先に逝くのは私だと思った…  2019年11月
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くうみん母がスマホを選んだ理由はこれ いい加減認めて欲しい自分の身の程と私の力

 くうみん母がスマホを購入したことについて、
「好奇心旺盛」
「挑戦する心意気が立派」
 などという賛辞を表明した人が若干名いた。まあ、90にもなってスマホを試そうなどというのは、なかなか根性があるように思えるのは当然だろう。

 しかし、どうして機械音痴のくうみん母が、スマホにしようなどと思ったのか。
 思い当たることはただ一つ。

 くうみんができるんだから、私にもできるに違いない。

 そう思ったんだろう。

 くうみんは、3人妹弟の長女だが、「一番のバカ」と言われていた。
 確かに3人の中で、一番成績は悪かったが、社会に出てみると、3人ともそう大して違いはなかった。

 他の2人は理系がかなりできるが、私は全くの文系で、母も数字は苦手だった。だから、
「くうみんは私に似ている。(頭の程度も同じか、自分の方が上)」
 今でも、そう思っているらしい。

 しかしな、母上よ、私とあなたは違う。もう認めて欲しい。

 確定申告をするのは私。あなたの尻拭いをするのは私。妹弟は、タッチしない。

 パソコンだって、苦手ではあるけれど、こうしてブログもできれば、メールだって送れる。
 昔のあなたは、私たち子どもの机の中を、盗み見るのが好きだったけど、今のあなたには、私のこのブログを見ることだってできない。

 いい加減認めてよ、自分の身の程と私の力。はぁ~。





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テーマ : ひとりごと
ジャンル : ライフ

ナントカの祝い

 人間、節目節目にお祝い事があるものだ。子供の頃なら七五三とか、入学、卒業のお祝い。成人式や就職祝い。
 結婚記念日の祝いなんかもあったな。

 そういったことは、誰かそばにいてくれる人が計画してくれるものだが、子供のいないくうみんに、そんなことを気遣ってくれる人なんかいない…と思っていたのですよ。

「くうみんさん、ランチでもどうですか?」
 Nちゃんから、お誘いを受けた。Nちゃんは、だいぶ以前に同じところで働いたパート仲間だ。二人とも、ドジなので女上司に目をつけられていた。

「そうね、〇〇日なら東京まで行くから、この日はどう?」
 神奈川に引っ越したので、以前ならご近所だった人達と会うのも一苦労なのだ。

 何年か住んだら、また戻ろうかしら?そう思うゆえんでもある。もとの所の方が、成田や羽田も近いし。

 まあ、まったくの女子会、ランチだけだと思っていたのですよ。

 その日は冷たい雨が降っていた。
 待ち合わせ場所で落ち合うと、近所の店に入ろうと思ったら、もうすでに店は決まっていて、予約もしていると言う。
「ここから、10分もかからないって言ってましたけど。東銀座のいしだやって言う和食屋さんなんです」
「そうなの?!でも寒いわよ!この近くにもいい店があるのに!」
 その日は雨が降っていて、吐く息が白くなるほど寒かった。

 あっちこっち迷いながら、やっとその店に行きついた。店の中は暖かくてホッとする。
「うぉ~っ、やっと着いたわ!」

「くうみんさん、昼飲みしましょうよ」
「いや~、お茶でいい~」
 など言っていたのだが、もともといける口なので、
「やっぱビールにするかねえ」

 次々と料理が出てきた。えっ。コース?

タイのこぶ〆
 突き出しの鯛のこぶ締めでございます

 次に出てきたのはなんと、お赤飯!
お赤飯
 かなり食べた後

 えっ、ひょっとしてお祝いしてくれるの?!わたしの〇〇祝い。
 横に座っているNちゃんが言った。
「母のときは赤いちゃんちゃんこを贈ったんだけど、着てくれなかったから、それはやめました」
「そうねぇ、ちゃんちゃんこはダメかも。鬼太郎じゃないんだから」

