先に逝くのは私だと思った…  2014年03月
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病院へ行く日

木曜日、3か月ぶりの病院行きだった。前検査があるので、診察の1時間前に行かねばならぬ。

 こんな検査は頼んでいないが、漢方の先生がオーダーしているので仕方なくしている。採血が終わるといつものように庭に行こうとしたら、窓に目隠しが貼ってある。ドアには、出入り禁止の張り紙が。
「放射線棟を工事中です。ご迷惑をかけします」

 ふ~ん、この庭、気に入っていたのになくなっちゃうのか。狭苦しくなるなあ。

 入院していた時は庭に良く行った。食用になる「アミタケ」を見つけたこともある。運動不足解消のため、敷地内を散策する患者は多かった。

 持ってきた本を読んだり、病院内をぶらぶらしたりして時間を潰す。

「もしもし」
 優しそうなおぢさんに呼び止められた。聞くと、「病院友の会」勧誘だ。こういった会はどうもこのひねくれものくうみんとしては、
「全摘手術は怖くないですよ」
とか、
「抗がん剤、皆していますからね、大丈夫」
とか、怖がる新人患者を病院側の言いなりにさせる医者の手先になっているような気がしてならない。
 もっとも無治療組のびんぼっちゃんも、こういった会のボランティアをしているし、
「くうみんさんが患者会に入ったら、無治療側に引き連れるよう画策してよ」
 とも言っている。
 くうみんなんかが患者会なんかに入ったら、いいにつけ悪いにつけ、会をかき回すことになるだろうなあ。

11時半の予約だけれど、ピッタリに診察できないのは判っている。判っていたけど、今日はひどすぎる。なんと中待合室に呼ばれたのは3時半だ。それでもすぐに診察ではない。

 60才くらいの女性がいて、その人と話をする。私の次の人だ。
「いつも待つけど、今日はひどいですね」
 この人も抗癌剤やホルモン剤の後遺症を何とかすべく、漢方の先生にかかっていると言う。
「足が痺れてしまって」
「パクリですね」

 抗がん剤のパクリタキセル。セイヨウイチイと言う植物から作った抗癌剤。植物性だから安心、と言う言葉を見事裏切ってくれた。

 痺れもあるけれど、抗がん剤やホルモン剤では様々な不快な症状を引き起こす。命あってのものだねと言うが、これが本当に効いたのかと言うのは?だ。

 100人のうち35人には何らかの形で効いていると言う。しかし、副作用、後遺症は100%の人に現れる。
 
 聞くとこの方は、もう10年以上も抗癌剤の後遺症に悩まされていると言う。
「まあひどい。10年経っても、まだ…」
 くうみんのこのさまざまな不快な症状、手の麻痺、しびれ、のぼせ…まだまだ続くのか…暗澹たる気持ち。

 やっと診察室に呼ばれたのは4時近くになってから。今日は先生機嫌が悪いのか文句ばかり言っている。
「白髪が出てきたんですけど、どうにかなりませんか」
「あんたビール4本も飲んで、体が冷えるから当然だろう」
「今は3本です、そのあとワイン」
「医者の言うことを聞かない患者には、こっちだって何も言わないよ!」
「医者の言うことねえ。聞きませんねえ」

 くうみんがなぜ病院に行くかと言えば、抗がん剤やホルモン剤の後遺症を抑えるための薬が欲しいからだ。癌の治療なんかしようと思わない。効果があるとは思えないからだ。
 今の不快な症状を抑える薬さえもらえばどうでもいい。反論もせず帰った。
 でも、今度自分の考えを言った方がいいかも知れない。やみくもな治療拒否ではないと言うこと。
 
