2015-01-01から1年間の記事一覧
1.濱口竜介『ハッピーアワー』 2.J・J・エイブラムス『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』 3.是枝裕和『海街Diary』 4.クリストファー・マッカリー『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』 5.ナンシー・マイヤーズ『マイ・インターン』 6.コリン・…
メリークリスマス。youtu.be 最高のやつです。2015年も締めくくり。2016ってなんかSFっぽい響きがあるので楽しみだ。さて、この「最近のこと」シリーズも今年最後になりそうなので、早々に振り返りましょう。先週の土曜日から。朝一で『スター・ウォーズ/フ…
1.PIZZICATO ONE『わたくしの20世紀』 2.Mocky『Key Change』 3.cero『Obscure Ride』 4.シャムキャッツ『TAKE CARE』 5.Hiatus Kaiyote『CHOOSE YOUR WEAPON』 6.VIDEOTAPEMUSIC『世界各国の夜』 7.Sufjan Stevens『Carrie & Lowell』 8.3776『3776を聴かな…
ネタバレする気もないし、旧三部作との関連性や本歌取りについてあれやこれや書き連ねる気はないので、「『スター・ウォーズ』の新作を観たのだ」という興奮と熱を書き記しておきたい。観たのである。1日に同じ映画を2回スクリーンで観た。個人的にはあまり…
XTCやPublic Image Ltdを彷彿とさせるニューウェーブサウンド、もしくはPavmentのようなローファイ感。そんな楽曲で踊るローカルアイドルグループが富士山の麓ににいる、という噂を耳にしたのはいつ頃だったか。youtu.be この3776と名乗るアイドルグループは…
菊地成孔が率いたSPANK HAPPY(第2期)の活動の成果に、煌びやかなピチカート・ファイヴの中から、小西康陽のクリエイトの源をわかりやすい形で(それもフェティッシュに)曝け出した、というのがあるのではないだろうか。それは凡庸な言葉で説明してしまえ…
最近のこと。風邪での体調の悪さを完全に払拭するのに2週間くらいかかった。もっと体力をつけたほうがいいのかもしれない、と考えてはみるけど、運動を始めるでもなくレバニラ定食を食べる事で元気になったつもりになってしまう自堕落さ。でも、レバニラ定食…
浜口浜村が解散してしまった。もうあの2人の漫才を観る事はできない、という事実以上に堪えるものがある。世界に対する敗北、とでも言おうか。浜口浜村の漫才は本当に唯一無二であった。イマジネイティブかつラディカル。初めて彼らの漫才を観た時の喜びは忘…
河童の三平 (ちくま文庫)作者: 水木しげる出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 1988/06メディア: 文庫購入: 3人 クリック: 25回この商品を含むブログ (33件) を見る偉大な作家にはつきものだが、水木しげるの最高傑作は?という問いもまた、困難を極める命題で…
SaToAという素敵なスリーピースバンドについて、今更ながらつらつらと書き記してみよう。「SATOA(サトア)」という単語は、調べてみるとフィンランド語で”収穫”を意味する言葉らしいのだが、バンド名の由来はそれとは関係ないようで、Sachiko、Tomoko、Ami…
最近のこと。マクドナルドのハッピーセット『ピーナッツ』第2弾も4種まで集める事に成功しました。食い意地の張った人間としては「仮面ライダーチップス」とか「ビックリマンチョコ」のオマケだけ取って本体を捨ててしまう問題というのが理解できなかったの…
ほりぶんの第2回公演『得て』をムーブ町屋で鑑賞。まず、ほりぶんについて。ほりぶんというのは、ナカゴーの鎌田順也が川上友里(はえぎわ)、墨井鯨子という2人の女優の為に立ち上げた劇団だそうだ。ちなみに名前の由来は王子にちょっと前まで存在したレト…
5年ぶりの復活となりました『M-1グランプリ』でしたが、これがもう最高。厳粛な空気感、重厚かつタイトなオープニングの煽り、Fatboy Slim「Because We Can」の出囃子、今田耕司の進行さばきと上戸彩の圧倒的なチャーム、といった全てに懐かしさを覚えると同…
夜に誰かと遊ぶと 昼間よりずっと仲良くできるよね という実に甘美な台詞がサラっと登場する。そこに性愛の関係がなかろうと、”夜を共にする”という行為は絆を深めるものだ。子ども達は夜を超えると、少し大人の顔つきになる。なるほど、その意味で、"肝試し…
中学生日記 (扶桑社文庫 く 3-2)作者: Q.B.B出版社/メーカー: 扶桑社発売日: 2008/06/28メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 55回この商品を含むブログ (15件) を見る中学生日記 (新潮文庫)作者: Q.B.B.出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2002/08メディア: 文庫…
