専従医が2名おり、うち消化器外科医が1名、精神科医が1名です。精神科医は緩和ケア医療にとって欠かせないです。当院では近隣にある大阪精神医療センターとの人事交流で、精神科医が緩和ケア病棟開設時から勤務しており、患者さんの治療だけでなく、ご家族の精神的なサポートも行っています。

チームで支える緩和ケア

緩和ケア病棟には、緩和ケア認定看護師、がん疼痛認定看護師、がん化学療法認定薬剤師などの資格を持つスタッフがいます。緩和ケア病棟でもがんリハビリテーションを行っており、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士などが担当しています。またスタッフの中には、臨床心理士や臨床宗教師もおり、患者さんやご家族のカウンセリングやこころのケアを行っています。

イベントのご案内

当院では、患者さんとご家族が大切な時間を穏やかに過ごせるよう、定期的に緩和ケアイベントを開催しています。

緩和ケア病棟での音楽会の様子

入院までの流れ(医療機関からのご紹介)

1.申し込みは完全予約制となっています。医療相談・連携室を通じてご予約ください

2.FAXで緩和ケア外来受診予約日を返信
3.緩和ケア外来受診(ご本人が受診されるのが望ましですが、困難である場合はご家族でも構いません)
4.判定会議で入院日を決定し、患者・家族または医療機関に連絡
5.緩和ケア病棟入院

参考資料