 外で待っていた女性に挨拶をした。
「それではお大事に」
 そう言いあって帰った。

 癌患者はなぜかまわりから「頑張ってください」と言われる。がんばれって、何をがんばるの?マラソン?ウェイトトレーニング?やっぱりお大事にって言って欲しい。

 久々の病院、わたしってやっぱり病人かしらと認識する日。

 今日は帰りも遅くなったので近所の安くておいしいと評判のステーキハウスに行った。
スープとサラダ
スープとサラダ

ハンバーグ
ハンバーグは200グラム ちょっと食べた後

ステーキ
ステーキは150グラム こっちも食っちまっただ

 これにライスとコーヒーがついてハンバーグは1000円、ステーキは1300円とお値打ち。

フラワーアレンジ
今週のアレンジ




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テーマ : 乳がん
ジャンル : 心と身体

若い女子や~い

 訪問者は女ばかりだったくうみんブログであるが、最近男子の含有率が高くなった。しかも若い男性も若干名いる。うれしいことだ。

 しかし、そうなると欲が出てきて、若い女性も来て欲しくなる。今一番の若手は、phiroちゃんだと思うが、この方も30は超えているだろうし。ヒカルちゃんも見た目はかわいくても38歳だそうだし。

 訪問者をチェックしていると、「ぺ・4コマ」に気づいた。確かカニ様の「カニ光線」にリンクしてあるブログだ。名前は関根いくみ…女だ!きっと若い子だろう!

 そう思っておばさんはそのブログをクリック、覗いてみた。思った通り、プロフィールの所には目にお星さまキラキラの、かわいい女の子の絵が。

 しかし!その下に書かれている文章を読んで驚きのあまりめまいがした。

「Author:関根いくみ
この物語は青春まっただ中の青少年たちが日々迷い、葛藤し、全裸になり、〇〇を洗い、××を直し、明日に向かってダンクする、「いつやるの?」「明日の午後11時ぐらい」な、熱血ゆるゆる4コマ漫画である。
イラストレーター兼おなら発射部隊隊長/」

 女の子がこんなことを!問題の漫画を見てみよう。うぉっ!なんだこれは!本当に女か!

ペ・4コマ

 ついて行けるのは「悪魔の教典」より前の漫画で、後ろの方のはおばさんくうみんとしてはついて行けない。前の方のは結構面白いと思う。

「それからそれから(ハットリくんのカラス風に)当ブログはリンクフリーです。もしお気に入りになりましたらお気軽にリンクしていただいて大丈夫です。なおリンクした際、おしりがまっぷたつに割れる可能性がありますがその際の責任は一切おいかねますのでご了承くださいませ。」

 えっ、ほんと?あっ、おしりが割れてる…って、初めからおしりは割れているんだ~~!!

 女子にしてはあまりにも過激なので他にもホームページを持っているとのこと、ちょっと覗いてみると、なんと今年36になるおぢではないか!

 何とか10代の女子の訪問がないものか、画策した。
 それにはまず、営業に行かねばならぬ。ランキング高校生日記に向かう。題名だけでは男か女かわからないので、女子高生で検索した。すると女子高生をネタにするエロサイトばかりが出てきた。

 試しに男子高生で検索すると、こちらでもエロ系と思われるブログが…同性愛は個人の趣味だが、その気のない青少年が毒牙に罹らぬよう、おばさん達はしっかり見守らねばならない。

 どうやって探せばいいかわからないので、ランキングを覗いてみた。あまり人気あるブログでは相手にしてもらえないと思い、300~500位程度のブログに勧誘の訪問をした。コメントを残せばもっといいのだろうが、なんとなく気おくれする。訪問に来てくれ!おばさんは祈った。

 若い娘よ、来て頂戴。

 

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テーマ : 報告・レポート
ジャンル : 日記

花香る春

  春の嵐も過ぎ去りました。雷も何発か落ちました。雷で火の粉が飛び散り、ボヤ騒ぎがあった。と日記には書いておこう。

 春とは言え、嵐は怖いですね。でも、本来春は穏やかなもの。いい人なのよ。

 さあ、わたしと一緒に散歩に出かけましょう。

フラワーアレンジ
 玄関先には私の活けたアレンジメントが。やっと先生に手直しされないで、できましたの。オホホ。

サギ
近所の公園には鳥がいます。シラサギかしら?

カメ
 キングカメハメハ~、カメの行列ですわ!

