ひだまりのお話:SSブログ
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愉話§一日一句~月日の流れ~ [俳句]

季語は・・・神無月尽

神無月は 尽きて赤子の 眠りをり

【去年の今日】黒話§日本対オールブラックス[2022.10.29]
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呟話§一言つぶやき~権力の勘違い~ [つぶやき]

なぜ、どうして、人間は、ひとたび“力”を持つと、その力を過信して……

……暴走を始めるのだろうかと考えるが、権力を笠に着るのは権力者だけでなく、さらに取り巻きを含めれば、状況はさらに質の悪い方向へと向かっていくわけで、気がついた時には手がつけられない状況となって、その行く末がどうなるかといえば、悪行を為したままにあの世に逝っていまった挙句、事が露見するや、後始末をしようにも収拾のつかない、対応が後手後手に回るようで、積もり積もったツケを清算できるのは、よほどの決断が必要だと気がついているのだろうか。そうして・・・・・・

権力とは、それを持たない人たちを疲弊させる

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無話§2023年十月終了のお知らせ [日常]

一気に“年末”が近づいてきたように感じる。

10月に入っても真夏日になりそうな東京だったが、上旬も終わり頃になると一転して秋らしい陽気と気温になってくれた。

10月第一週の終わり頃には、Tシャツだけだったところ上にもう一枚羽織るようになり、タオルケットの夏掛けに毛布をプラスしたのだ……もっとも、夜中に眼が覚めたら、毛布全部がベッドから床へと落ちてしまっていたが。

そして秋の雨は次第次第に冷たくなって、傘を持つ手が寒い。

尾瀬の山小屋は、10日前を最後にすべてが小屋閉めを完了して、小屋の人たちは、地元へと降りている。もっとも、冬になる前に何回か見回り点検などは欠かせず、時には雪降る中を自分たちの小屋へと向かうのだ。

明日から11月……そろそろ、セーターと仲良くなるタイミングであろうか。

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愉話§一日一句~親知らずを抜く~ [俳句]

季語は・・・新米

新米や 明日は歯医者と 噛みしめて

【去年の今日】週話§日曜有閑~今年も残すところ~
タグ: 新米 俳句
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息話§三連休とか [日常]

今年は“三連休”が7回あった。昨年大晦日から年明けて元旦、2日が振替休日というのはまあご愛敬だが。

宮仕え時代の三連休は正直なところありがたかった。入社した時から完全週休二日ではあったが、月曜から金曜は午前様&朝帰りがデフォルトだった。ただし、勤務形態は月曜から金曜までの5日間が完全に厳守されて、きちんと土日を休むことはできた。

だが、そうはいっても土曜日など半日は使い物にはならず、週休二日とはいえど、まあ実質は一日半の休みではなかったか。なので、三連休となると、さすがにありがたいものがあって、しっかり休めたことは言うまでもない。

そんな中、歯ぎしりとまではいかないが、ちょっとなあと思うのは土曜日が祝日に当たった時で、金曜日なら三連休になるところ、何の意味もない単に土曜日+祝日なだけという、見事なスカ気分を味わうのである。

そして今週末の金曜日が文化の日で、土日と合わせて三連休になるはずだ。

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憑話§義経千本桜~忠信篇~立飛歌舞伎 [歌舞伎]

立川の某企業の創立百周年を記念しての、歌舞伎興行イベントを観てきた。会場は立川ステージガーデン、収容2500人という大規模ホールは、歌舞伎座よりも空間が広く、まあ……歌舞伎を観る劇場ではない。

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3階席左側のチケット最安席は、舞台下手の半分がまったく見えず、舞台上左右に吊るされた巨大ディスプレイばかりで観ることになった。

さて『義経千本桜~忠信篇~』は、伏見稲荷鳥居前から道行初音旅、川連法眼館である。

伏見稲荷鳥居前……鷹之資の忠信、笑也の静御前。鷹之資の忠信がいい。父富十郎を彷彿とさせる身体のキレが舞台を締めた。鷹之資で忠信編全部を観てもいいと思わせるものを感じた。