 最近は赤いマフラーやスカーフを贈る人も多いとか。

お椀

 焼いた白身魚が入ったお椀

 刺身はタイとオジサン。オジサンというのは、れっきとした魚の名前だ。ひげが生えているので、オジサンというらしい。

タイとオジサンの刺身
 ああ、オジサンを食べてしまった…

 カサゴの煮つけは身が崩れそうで崩れない、絶妙な煮え具合。

カサゴの仲間の煮つけ
 煮魚は何種類かあったが、これが一番人気

 魚の身を少しでも逃すもんかと、Nちゃんとくうみんは卑しく細心の注意を払って食べた。

 デザートはみたらし豆腐。ブラマンジェにみたらし団子の餡をかけたものだが、これもおいしかった。

みたらし豆腐
 みたらし豆腐はほうじ茶とよく合う

 ここのお客さんは魚をすご~くきれいに食べる。くうみんも魚はきれいに食べると自負しているが、ここではこれが普通だ。
 女将さんに、
「ここのお客さんは魚をきれいに食べますねえ」
 というと、
「うちは魚しか出しませんからねえ」
 なるほど、魚好きしか来ないんだ。
 隣にいた男性客がなぜかうれしそうな顔をしていた。

 料理をおいしく頂いた後は、コーヒーを飲んだ。ここは銀座だから、ブラジルコーヒーを頼んで銀ブラと行こう。

 ブラジルコーヒー
 最後の〆めは近くのコーヒー店へ。ここは高いぞ~!コーヒーが一杯800円~だって!

 誰も祝うことがないと思っていたくうみんの○○祝い。そう言えばおじさんのお姉さん達もランチをごちそうしてくれた。今度はNちゃんがご馳走してくれるなんて、くうみんは果報者じゃ。

 そう言えば、くうみん父や母には、還暦祝いをしてあげなかった。その当時は、父とは付き合いを断っていたし、母のときは思いつかなかった。母には遅ればせながら、その後、長寿の祝いをするようになったけど。

 自分の身に降りかかって、やっと自分の行いに気が付く。

 長寿の祝いについては、父上様、母上様、申し訳ありませんでした(自業自得もあったと思うが)。

 そしてNちゃん、どうもありがとう。おじさんが亡くなったときも気を使ってくれました。恩返ししなくちゃね。

 東銀座、いしだや、うまいぞ~!!

 
 


 
 




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テーマ : 美味しかった♪
ジャンル : グルメ

婆さんの裸事件に思い出すことあり そう言えばこんなことが

 ブロ友のあき様のお母さんも、うちの母と同じような失敗をしでかしたとのコメントが。
 年寄りにはよくある話なのかも知れぬ。
 
 そう言えば思い出したのです。ある友達のことを。

 その人との付き合いは、もう30年ほどになるだろうか。つかず離れず、年に数回会うくらいの付き合いだが、細く長く続いている。
 その人、仮にH姐さんさんとしておこう。

 30年近くのこと。当時、某スポーツジムに入っていたおじさんとくうみんは、会員特典のスポーツジムのタダ券をもらった。
「こんなの来る人いるかねえ?H姐さんにでも声をかけてみようか」

 昔のこことて、携帯もメールもない時代だったので、電話をかけて聞いてみた。
「タダ券をもらったんだけど、来ない?」
「ふ~ん、面白そうね。行ってみたいわ」
 当時はまだ、スポーツジムは珍しかった。話が決まって、一緒にジムに行くことになった。

 ジムエリアで筋トレをした後、プールでリラクゼーションというのが、おじさんとくうみんの定番だった。その日もいつものように最後にプールに行った。プールの後はもちろん併設されているお風呂に赴く。

「そろそろお風呂に行こう」
 おじさんとも時間を示し合わせて、プールからお風呂に向かった。H姐さんは、何があったのか、今となっては憶えていないが、ひと足後に風呂に行くことになった。

 くうみんは風呂場で体を洗いながら待っていた。そんなに時間が遅くなる訳ではないはずなのに、H姐さんはなかなかプールから上がって来ない。どうしたんだろう?と思っているうちにやっと風呂場に来た。