桜1
ここには河津桜が咲いています。

桜2
私とどっちがきれいかしら、オホホ。

コブシ
 コブシ。清楚な美しさ。

 薄着してきたから、うぉ~っ、さぶ!!そろそろ帰ろうかしら?ベランダの花たちを紹介しますわ。

ヒヤシンス
これでもヒヤシンス。ヒンソだけど、いっしょけんめ生きているのがいじらしいじゃありませんか。

水仙
 水仙です。毒があるそうです。出たばかりの時はニラに似ているので間違えて食べないように注意。

小松菜
 小松菜。根っこを植えたら出たのはいいけど、すぐに花がついてしまった。早く食べよ。

フラワーアレンジ2
折れてしまった花もこんな風に活ければナイス!私ってセンスあるわ~。


桜はまだかいな
 ソメイヨシノはまだ咲きません。

 春が少しずつ近づいてきます。
 さ、鼻の穴を膨らませて。春の香りを満喫しましょう!



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テーマ : お散歩・お出かけ
ジャンル : ライフ

stap細胞は大騒ぎ くうみんの推理 おばちゃんⅩの仕業か、または…

 この記事はこちら側の都合で引込めたのですが、アナライザーによるとこの記事をいっしょけんめ探している方がいる模様。
 と言うことで記事のみ再掲します。

今年1月末ごろ、理研の若い女性研究員が画期的な発見をした。stap細胞と言うものを作り出したそうだ。
 これがよく判らない。stap細胞とは?と言う解説の所に書いてあるのはただ、
stimulus-torigegered acqisition of pluripotency
と言う長ったらしいアルファベットの羅列のみ。

 要するに、なんにでもなり得る細胞のことで、マウスの筋肉をオレンジジュース程度の酸性の液体に漬けるだけで作成に成功したと言うのだ。

 これを見てね ↓ 
 stap細胞とは

 作製に成功したのは若くて美人の研究員。割烹着を着てキティちゃん模様のかわいいお部屋で研究をしている。リケ女、理数科に強い。頭いい。理研の研究所勤務。
 よく判らないが、指に光る指輪もブランドものだそうだ。

 こんな女性をこのひねくれくうみんが羨望のまなざしで見ないはずがない。理研なんて言う大企業、しかも研究所に勤務などエリート中のエリート、もしくうみんが理研で働くとしても工場のパートのおばちゃん、時給700円てな所だろう。

 しかし、その直後から「論文がおかしい」「コピペではないか」「何よりブツができない」という報道が、おっちゃん向けの週刊誌上でなされるようになった。
 とうとう新聞紙上でも問題視され、論文のおかしなところをつつかれて理研も論文を撤回せざるを得なくなった。

 そら見たことか~!やった~!

…と、くうみんが快哉したと思うであろうか?いや、ここがひねくれくうみんのひねくれた所なのだ。
 何でも、今まで論文を作成しても
「誰も信じてくれない」
 と、よよと泣き崩れていたと言うし、論文が認められて記者を前にして研究内容を誇らしげに語るその顔には微塵のやましい所は認められない。
 もしこれが、
「と言うのはウソぴょん」
 なら、大したタヌキではないか?

 一つ、考えられるのは、小保方さんの帰った真夜中、小保方さんを嫉妬するパートのおばちゃんⅩが
「ふっふ、小保方さんに、はぢをかかせてやるわ」
と、マウスの受精卵をシャーレに入れた…
 翌日、
「stap細胞が受精卵になってる!」
 と、研究所は大騒ぎ、パートのおばちゃんⅩはほくそ笑みながら「理研のわかめスープ」の袋詰めをしている…

 京大の山中先生が、ips細胞を作製するのに成功したすぐ後に、東大 病院特任研究員M氏がips心筋移植に成功したと発表した。

 その時も大騒ぎになったが、どことなくM氏の態度がおどおどしていたように感じた。結局そんなのウソぴょんだったのだが、M氏が発表したのは医学の投書欄のようなところ、言ってみれば掲示板やブログに毛が生えた程度の信頼性だそうだ。

M氏もそんな投稿がまさかこんな大騒ぎになるとは思っていなかったのではなかろうか。

 もし、stap細胞を作ったと言うのがウソであれば、あんな晴れやかな顔はできないと思う。論文のコピペや、写真の転載はおいといて、まず本当にstap細胞ができると言うことを証明するのが筋ではないか?

 理研の研究所では複数回作製に成功しているけれど、他の所ではできないと言うのは、レシピ(と言っていいのか知らんが)が不完全なのでできないのではないか?

 小保方リーダー、stap細胞はできる、と言うこと、ぜひ証明してください。

 証明できれば、コピペ他の小細工は科学者たちはともかく市井の皆さんは許してくれるんでないかい?
  