道行初音旅……代わって團子の忠信、壱太郎の静御前、猿弥の逸見藤太。まずもって猿弥の安定感が際立つ。團子の忠信は丁寧に安全運転の舞台。まだまだこれからに期待したい。

川連法眼館……青虎の忠信が、台詞回し、所作ともに水準以下。狐忠信の狐ことばの間が悪く、時に間延びしたり甲高い声から言葉の切れる決めなどがまるで出来ておらず。所作にもキレがなく、ジャンプは重く膝を支点にして回るところもスピード感に欠けていた。さらに手にした鼓を喜びながら回すところで、コントロールが悪くて曲がってしまったり、3人替わりした忠信の中では一番の不出来である。

93歳の寿猿が川連法眼を務めた。立ち上がる時に少しよろけたりしたが達者に務めていた。中車の横川覚範実は能登守教経、笑三郎の義経。

なお、宙乗りは舞台下手花道あたりから、3階席上手へと斜め対角線にというものだった。大量の桜吹雪で、鳥屋下2階席のお客さんは桜に埋もれた。

終演は17時15分と4時間の舞台はさすがに疲れてしまった。劇場を出て少し歩いたところにうまい蕎麦の店があると聞いていたので、軽く酒を呑み、蕎麦を手繰って帰宅。

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愉話§一日一句~日本酒は何で呑む?~ [俳句]

季語は・・・からすみ

からすみが 出てぐい呑みは 江戸切子

【去年の今日】週話§土曜有閑~えっ、知らないの?~
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異話§霎時施~七十二候~霜降 [七十二候]

霜降の次候“霎時施(こさめときどきふる)”である。

秋霖とは秋に降り続く長雨ということだが、これまでのところ、だらだらと雨が降り続くようなことはなかった。だが、秋に降る雨は冷たい。気分のありようによっては心が折れそうになることもありそうだ。

さすがに長袖のシャツ類の上からジャンパーなどの上着を着て、しっくりと来る時季で、外を歩いても暑くもなく寒くもなく、もちろん汗ばむことなどない。

そして、もう一か月も経てば、もう一段階厚めの上着で外出するようになるわけで、そうするとモコモコな自分を感じることになる。

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週話§日曜枯寂~えっ! 十月終わるの?~ [日常]

冗談はヨシ子さん!(死語

ついこの間、おせち料理をつまみながら元旦を寿いだのに……ついこの間、桜を愛でたのに……ついこの間、尾瀬ヶ原で水芭蕉を眺めたのに……ついこの間、秀山祭で雪姫を観てきたのに。

そうして、あっという間に時は過ぎ行きて今年ももうあと2か月である……

時よとまれ!

……その言葉を口にすると、悪魔に魂を渡さなくてはならないと、ゲーテの『ファウスト』にある。一連の言葉は「時よ止まれ、汝は美しい!」というもので、自分が感じた最も美しい瞬間に口から出てくる言葉ということだ。

まあ、そんな気の利いた言葉など言えるはずもなく、ただ漫然と一年の時の流れや、季節の移ろいを見続けるばかりなのである。

そして、日暮れは早く、朝が明けるのは遅く、一日が何となく短いと感じる頃合いということか。

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愉話§一日一句~尾瀬は冬へ~ [俳句]

季語は・・・木の実

木道へ コツコツコツン 落つ木の実

【去年の今日】蹟話§尾瀬冬模様[5]今朝も大霜そして帰路
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週話§土曜枯寂~飽きっぽい・・・・・・のかな?~ [酒肴]

いわゆる“マイブーム”が我が家にもある。食事(特に夕食)の時に、食卓に出てくるちょっとした酒肴の類で、突然ご寵愛が始まって、ひとしきり食べ続けるのだけれど、気がつくといつの間にかに姿を消していたりするのだ。

そんな記憶をたどってみると、一番古そうなのは、豆もやしのピリ辛キムチ風味というやつだった……かな。で、どうしてレギュラーとして生き残れなかったのかというと、ご寵愛の度合いが極端だったからではないかと考えるのである。

