どひゃ~!!なんと○○会入会のお誘い だから親切にしてくれたのか?!
帰りは電車で帰ることもできるので、勧められるままにかなり飲んだ。周りは爺さんが多かった。その中に婆さんも一人いた。そのうちの一人の爺さんがくうみんに話を切り出した。
「私はIと言いますが、あなたは?」
「くうみんです」
「くうみんさん、老人会に入りませんか?」
えっ、今なんと?!
「はあ?老人会ですか?」
「ここら辺に座っているのはみんな、老人会のメンバーなんですよ」
するとすぐそばにいた婆さんが口を開いた。
「月曜日と金曜日の10時に、自治会館に集まってみんなで健康体操をするんです」
「は、はあ。健康体操ですか、楽しそうですね」
近くの爺さんがにこやかに言った。
「おかげで腰痛も治ったし、気持ちいいですよ」
健康体操…
サブフォー復帰と入賞を目指す、俊足のくうみんが健康体操…
しかも、老人会の勧誘とは!!
くうみんは混乱する気持ちを悟られまいと、笑顔をキープした。少し引きつっていたかも知れぬ。不自然だったかも知れぬ。
「そうですか、入会するときは月曜日か金曜日の10時に、自治会館に行けばいいんですね」
「そう、ぜひいらしてください」
このことがあったからと言う訳ではないが、やはり帰りも歩いて帰った。
「またお会いできるといいですね」
一緒に歩いた人たちと別れた。帰りはほとんど普通の歩道で、5キロほどだったが1時間半くらいで家にたどり着くことができた。
老人会へ初めてのお誘い。
かなりショックだった。私ってそんなに老けているかしら?まあ、このくらいの年なら、孫がいても当然だから、老人会に誘われてもおかしなことではないかも知れない。
くうみんは老人会に入ったら、どんなメリットがあるか考えた。
とりあえず一番の若手だから、爺さんたちにちやほやされることは間違いあるまい。それに以前、スーパー銭湯専用バス停で話をしたばあちゃんから、
「老人会でスーパー銭湯の割引券をくれるのよ」
と、聞いたことがあった。その割引額も、かなりいいので、老人会はいいな、と羨ましく思ったことがあった。
しかしな~、とりあえず時間の無駄のような気がした。
確かに老人会に入ってもおかしくない年齢なのかも知れないが、やはり健康体操よりもマラソンランナーであり続けたい。
そのためにハードなトレーニングを再開したんじゃないか。
老人会には入らん。もう少し悪あがきをしたい。
若い者にはまだまだ負けたくない。
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面白い形の山
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帰りも歩いて帰る人達
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甘ガキだと思ったら渋柿だった。ペッペッ!
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干し柿にしよう
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