 

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テーマ : 気になるニュース
ジャンル : ニュース

う~れしいな うれしいな。若いおのこに褒められた~ 納得の完成度です。だって!

 くうみんのブログを訪問してくれるのは女性が多い。男に妙に人気のあるパステルカラーの美人を思わせるブログには、男性の読者が群がり、全く男にモテないこのくうみんは品行方正なこのくうみんは苦々しく思っていた。
 
 楽天にいたときは30代後半から60代までのおとな層ばかりだったのが、fc2に夜逃げしてきたら、10代の若いおのこが3人ほど来てくれるようになった。
 おばさんはうれしい。

 一人はクワガタ大好きなだまらお君。きっと同じくクワガタ好きなyouさんの「くわがたルーム」経由で来てくれたのだろう。

 だいぶ前、家出した小学生が、カブトムシやクワガタを捕まえてペットショップに売り、それで生活していたと言う事件があったが、彼ならそんなこともできそうだ。

だまらお君のブログ

 も一人は高校生部門で活躍していた氏君だ。日常のどうでもいい、つまらないことを面白く描くのでくうみんとしては期待のエースであったのだが、ブログをやめてしまった。
 しかし彼はまた戻ってくると信じている。

氏君のブログ

 そしてあと一人は、ゲーム・コミック部門で活躍中のリューニャー君である。
 ゲームを話題にした彼のブログはおばさんとしてはほとんど理解不能、しかしときどき普通に文章が書いてあるので、これは理解できる。 

 リューニャー君のブログ

 先日拍手数が170を突破したそうだ。これは理解できた。なのでお祝いのコメントを書いた。

拍手数170突破おめでとう。一日数回も記事を書く元気はオバさんにはない。オバさんは少数精鋭と言うことで。
2014-03-10 21:08 : ひねくれくうみん URL : 編集

Re: No title
>ひねくれくうみんさん

コメ&お祝いありがとうございます。

少数=記事数
精鋭=面白い ということですね。

いつも納得の完成度です。

いつも納得の完成度です…判りますか?!わたし、一生懸命考えて、文章組み立てているんですよ。
でも、大人は判ってくれない。

 さらさらと書いているように思っている人が大半だけれど、ああでもないこうでもないと考えながらブログをアップしているのです。

 以前、ブロ友旅彦様(おぢさん)から「自在の文章力」とのキャッチコピーをいただいたが、それ以来のキャッチコピーだ!

 「納得の完成度」。素晴らしいキャッチコピーだ!!気に入ったぞ!!

 いや~、照れるな~。


 

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テーマ : 主婦の日常日記
ジャンル : 日記

死よりもちちを失くす方が嫌だった くうみん過去を語る

全摘の再手術をしない方向で行くことになったくうみんは、遠くない将来死ぬかもしれないと思った。この当時はまだ現代医学を信じていたからだ。
「おじさん、丈夫で長持ちのはずだったんだけど、ダメみたい」
「そうだな、仕方ないな」
 二人ともなぜか死を受け入れることができた。

 そしてくうみんは、覚悟していたものの、全摘手術をしなくて済むことがうれしくて仕方なかった。そう、死よりもちちをなくすことの方が嫌だったのだ。
 そういう人間もいる。

 おじさんはそれまで全く料理を作らない人間だったが、一人になることに備え、「おやじレシピ」と言うオヤジ向けの料理本を買って研究することにした。

おじさんが買ったおやじレシピ 結局作ったのはふろふき大根一回のみ

 その間にも、くうみんはがん治療のことについて調べ続けた。

 ガン専門医のブログや医学のホームページ、ガンについての本を図書館で借りて読んだ。頭が痛くなるほど勉強した。学生の時以来だ。

 そう、代替治療のことは考えなかった。そんなものはインチキだと思っていたからだ。

 現代医学を是正している資料を読むと、術前抗がん剤治療ですっかりガンが消えた映像や、ホルモン剤服用で再発率、生存率が良くなっていると言うグラフが載っている。

「こんなに抗がん剤が効くなら全員ががんの手術を受ける前に抗がん剤治療をすればいいのに」
「ホルモン剤は、副作用が軽いのか」
 など思った。早期発見、早期治療が大切だ、と初めは思っていた。