一週間に一回とか、適当に間隔を開けて食べてやれば長続きして、定番酒肴になったかもしれないのに、なぜか火がついたように食べて、それがゆえかわからないが飽きてしまう。そんなのがいくつかあったと記憶。そして……消えていく。

我が家の定番酒肴といえば、豆腐はマストであるし、夏は枝豆という鉄板が季節ものであるがゆえか、飽きずに食べている。

ところで、このところ酒肴のサイドに列座しているのがピスタチオである。なぜかうまいピスタチオをスーパーで見つけて、夫婦してせっせと食べているのだが……はてさて、ご寵愛が薄れるのはいつになることかと思うのだ。

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愉話§一日一句~半年のシーズン終了~ [俳句]

季語は・・・そぞろ寒

小屋閉めの 朝陽は低く そぞろ寒

【去年の今日】蹟話§尾瀬冬模様[4]早朝の大霜と三角歩き
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解話§焼きそばパンうめぇ! [B級グルメ]

日本人の不可解な嗜好の一つに“澱粉質をおかずに澱粉質を食う”なるものがある。ラーメンにご飯、餃子ライス、はてはお好み焼きに飯、そして……

焼きそばパン

……という奇怪な一品がある。最初に挙げた3点については、どれも小麦&米の組み合わせだが、焼きそばパンに到っては小麦&小麦の組み合わせで、同じ穀物の類でも異種同士であればまだしも、さすがにここまでくると、まずいんじゃないの?と思ってしまう。

だが、そんなこと誰も意に介することなどなく、嬉々として焼きそばパンにかぶりつくのだ。もしも口を滑らせて「それ澱粉質+澱粉質じゃん!」とか言ったとしても、言われた相手はキョトンとして「何か問題でも?」などと返してくるばかりである。

そして気がついた。世の中にはさらにスパゲッティ・ナポリタンを挟みこんだりな存在があることに。これはもう西洋由来の食べ物を日本人がもてあそんだ成れの果てではないか。イタリア人、そして欧米のみなさんに合わせる顔などありません。申し訳ない!……

……などと、反省したふりをしつつ焼きそばパンを口にするワタシがいる。だってうまいんだもの、しゃあない。

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別話§終活のおはなし~長生きですとか~ [終活]

[承前]

寿命……こればかりは自分で決めることができない。長生きしたいとかしたくないとか、そんな了見などお門違いでしかなく、そうした考えは、実のところ先々について何も見通していないからではないかと考える。

長生きすることのメリットとデメリットを考えるなら、デメリットの多さについて危惧しながら、他の人たちはそうした可能性の類に関して、どれだけシミュレーションしているのだろう。

何度も書いているが生き物である人間は必ず死ぬ、いつか死ぬ。夭折するのか、平均寿命どおりか、百歳を超えてしまうのか……生きている存在は必ず死を迎えるのだ。来るものが来たなら、我々は黙ってそれに従うしかない。

古の中国の秦始皇帝は、不老不死の薬を求めて多くの手下たちをあちこちに派遣してそれを探させたという。もちろん、見つかるはずもなく、皇帝もまた誰もがたどる同じ道をたどって逝ってしまったわけだが。

いずれ“お迎え”が来ることは、否が応でも受け容れるしかないことだが、現世の未練もそれなりにあって……気になっている若手歌舞伎役者の行く末とか、お気に入りのテレビ番組の結末がどうなるものか、まあ要するに他愛のないことばかりではある。
                               [続く]

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愉話§一日一句~屋根を叩く雨音~ [俳句]

季語は・・・初時雨

目覚めれば 五時は昏くて 初時雨

【去年の今日】蹟話§尾瀬冬模様[3]ぽてぽて龍宮小屋
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顧話§今日の歴史~暗い歴史~ [韓国]

1979年10月26日、朴正煕がKCIA部長・金載圭に暗殺される。

日本が第二次世界大戦で敗北、朝鮮半島から撤退した後、4年間の朝鮮戦争を経て、朝鮮半島は南北分断が確定した。そうした状況のゆえに、韓国では軍事政権の時代が1980年代終わり頃まで続くことになった。

