2019-05-01から1ヶ月間の記事一覧
というNBER論文をブルナーメイヤーらが書いている(ungated版)。原題は「On the Equivalence of Private and Public Money」で、著者はMarkus K. Brunnermeier(プリンストン大)、Dirk Niepeltz(Study Center Gerzensee)。 以下はその要旨。 We develop …
昨夏に「仮想通貨のリスクとリターン」というNBER論文を紹介したが、同じ著者(+1名)が、表題のNBER論文で仮想通貨版の3ファクターモデルを提示している。(4月時点のWP)。論文の原題は「Common Risk Factors in Cryptocurrency」で、著者はYukun Liu(イ…
というNBER論文が上がっている(ungated版、cf. 昨夏のunrepresentative agentさんの紹介)。原題は「Demographic Origins of the Startup Deficit」で、著者はFatih Karahan(NY連銀)、Benjamin Pugsley(ノートルダム大)、Ayşegül Şahin(テキサス大オー…
というNBER論文が上がっている。原題は「Understanding the Mechanisms of Parental Divorce Effects on Child's Higher Education」で、著者はYen-Chien Chen(国立曁南国際大学)、Elliott Fan(国立台湾大学)、 Jin-Tan Liu(同)。 以下はその要旨。 In…
恰も22日に紹介したドノヒュー=レビットに反駁するかのような表題のNBER論文が上がっている。原題は「It's the Phone, Stupid: Mobiles and Murder」で、著者はLena Edlund(コロンビア大)、Cecilia Machado(ジェトゥリオ・ヴァルガス財団)。 以下はその…
「Rationalizing Trading Frequency and Returns: Maybe Trading is Good for You」というNBER論文が上がっている。著者はYosef Bonaparte(コロラド大学デンバー校)、Russell Cooper(欧州大学院)、Mengli Sha(ペンシルベニア大)。タイトルは Brad Barb…
「Impacts of industrial and entrepreneurial jobs on youth: 5-year experimental evidence on factory job offers and cash grants in Ethiopia」というNBER論文が上がっている(ungated版)。著者はChristopher Blattman(シカゴ大)、Stefan Dercon(オ…
以前、ハンセンとサージェントの投資家とモデルの不確実性に関するNBER論文を紹介したことがあったが、2人がまた表題のNBER論文(原題は「Macroeconomic Uncertainty Prices when Beliefs are Tenuous」)を書いている(ungated版)。以下はその要旨。 A rep…
というNBER論文が先月上がっている(著者の1人のHPでungated版にリンクしている)。原題は「After the Panic: Are Financial Crises Demand or Supply Shocks? Evidence from International Trade」で、著者はFelipe Benguria(ケンタッキー大)、Alan M. Ta…
というNBER論文が上がっている。原題は「The Impact of Legalized Abortion on Crime over the Last Two Decades」で、著者はJohn J. Donohue(スタンフォード大)、Steven D. Levitt(シカゴ大)。 以下はその要旨。 Donohue and Levitt (2001) presented e…
というトランプ減税の政治的効果を調べたコトリコフらのNBER論文が先月上がっている(ungated版、cf. ナショナルレビューの批判的な記事)。原題は「Did the 2017 Tax Reform Discriminate against Blue State Voters?」で、著者はDavid Altig(アトランタ連…
というNBER論文が上がっている(昨年初めのWP)。原題は「On the Empirical (Ir)Relevance of the Zero Lower Bound Constraint」で、著者はDavide Debortoli(ポンペウ・ファブラ大学)、Jordi Galí(Centre de Recerca en Economia Internacional (CREI)…
先月にNBER論文も上がっているが、3月のブルッキングス研究所のコンファレンスでローマー夫妻が表題の論文(原題は「Fiscal Space and the Aftermath of Financial Crises: How It Matters and Why」)を出している。 以下はその要旨。 In OECD countries ov…
バリュー株効果はB/Pがリスク要因を捉えているから、というファーマの説に異を唱え、そうした株式の特性が投資家の過剰反応と結び付いているから、という説を唱えているティットマン*1が、自説のメカニズムに関する動学モデルを提示した表題のNBER論文を上げ…
「Liquidity Risk After 20 Years」というNBER論文が上がっている。著者はLubos Pastor(シカゴ大)、Robert F. Stambaugh(ペンシルベニア大)。 以下はその要旨。 The Critical Finance Review commissioned Li, Novy-Marx, and Velikov (2017) and Pontif…