東京メトロの広告大好きだった。”だった”と過去形になってしまっている。いや、今年度の12月版なんかも凄くいい、ハッとするような堀北なのだけど、彼女の視線の向こうにあるスダレ前髪も一緒に浮かんできてしまう。毎日を堀北で爽やかに通り過ぎていく日々…
“YELLOW DANCER”こと星野源さんが『ミュージックマガジン』誌において、お気に入りの黒人音楽を紹介しているページがありまして、そちらをパラパラと眺めていましたら、1枚のアルバムが目についた。Lou Ragland(ルー・ラグラン)が1983年にLou Ragland & T…
12月がやって来た。個人的には仕事も期末の3月の方が10倍くらい忙しいし、坊主が走るほど忙しかった記憶はなく、ただなんとなくウキウキする季節だ。11月はたくさんブログを更新しようと思っていたのだけど、結局13本に終わってしまった。充分多いような気も…
太郎は水になりたかった (torch comics)作者: 大橋裕之出版社/メーカー: リイド社発売日: 2015/11/11メディア: コミックこの商品を含むブログ (1件) を見る『週刊オオハシ』という漫画雑誌がありました。大橋裕之が複数のペンネームで全ての連載作品を書き分…
ロロ『いつだって窓際であたしたち』を横浜STスポットにて鑑賞。こちらは「いつ高シリーズ」というロロの青春連作偶像劇プロジェクトの1作目にあたる。このプロジェクトは「高校生に演劇を観てもらいたい!」そして「もっと演劇を楽しんでもらいたい」という…
4~5話があまりに低調で、観る気力を失いかけていたのですが、6話で再び息を吹き返す。いやはや、見違えるほどに素晴らしいではないか。クレジットを確認すると、演出が1~3話を担当していた平野眞(『ショムニ』『HERO』など)に戻っており、「なるほど」と…
2016年フジテレビの冬ドラマの月9『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』の制作が発表された。噂通り、念願の脚本家・坂元裕二の月9復帰です!いやーうれしい、楽しみ。大袈裟ですが、人生の糧になるほどにうれしい。それほどに坂元裕二というのは…
最近のこと。『STAR WARS』観たいという気持ちで満ちている。初回のIMAX上映のチケットネット予約は激しい争奪戦だったようで。初回は無理でもせめて初日には観たいよなぁ。そんな映画ってなかなかあるものじゃない。 このDARSの期間限定のダースのベイダー…
冨樫義博の『HUNTER×HUNTER』が休載のまま2015年が終わってしまいそうである。いやになっちゃうなぁ。私は『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』『ファイブスター物語』の完結以上に、『HUNTER×HUNTER』の続きが読みたいのだ。そんな方にほんの少しだけ朗報。漫画ア…
こんなにもわかってしまっていいのだろうか、と戸惑ってしまう。Enjoy Music Clubの1stアルバム『FOREVER』の話である。例えば、トラックの大胆過ぎるネタ使い。特に、硬派なヒップホップリスナーの眉を一発でひそめてしまうであろう冒頭のシェリル・リンと…
何ともゴージャスな音楽だ。お金のかかった音楽という事ではない。そこに費やされている技術、貫かれている美学があまりに優雅でゴージャスなのだ。まったくをしてayU tokiOというミュージシャンは、1曲の中にどれほどの音符とアイデアを用意してくれるのか…
最近のこと。重曹での掃除にはまっている。汗や皮脂で汚れた腕時計やシェービングがみるみる復活していくのが楽しい。理科が最大の苦手科目だったので、重曹が何なのか知りませんか、偉大な存在だ。“ジュウソウ”とパソコンに打ち込んで思い出した学生時代の…
一杯の珈琲から シリーズ小さな喫茶店 (ビームコミックス)作者: 山川直人出版社/メーカー: KADOKAWA/エンターブレイン発売日: 2015/09/26メディア: コミックこの商品を含むブログ (2件) を見る『珈琲もう一杯』再び、という事のようだが、どうにもキレのない…
最高傑作である第5シリーズを前作に持ってしまった運命が故に、どこか霞んだ印象を持っていた第6シリーズですが、再見してその面白さに驚いてしまった。この頃から脚本サイドと演出サイドの不和が噂されていましたが、何のその。第5シリーズを経て脂の乗り切…
良い。まったく、どうしてもオルタナティブなものに魅かれてしまう。橋本奈々未という人は、初めて乃木坂46を観た時から目を引く存在だった。アイドルグループの中において異物感が際立つ大人びたルックスは勿論なのだが、ぎこちなさを覚える佇まいがとても…