 しかし、抗がん剤のその素晴らしい効き目は、「4週間以上癌が消滅した状態」を言うのであり、その後多くの場合はまたそこから癌が発生する、と医学ホームページに書いてある。

SURGERY NOW
医学ホームページ

 ホルモン剤で、歩けなくなるほどひどい関節炎を起こした人も身近に2人いた。

 早期治療すれば10年生存率は多いに決まっている。遅くに見つかった癌患者は、その10年を生きてしまっている。(アメリカの乳がん外科医スーザンラブ著 乳がんハンドブック)

 他でもない、西洋医学のホームページや本にこのようなことが書いてあるのだ。

 何じゃこりゃ!

 これは医者ですら「本当は癌治療は確立していない」と認めているようなものではないか?今まで信奉していたものが、自分の中でガラガラと崩れて行った。

 そう思っているうちにくうみん自身も抗癌剤やホルモン剤の副作用で苦しむようになった。髪の毛が抜けるなどは序の口で目に見えない体の内部への副作用、後遺症は恐ろしいものだ。

 医者の言う、「体に影響のない範囲内で抗がん剤を使用する」と言うのは「死なない程度に抗がん剤を使用する」と言う意味だと初めて分かった。

 そして何を信じるようになったかと言うと、放射線科の医師、近藤誠先生の「がんもどき理論」だ。ガンと診断されたものには、本物の癌である場合と、「がんもどき」の場合があって、本物の癌の場合は何をしても無駄、「がんもどき」の場合は何もしなくても大丈夫、だから今の癌治療はしない方が良い。それより抗がん剤治療などをして死んでしまう場合が多い。そう述べておられる。

 今の所この説を一番信用している。
 そして今している「ガン治療」は、冷え取りと、乳製品をなるべく食べないこと。毎日の運動。

 毎日を楽しく過ごす。これもガン治療になると思っている。 

「ワハハハハ!」 
 おじさんと夫婦二人だけのさびしい食卓。
「おじさん!本で読んだんだけどね!奥さんが乳癌になってね、家庭が暗くなって旦那が浮気したんだって。それを知った奥さん、悶死したんだけどその顔ったらぞっとするほど怖い顔だったんだって!うちはどうかな?暗くはないと思うんだけど!」

 おじさんは黙って苦笑いをしながらご飯を食べていた。


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テーマ : 乳がん
ジャンル : 心と身体

先生、なんであんな大声出したの?クワガタくうみん逃亡す くうみん過去を語る

大きな声を出したわりに、おじさんには
> 「…手術はしないで放射線で行ってみようか?」
> となったのね。その理由が、アタシにはわかりません。
>
> そのへんを詳しく次回お願いします。
> 転院って言ったから?
>
> それって・・・・

レインボウ様からこのようなご質問が。

 そうですね、私はその後、
「なぜあんな大声を上げたんですか?」
と、聞いたことがあります。

 すると彼は
「決心がつかないようだったから」
と、ニヤつきながら言うだけだった。まあ、つい感情的になってしまったんでしょうね。

「それじゃ、再手術なしで放射線行くか」
と言ったのは転院のことを切り出す前だったから、転院って言ったことが原因ではない。

 どうしてそんなに言うことが変わったのか、今となっては推測するだけ。

 再手術は嫌だと行ったとき、診察室の中では、日本が太平洋戦争でシンガポールを占領した時の会談で「YES OR NO?!」と、大声で迫る山下大将と俯くバーシバル中将を思わせる主治医とくうみんの姿があった。

 とにかく主治医は全摘の再手術をしなければ、やばい、危険だと強く思ったらしい。
「再手術しろ~~~!!〇×▲□☆!!」

 この大声は診察室を飛び出し、待合室や、他の診察室に大きく響き渡ったと思われる。

(想像)
「再手術しろ~~~!!〇×▲□☆!!」
 くうみんの診察が終わった後、次に診察室に入った患者の怯えた顔…
「あ、あわわ…よろしくお願いします…ひぇ!」

「再手術しろ~~~!!〇×▲□☆!!」
「ハッ、スナミ先生だわ!」
「あんな大声を上げるなんて!」
 ひそひそと噂する看護師達の声…主治医スナミがおトイレに行こうと通りかかると、わざとらしい咳払いと沈黙。