というNBER論文をブルナーメイヤーらが書いている(2年前のWP)。原題は「Asset Price Bubbles and Systemic Risk」で、著者はMarkus K. Brunnermeier(プリンストン大)、Simon C. Rother(ボン大)、Isabel Schnabel(同)。 We analyze the relationship …
というNBER論文が上がっている(3年前のWP)。原題は「Errors in the Dependent Variable of Quantile Regression Models」で、著者はJerry A. Hausman(MIT)、Haoyang Liu(NY連銀)、Ye Luo(香港大)、Christopher Palmer(MIT)。 以下はその要旨。 The…
「Double-Counting of Investment」というNBER論文をロバート・バローが上げている。以下はその要旨。 The national income and product accounts double-count investment, which enters once when it occurs and again in present value when the cumulate…
というNBER論文が上がっている(2年前のWP)。原題は「Bank Risk Dynamics and Distance to Default」で、著者はStefan Nagel(シカゴ大)、Amiyatosh Purnanandam(ミシガン大)。 以下はその要旨。 We adapt structural models of default risk to take in…
というNBER論文が上がっている(ungated版)。原題は「Survival of the Fittest: The Impact of the Minimum Wage on Firm Exit」で、著者はDara L. Luca(Mathematica Policy Research)、Michael Luca(ハーバード大)。 以下はその要旨。 We study the im…
というNBER論文が上がっている。原題は「On Money as a Medium of Exchange in Near-Cashless Credit Economies」で、本ブログでは昨年暮れのエントリの注でungated版にリンクしたことがある。著者はここで紹介したNBER論文のコンビであるRicardo Lagos(NYU…
というNBER論文が上がっている。原題は「Do Distressed Banks Really Gamble for Resurrection?」で、著者はItzhak Ben-David(オハイオ州立大)、Ajay A. Palvia(通貨監査局)、René M. Stulz(オハイオ州立大)。 以下はその要旨。 We explore the action…
というNBER論文が上がっている(2年前のWP)。原題は「The Seniority Structure of Sovereign Debt」で、著者はMatthias Schlegl(上智大*1)、Christoph Trebesch(キール世界経済研究所)、Mark L.J. Wright(ミネアポリス連銀)。 以下はその要旨。 Sover…
というNBER論文が上がっている。原題は「Prospects for Inflation in a High Pressure Economy: Is the Phillips Curve Dead or is It Just Hibernating?」で、著者はPeter Hooper(ドイツ銀)、Frederic S. Mishkin(コロンビア大)、Amir Sufi(シカゴ大)…
をSF連銀のPascal Paulが同連銀のEconomic Letterで挙げている(H/T Mostly Economics)。 以下はその結論部。 This Economic Letter describes four empirical facts about financial crises: (1) crises are rare, (2) they occur out of credit booms, (3…
デビッド・ベックワースとStephen Williamsonが最近の米短期金融市場の動きに首を捻っている。 その動きとは、2018年初めまでは IOER > FF金利 > 翌日物レポ金利 ≳ ON-RRP金利 の関係が概ね成立していたのが(ただし、IOER=超過準備預金への付利、ON-RRP=…
というNBER論文が上がっている(H/T Economist's View)。原題は「Can Economic Policies Reduce Deaths of Despair?」で、著者はWilliam H. Dow、Anna Godøy、Christopher A. Lowenstein、Michael Reich(いずれもUCバークレー、GodøyとReichは労働雇用研究…
今回ジョン・ベイツ・クラーク賞を受賞したエミ・ナカムラの業績を「The Price of Everything, the Value of the Economy: A Clark Medal for Emi Nakamura!」と題したエントリでA Fine Theoremブログが紹介している(H/T Economist's View)。 以下はそこか…
「Economic geography bites back」という小論をブルッキングス研究所のIndermit Gillが書いている。以下はその冒頭部。 Ten years ago, Paul Krugman won the Nobel Prize in Economics, and the World Bank published the World Development Report “Resha…
Peter Bofingerというドイツ(!)・ヴュルツブルク大の経済学者が、表題のパラケルススの格言を引用して、Social Europe上でMMT擁護論をぶちあげている(H/T Economist's View)。 そこで彼はMMTをISLMの枠組みで捉え、MMTはIS曲線を右シフトすると同時に(…