そんな軍事政権の大統領の一人が朴正煕(パク・チョンヒ)である。いわゆる軍事独裁を強化し、民主化の動きを徹底的に封じ込めた。その手法は手荒で悪質。最も代表的だったのは1973年に、政敵だった金大中(キム・デジュン)を日本から拉致したことである。

そして朴正熙が暗殺されたのは政治的事情ではなく、暗殺の犯人である韓国KCIA部長・金載圭の個人的怨恨だった。享年六十二

軍事政権は全斗煥からさらに盧泰愚まで続き、あまつさえ全斗煥による光州事件は、二百人近い死者を出した最悪の民主化弾圧となり、大きな汚点を残した。

付記:2013年に大統領に就任、2017年に罷免された朴槿恵(パク・クネ)は、朴正熙の娘である。

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街話§神保巷塵[103]職酒接近 [神保町]

[承前]

酒呑みの神保人だったら、酒の店の馴染みを数軒くらいは持ち合わせているだろう。かく申すワタクシめも、宮仕え時代には、気楽な立ち呑みの店から始まって、ちょっと洒落た居酒屋、気兼ねないビアホール、財布に優しい寿司屋にカジュアルな町中華、そして蕎麦前で呑める蕎麦屋となどなど、実にお世話になっていたものである。

サラリーマンのアフター5で、必ず名前が挙がるのは新橋というのがお約束なのだが、勤め人が勤務先から新橋の駅に向かいながら立ち寄るという流れになっているようだ。

そこへいくと神保町は、町内の到るところに酒食を楽しむ店が点在していてまさに職酒接近そのものと言えるのではないだろうか。

極端なところでは、仕事場の通用口を出たすぐの路地裏には瀟洒な居酒屋があって賑わいを見せていた。ただし、あまりに職酒接近し過ぎてしまって、店に入ると見たような顔ばかりがカウンターにということになって、個人的には敬遠して、少しばかり歩いたところに通っていた。

人によっては、六本木だの麻布などと遠征していたりもしたようだが、神保人の基本はあくまでも神保町呑みで、結局はホームタウンに戻ってくるのである。
                               [続く]

《神保町のトピックス一覧》
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愉話§一日一句~火点し頃~ [俳句]

季語は・・・秋爽

秋爽や 暮れて酒場の 暖簾出て

【去年の今日】蹟話§尾瀬冬模様[2]尾瀬ヶ原は晩秋?
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遊話§観光地に行かない旅 [海外旅行]

海外旅行の目的は何かと問われれば、至極単純な話で“そこでなければ体験できないこと”を体験することだと答える……言うまでもない。

広義な意味でなら、名所旧蹟巡りもそのうちに入るかもしれないが、我々のように同じ目的地にばかり出かけている人間にとっては、名所旧蹟巡りの類には興味などなくなってしまうのは当然だろう。

結局、我々が最終的にたどり着いたのはオーストリアアルプス端っこの地域なわけで、そこには日本人が行きたいと考えるような観光地など存在せず、それどころか『地球の歩き方』に紹介されてすらいない場所などだ。

当然ながら、日本人観光客が足を運ぶはずもないそんな場所に通い続けたのは、質の高い室内楽やら歌曲の演奏会シリーズが行われるからである。

まさに“そこに行かなければ体験できない”そのものなわけで、そうするだけの価値があると思ったからこそ、レンタカーを駆って馳せ参じたのだ。

同じ場所に通い続けているなら、そうした目的だけでなく、その地域ならではのあんなことやこんなことへと、体験することが膨らんでいってくれた。

地物のチーズは特筆するべきもので、旅行が終わる頃、いつものチーズ屋で年に一度“爆買い”をしていくのである。買い始めた頃はおずおずと1kgほどを切ってもらっていたが、最後には1kgほどの塊を3つ4つと買い求めたのである。

そんな我々と同じことを、他の人がやって楽しいかどうかはわからない。だがそろそろ、著名といわれる建物などを外から眺めておしまいという作業が旅行の主目的というところから脱却できないものだろうか。

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労話§宮仕えを始めた頃・・・・・・ [私事]

めでたくも大学を卒業し、自分には不釣り合いともいえる望外な会社に職を得て、意気揚々と宮仕えを始めた……と言いたいところだが、実際のところは、不安だらけの“船出”だった。