「再手術しろ~~~!!〇×▲□☆!!」
 他の診察室で診察していた先輩医師から、
「ああいうのはまずいんじゃないの?」
と言われたかも…

 くうみんはこの当時、ストレスで、常時瞼がピクピクする、チックを起こしていた。
 他の医師の診察の時、「あの先生は怖い、手術は嫌だ」と、瞼をぴくぴくさせながら訴えたことも耳に入ったかもしれない。
「チック起こしている。よほど怖い目にあったに違いない」

「患者は嫌だと思ったら、治療を拒否することができる。それなのに、治療を押し付けることはできない」

 冷静になってそう思ったのではないかと思う。

 しかし、主治医スナミは悪いばかりの医師ではなかった。入院したときには、朝は他のどんな医師よりも早く病室に来て、夕は遅くまで残ってくれて、回診してくれた。
 土日も病室を回って、何か悪いことはないか聞いてくれた。面倒見が良かった。 

 面倒見がいいと言うのは支配欲が強いことと裏と表の関係だそうで、ペットを飼うにしても、女は一緒に遊べる犬や猫が好きだけれど、男はビン、水槽に入れて一つの生命を完結させるようなクワガタや魚類を好む気がする。

そうじゃないかい?youさん、だまらお君。

 くうみんは、主治医にとってはビンの中で黒光りするクワガタのようなものだったかもしれぬ。

 しかし、そのクワガタはよっこらしょとビンから逃げ出したのだよ。

 ノコノコ、ノコノコ…こけつまろびつ…

 飛び立つと言うほどかっこいいものじゃなかった。

 逃げた先には何があったのか?



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テーマ : 乳がん
ジャンル : 心と身体

5年前の3月3日 くうみん過去を語る

 くうみんの主治医は、大変に怖い人だった。再手術は嫌だと言うと、
大きな声を出すし、もうトホホ。

 めんどくさくなければ見てください。
こんなに怖いくうみんの主治医

 セカオピ、サードオピは、外科でなく、放射線科の先生にお願いした。外科医だと同じような考えをするけれど、放射線科の先生なら違う見方をすると思ったからだ。しかし、セカオピ、サードオピともに、
「全摘はやむを得ない。しかしあなたがそんなに嫌なら、手術をしなければいい」」
 と言う見解だった。

 主治医は「再発の可能性30%」と言っていたけれど、
「そんなものじゃないですよ、もっと高いです」
 と言われる始末。

 よって、こうなる。
 第一志望 再手術はせずに放射線で済ませる。
これはあまりに危険だと言う先生方の見解による。

 第2志望 全摘し、同時再建
くうみんの癌はおとなしくないのでダメ。

 第3志望 全摘の上なるべく早い再建

 3にするのが次善の策か?

 けれど主治医は再発の可能性が極めて高いので再建は5年経ってからにするよう言っている。

 そんなこと言ったって、5年の内に死んじゃったらどうしてくれるのよ!
 
 そうだ、転院しよう!そしてこんな、若いのにてっぺんから白髪頭の医者じゃなくて、もっと優しくてイケメンの先生に再手術をしてもらって、なるべく早い再建を目指そう。
 今度の診察の時に転院を切り出そう。

 診察の日。くうみんは主治医が怖いので、転院のことはおじさんにすべて話してもらうことにした。理由はお約束の引っ越し。
 名前を呼ばれて診察室に入った。パソコンの画面には、蛍光グリーンの倍角文字で、いつものように「局所再発の可能性が極めて高い」と書かれている。

 主治医がパソコンの画面に向かったままで言った。
「…手術はしないで放射線で行ってみようか?」

 どうした風の吹き回しだ!おじさんが言った。
「そうしてくださればそれが一番の希望です」
「じゃ、そう言うことで」

 くうみんは一言も口をはさむことはなく、男二人の話だけで手術はしない方針が決定した。
 だ、大丈夫なのかな~。だって「再発の可能性極めて高い」って…蛍光グリーンの倍角文字… 