 なにか様子がおかしい。風呂場に来た時はすでに体を洗っていたようで、すぐにロッカールームに行ってしまった。それに何か、おどおどした様子がうかがえる。
「???」

 帰りは地下鉄に乗って、近くの居酒屋に行くことにした。その道すがらの地下鉄の中で、H姐さんはとんでもない事実を口にしたのだった。

「私、間違えて男湯に入ってしまったの!!」

 過程はこのようなことらしい。

 そのジムはプールから出ると、男湯と女湯になっている。そこで間違えて男湯に入ってしまったのだそうだ。しかも、入ってすぐのシャワーブースが空いていたので、「ラッキー♪」と思って、そこに入って体を洗った。洗い終わって、ドアを開けると、男の人が引きつった顔をして立っていたと言う。
「どうしてここに男の人が!」
 そう思ってドアを閉めたが、自分が間違えたことに気付いた。誰かに見つかるかも知れない危険はあったが、ここにいつまでいる訳には行かない。決死の覚悟で、裸のまま男湯から脱出したそうだ。

 おじさんとくうみんは一瞬、「ええっ!」と声を上げた。しかし次の瞬間、
「ブフッ~」
 とこらえきれずに笑ってしまった。
「うっそ~!!あっはっはっ!」

 その後、居酒屋で飲みながら、おじさんとくうみんはH姐さんを慰めた。
「シャワーを浴びた後、男の人がいて、かえってよかったじゃない。いなかったら、湯船の方に行っちゃったでしょ?」
おじさんが言った。
「俺、その時間は湯船に入っていたと思う」
 知らない人ならともかく、知っている異性と裸で出くわしたら、なんとも気まずいことになったに違いない。

 鼻歌を歌って湯に浸かるおじさんと、気付かずに湯船に入るH姐さん。ふと見ると、そこにおじさんが目をつぶって鼻歌…
「何でこんな所におじさんが!!」
 そしてH姐さんは気づく。
「私が間違って男湯に入ってしまったんだわ!」
 おじさんに気付かれないよう、顔を壁に向ける。H姐さんは出るに出られず、次第に気が遠くなっていく。
「H姐さん!H姐さん!」
 どこかで誰かが呼んでいる。
 そこから先は憶えていない。気が付いたら病院のベッドの上…なんてことになったら、大変だった。

 当時、H姐さんも、くうみんもまだ若かった。ピチピチと言う訳には行かないが、30代なら、まだ公害と言われるような年齢でもなかろう。
「その男、きっと得したと思っているよ」
 おじさんが言うと、くうみんも意見を述べた。
「男湯に女性がいるなんてありえないじゃない?誰に言っても信じてくれないわよ。お前は夢を見たんだろって言われているうちに、本当に夢幻だったと思うわよ」
 するとH姐さんは叫んだ。
「それって超楽観的意見!」
 くうみんはこの頃から楽観的な人間だったらしい。

 H姐さんもくうみんと同じくらいの歳で、一女の母であるが、若き日の恥ずかしい思い出も今ではいい思い出に…なってないかな~。

 





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テーマ : ネタのような本当の話
ジャンル : お笑い

スマホ事件の結末

 はじめは一人で行くつもりだったくうみん母であるが、一人で行かせたらまた面倒なことになるのは見えているので、くうみんも付いて行くことにした。

 片道2時間以上かかる遠い道。交通費もバカにならない。
 以前住んでいた実家よりも遠い所に何の相談もなく、移り住んでしまった、くうみん母。

「何でこんな勝手なことするのよ!!行くのが大変じゃない!!」
「ううん、来なくていいの。何でも一人でできるから。お葬式も来なくていい」
「そんな訳に行かないでしょ!!」
「ううん、いいの」

 そして何かしでかした時はいつも言う。
「お前に迷惑をかけちゃいけないと思って…」

 そのたびに尻拭いをさせられる。保険屋に騙されたときや、ヨシ伯母の相続問題、そして確定申告…

 ショップの予約は午後3時なので、その日のうちに帰れなさそう。なのでまた宿を予約。余談だが、直前予約でえらく安く泊まれた。これだけは良かった。

 午後3時、一緒にショップに行くと、少し待たされて、担当のお兄さんが接客してくれた。
「スマホをひと月前位に買ったらしいのですが、使いこなせないそうです。それに、お知らせ音が気になるらしいんです」
 そばでくうみん母が、しきりに訴える。
「あのお知らせ音が鳴ると、ドキッとして、血圧が高くなるのよ!」

 まず、買い替えするとなると、どれくらいの金額がかかるのか、試算してもらった。すると、4万円ちょっとかかるらしい。

「4万円!!」
 くうみんは、だから慣れるように言うつもりだった。買い替えはお金がかかる。もうちょっと頑張ってみてはどうか?