 まだ医学を全面的に信用していたくうみんは思った。

 死ぬかも知れない…

 5年前の今日のことだった。

 
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テーマ : 乳がん
ジャンル : 心と身体

 ああ情けない記事発見 ガン記事出たところで くうみん過去を語る

 某掲示板でこんなん見つけました。
 
「私も乳癌を患っております。なんでも先生にお任せすれば大丈夫と思っていたのですが、何だか腑に落ちないことばかりなのです。

 最初の診断では1期という説明でした。ところが手術の前日の説明では、2期a、手術後の診察では2期のbに入っていましたという説明、そしてさらに詳しい病理検査の結果、今後の治療方針を聞くと、(略)

 取り残しがあるので全摘の再手術の上、放射線をかけて、薬物療法はもちろん抗癌剤と、ホルモン療法です。この説明を受けて、かなりショックで、ステージとしてはどこになるのか聞く余裕がなく、また、全摘をするまでの覚悟ができず、今は抗癌剤治療を先にしてもらっています。

 いずれ、全摘。(略)でも、その上放射線もかけるとなると、再建も難しくなるし…
 主治医は「おれを信じろ!」って感じなのですが、どうもこれほど見立て違いがあると不信感を感じます」


 それに対し、皆さん、
「それは見立て違いではない、ガンと言うものは切ってみないと判らないものなのだ」
と言う意見。


 それに続けて投稿者の意見。
「そういうこともあるということ、皆さんから教えられました。『癌は怖くない』とか『医学の進歩』とかいいますがやはり癌は怖い病気なんだというのが私の実感です。

 今は抗癌剤で脱毛、胃の不快感が主な症状です。(略)

 癌の治療というのは命を上積みするものと思っておりました。(略)しかし、命の総量は決まっていて、うどんくらいの太さにするか、ソバくらいの太さにするか、そういうことじゃないかと今は思っています。

 皆さんのご意見を参考にするに、主治医は延命のためにはこれが一番、という方法を示していると思われます。
 でも、単に延命だけでなく、最近話題の生活の質を考えると素直になれないのです。
 全摘の上、放射線。あるそうです。全摘して再発というと、胸壁(周囲のリンパ節や、肋骨)になるそうです。

 その再発を防ぐためには全摘の上、放射線は有効なのがわかっているそうです。

 でも、そんなことをしたら、癌もぼろぼろになるかもしれませんが、私もぼろぼろになるのではないかと思うのです。象のようにむくんだ両手で、『これ、どうにかなりませんか?』と言っても、『命が助かったのだからありがたく思え』とか、よくある話です。

 皆さんのご意見をありがたくお聞きしました。主治医は私のためを思って治療法を考えているのです。しかし、私はそれを受け入れることが今でもできません。

 治療を拒否するのはそんなに悪いことでしょうか?」


 それに対し、皆さんの厳しいご意見

確かに治療拒否は患者の権利ですが、とした上で、
「さて、乳癌2b期では、一般的にQOLも考慮した上で、手術を行った方がよいとされています。化学療法は著効するわけではありません。「いずれ全摘」で済めばいいですが、遠隔転移する可能性もあり、その確率は手術+放射線より高いです。それでも化学療法がいいのですか?

 ちなみに、乳房再建は腹部の皮膚と皮下脂肪を使ってできます。ご存知ですか?」
 
次に、あ~あ、と思いますけど、と言う題名で、

 医学的に見て、『今しかない』『この治療法しかない』という患者さんが、誤った知識や思い込みで拒否していると、もったいないというか、端的に言うと「こうしている間に、治療可能から手遅れに移行しちゃうかも」と思ったりします。

 乳癌に限りませんが、胸を開けてみたら想定より進んでいたということはよくあります。
 それと、手術+放射線だと、放射線治療だけの場合などより照射量が少ないので皮膚障害も少ないはずで、腹部の脂肪と皮膚を使う乳房再建術などには問題ないと思うのですが?


上記二つの意見は化学療法より手術+放射線の方が効果があると言う意見です。再建だって可能だと。 

 
 ああ!根性なしの患者!ダメ患者!手術や抗がん剤が有効と思い込んでいるバカ患者!でも手術はしたくないなんてアホの極み!

 かわいそうなことを言うなって?

 この投稿者、5年ちょっと前のくうみんです。



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ひねくれくうみん

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 病んだ乳を抱えて今を生きる。また走り始めた。涙を流しながら。

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