 しかし、お兄さんの反応は意外なものだった。
「スマホだと毎月の支払いが大きいですよね。ちょっと上に相談してみましょう」

 お兄さんは、くうみん達の目の前で電話をかけた。ちょっと横を向いて、「どうでしょうかねえ?」みたいな感じで誰かと話している。

「今、充電器や箱はありますか?」
「あります。ちゃんととっておいたの」

 こんなことがあるとわかっていた訳ではないだろうが、充電器や箱を、まんま持って来ていた。 

 お兄さんが奥から持って来たのはガラケーだった。ガラホですらない、通話とメールだけができる、あのガラケーだった。
「これは4万円ちょっとするんですけどね、このスマホの代金と差し引きでいいと、上の許可を得たのでその差額だけ頂ければ」
「えっ、そうですか?!それは助かります!」

 ということで、ガラケーとスマホの料金の差額660円を支払って、ガラケーに交換してもらうことにした。
 毎月の支払いも、スマホでは5千円近くかかるが、このガラケーなら、基本料金が1200円で、あとは通話料。これなら安い。
 
 くうみん母は変なところで新しもの好きなようだ。今回も、スマホならいろいろと面白そうだし、スマホ教室で教えてもらえば大丈夫だと思ったらしい。
 しかし、このばあさんは、わからない所が分からないというレベルなので、スマホ教室で教えられて判るなんてありっこない。

 くうみんは数学が苦手だった。数学が苦手なら、教えてもらえば簡単にできる、というものでもなかったことくらい、わかっている。しかし、このバアさんは、そんなことも判らない。

「これからは自分で何でも判断しないように!」
「だって、お前に迷惑をかけないようにと思って…」
「迷惑をかけないようにって、それがこんな風に二度手間になるんじゃないの!」

 しかし、2カ月前より、かなり来ている。どこにって頭が。
 3時に予約して帰るのは、5時近くになったのだが、くうみんは大雨が降っているのに気付いた。
「すごい雨だわ」
「雨が降るって言っていたわね」
 くうみん母は、外の雨に全く気づかない。
「だから、降っているんだって」
「そうなの?」
 外を見ても何もわかっていないようだ。自動ドアの外に出て、初めて大雨に気付いた。
「わあ、凄い雨!」

 この後タクシーでホテルまで一緒に行ったんだけどね、なんかやっぱり変。

 一緒にお風呂に行ったんだけど、動きがゆっくりなので、くうみんは先に脱衣所から風呂場に向かった。
「先に行ってるからね」

 ところが待てど暮らせど風呂場に来ない。5分ほどして、やっと来た。
「ずいぶん遅かったけど、どうしたの?」
 
 すると、なんと脱衣所から風呂場とは逆の方に向かってしまい、裸で外に出てしまったそうだ。お風呂場がない、と思っていたら、そこにいた女性に連れられて、風呂場に戻ったと言う。
「いや~、恥ずかしい」
 こんなんでも羞恥心があるのかね。どんな男性も、見たくもないだろうが。そして、こんなことはくうみんにとってどうでもいい事だが。

 一難去ってまた一難。エンドレス。今までずっとこうだった。

 これからどんな尻拭いをさせられるのか、もはや恐怖でしかない。

 







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テーマ : 携帯電話
ジャンル : 携帯電話・PHS

スマホ事件 レトロ呼び出し電話復活なるか?

 くうみんはガラケーを買い替えるのなら、母にガラホを勧めた。どうせ通話だけしかできないし、お金もかかるからだ。今から登山だ!というまさにその時、くうみん母から電話があったので、ショップのお姉さんにも言ったはずだ。

>と、ここでくうみん母から電話が。
>「今、携帯屋さんにいるの。新しい携帯にしたいんだけど、今、お店の人に替わるね」
> どうしていいかわからなくなったらしい。お店の人が出た。
>「そのバアさんは、通話さえできればいいので、一番安いプランにしてください。ガラホって言うのでいいです」
>「はい、わかりました」
> くうみん母に替わった。
>「お店の人に言っておいたから」
>「うん、わかった」

 ああ、それなのにそれなのに…

 くうみん母は、くうみんがこっちにしろと言うと、違う方にしたがる。キャッシュカードや実印、パスポートなど大事なものをすぐに失くしてしまうので、くうみんが預かると、預かったものに限って、再発行をしてしまう。
「俺たち信用されていない。もうやめよう」
 今は亡きおじさんが言った。なので、それらの管理は今後そちらでするように言うと、見捨てられたように感じるのか、
「預かって!預かって!」
 と大騒ぎする。

 もう過ぎたことはどうでもいいが…

 今回も、通話さえできるのであれば、お金がかかっても払うのは母なんだから、どうでもいいか、と思っていたのだが、通話さえできなくなってしまった。
 母に電話すると、いつも

 ただいま、車の運転中です。あとでお掛け直し下さい。
 
 というメッセージが出てくる。何回電話しても、何日経ってもその調子だ。

 ある日、母から電話が来た。
「電話くれた?」
 一応履歴は見られるらしい。
「何回もしたけど、いつも車の運転中だって」
 
 スマホって時々「コロン」っていう音がするでしょ?何かと思うと、大した用事じゃなくて、

 今日は〇〇の日です。

 などというようなお知らせが。
 これがうるさいと言うので、入居しているホームの若い職員に、鳴らないように設定してもらったらしい。と言っても、それだけをならないようにはできないので、電話の呼び出し音も出なくなってしまった。

 そう、スマホにしたおかげで、通話もできなくなってしまったのだ。
 ちょうど様子見に行く日が来たので、母のもとに行き、そういう設定はもうやめにして、うるさい時は電源を切る。そして必ず一日一回は履歴を見るようにと言って来た。
 いうだけではわからないので、へたくそな絵を描いて「こうするように」と、説明してきた。

 そうそう、スイカのポイント還元を受けるには、登録しなきゃね、と思って、登録しようとメールアドレスを聞いた。
「なあに、メールアドレスって」
「聞いてないの?」
「知らない」

 聞いていないはずはない。たぶん聞いても、「オッケーオッケー、何でもオッケー」と、聞き流したに違いない。
 このバアさんは、わかったふりをするから始末が悪い。
「お母さん、そうじゃないよ、こうするんだよ」
 というと、
「あら、そうだったの~、嫌だ~」
 というので、わかったんだろうな~と思うと、まったくわかっていないのだった。

 今回もショップのお姉さんに、そう答えたんだろう。

 仕方ない、せっかく買ったスマホだが、ガラホに買い替えも視野に入れて、ショップに相談しに行くことにした。一人で行かせようとしたが、一人で行かせるとまた面倒なことになるので、一緒に行く羽目に。

 当日の予約は取れず、また近いうちに母のもとを訪ねなければならない…トホホ。連絡したいことがあって、電話をするが、やっぱり通じない。

 昔、電話があまり普及していない時代は、近所の家の電話を貸してもらうことがあった。電話を借りると、料金の10円を払った。近所の人の電話番号を教えて、そこにかけてもらって、呼び出してもらうこともあった。
 思えば個人情報がどうたらなんて、考えもしない、のどかな時代だった。

 これからは、ホームに電話して、
「すみません、くうみん母の家のものです。いつもお世話になっております。母をお願いしたいのですが」
と、昔懐かしい「呼び出し電話」をしてもらうのが一番かも。






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テーマ : 快適な生活のために
ジャンル : ライフ

今年もジミーズ 地味で目立たない人達の会 参加資格はジミなこと

 今年もジミーズの季節がやってきた。ジミーズと言うのは、大学時代のサークル仲間で、当時あまり輝いていなかったジミな面々のことだ。
 
 ジミーズの会をするようになって、大学時代の友人というのは、全国津々浦々に散らばっているものだと、気付いた。
 大学のときは地方から集まってきて、関東にそのままとどまる者もあれば、郷里に帰って就職する者もいる。関東にとどまったとしても、転勤で地方にいる人もいる。

 くうみんは、生活するのに便利なところを、その時々で選んできただけだから、千葉と神奈川にしか住んだことがない。今回は、神奈川組と広島組が集うこととなった。

 静岡からも一人来ることになっていたが、当日になって参加できないと連絡があった。
「16年近く飼った愛犬が亡くなった。今日はお通夜で明日は葬儀です。キャンセル料がかかるようなら、連絡ください」

 まあ、仕方ない。予約は席だけなので、店にもそんなに迷惑はかからない。
 しかし、今どきは犬でも葬式をするのか。くうみんの子供の頃飼っていたワンコは、死んだら庭に埋めた。しかし、マンションだとそういう訳にも行かないな。火葬は必要か。
 犬猫の死体は、燃えるゴミとして出せると言うが、長年かわいがっていたワンニャンをごみとして捨てるのは忍びない。その気持ちは十分わかる。

 さて、ジミな面々は横浜の某居酒屋に集結した。くうみんは方向音痴なので、駅近の所を選んだが、それでも迷った。店に電話をかけて、場所を教えてもらったら、すぐ目の前だった。

 みんな、いいおっさんになっていた。こんな時の話題は、昔話もある。
「合宿に行って、食中毒で数人、救急車で病院に担ぎ込まれたっけな」
「何、それ」
「確かカレー作って、温め返し、温め返し食べたんじゃ」
「わ~、カレーって危ないんだよ」

 病気の話題も多い。
「私はガン」
「僕はペースメーカーをつけているんですよ」
「ワシは髪の毛が~」

 皆さん、メタボな体格に。k君はスレンダーな体型を維持しているが、この方、頑張り過ぎる傾向が。小太り程度が一番長生きというのは、そんな所も関係があるかも知れぬ。

 家庭のお悩み。
「子供から相手にされなくてね~」
「いや~、僕なんか、じつは~…」
「えっ、そうなんだ!」
 おじさん達の悩みは尽きない。

 子供達から相手にされないと言うのは、奥さんとの関係がうまく行っていないからと聞いたことがある。身に覚えのあるオジさんは、ミコリー様のブログを参考にするように。
        これ ↓
   ミコリー様のブログ しあわせ男塾 女塾!!

 子供はお母さんの味方なのね。(例外もあるが)

 去年は恵比寿の高級レストランが会場だった。ジミーズにはあまりにも似合わない会場だったが、今日は欠席しているAさんのたっての希望でそこになった。一番安いコースで5千円以上したような気がする。
「高いじゃないですか」
「大丈夫、1万円を超えた金額は僕が払うから」
 ということで会費は1万円、それを超えたら、金回りのいいAさんとI君が負担することになったが、勘定書きを見て二人の顔色が変わった。くうみんは色を付けて1万3千円出した。
「あそこの支払い、いくらだったの~」
「…15万」
「(一同)わ~お!!」

 そんなことのないように、このくらいの居酒屋でいいじゃないの。そこそこの味なら、いいじゃないの。

 夕方6時から始まった「ジミーズの会」は、気が付いたら、夜10時を回っていた。
「えっ、こんな時間?!」
「楽しいから時間を忘れちゃったんでしょ」

 そうね、遅いからと言って待っている人もいないし。
 でも、もしおじさんが生きていたら、このメンバーなら一緒に来たんじゃないかな。

 いや、今日も一緒に来ていたと思う。

ジミなくうみん
 ジミーズの皆さん

ジミーズ
 う~ん、思いっきり冴えないぞ~!!
 

  



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テーマ : どうでもいい報告
ジャンル : 日記

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プロフィール

ひねくれくうみん

Author:ひねくれくうみん
 年齢一億歳。
 
 病んだ乳を抱えて今を生きる。また走り始めた。涙を流しながら。

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