仕事がスタートしたはいいが、肝腎の中身がさっぱりわからない。何がどうしてこのようになっていくものかが、まったく理解できなかったのである。

それでも、少しずつやるべき仕事は増えていくのだが、中身の理解度は遅々として進まず。半年が経って試用期間が明けて正社員となっても、絶望的に仕事を理解することができないまま。

そうして、1年が過ぎたくらいだったか、遅ればせながらようやく、仕事の何たるかがわかってきたように感じた。

多分に“技術的”な要素の多い職分であるがゆえなのかどうかわからないが職人仕事のようでもあって、人がやっているところを見たり、わからないところは聞いてみたりして、どうにか格好がついたかなと思えたのは3年ほど過ぎた頃だっただろうか。

そうして37年半、同じセクションで過ごしたが、自分的にはやっている仕事の本質を正しく理解したとは思えないまま定年退職を迎えたようである。

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愉話§一日一句~買い漏れなきよう~ [俳句]

季語は・・・秋収め

メモを手に 午後は買い物 秋収め

【去年の今日】蹟話§尾瀬冬模様[1]毎日が奇跡の三日間
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異話§霜始降~七十二候~霜降 [七十二候]

霜降の初候“霜始降(しもはじめてふる)”である。

いよいよ“秋深まる”となってきた。先週末で尾瀬の山小屋も今シーズンの営業を終えた。今年は5月に入れただけである。

前にも書いたように、アルバイトをしていた頃は、ゴールデンウィークが始まる4月末から11月3日の文化の日までが山小屋の営業期間だったが、今は若干短くなってしまった。それでも約半年のシーズンでお客さんを受け入れて稼がなくてはならないのは、本当に大変なことだと思う。

特に2020、21年とコロナ最盛期は、にっちもさっちもいかずで打つ手もなくひたすら耐える日々だったのではないだろうか。

1990年代半ばをピークに、登山者は減少の一途で、手軽な日帰りハイキングが主流のように思えて、せめては山小屋に一泊してのんびり尾瀬を楽しんでほしいと思うのだが。

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龍宮小屋に泊っていた時「尾瀬って5、6月が春、7、8月が夏、9、10月が秋……11~4月は冬だよね」と冗談で話したら、本当にそうだとうなずかれたが、体感としての季節感はまさにそのとおりだと感じている。そうして間もなく秋の2か月が終わるのだ。

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過話§上京五十年~東京に出てきて~ [東京]

東京に出て行こうと思い定めたのはいつのことだったか……記憶の限りでは中学校に入る頃には既に“そうする”と決めていた。何度も書いている。

もちろん、だからといって東京で“何をする”という目的のようなものまで固まっていたわけではない。それこそ、一旗揚げて何かしてやろうなどと、そんな大胆なことを考えもしないことだ。ただ、そのまま北関東の小都市に住んでいたら、早晩行き詰まることだけは勘が働いたような気がするのだ。

だから頭の中では「逃げるんだ、早く逃げるんだ!」と、そんなことばかり考え続けていたようだった。

結局、そんな漠然とした発想から抜け出ることができないまま、それでも東京に出てきて、徒手空拳で闇雲に動いていた結果、半世紀後の自分がこれである。

その時の自分が、2023年の自分を想像できるはずなどないのは当たり前で、二十歳前に願望していたことが、アラ七十になるまでの40年の間に、実現ができたと言えるものか……実のところはよくわからない。それが晩年近くの正直な感想だろうか。

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愉話§一日一句~秋の改編あれど~ [俳句]

季語は・・・暮の秋

暮の秋 変わりばえせぬ テレビ欄

【去年の今日】週話§日曜有閑~彼女は家を出て行く~
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悼話§財津一郎さん(キビシ~ッ!) [テレビ]

財津一郎を初めて見たのは1966年頃の『てなもんや三度笠』の浪人蛇口一角だった。何の予告もなく、唐突に登場して奇声を発しつつ刀を舐め回し……

ヒッジョーにキビシ~ッ!



……何ともな異様さに、視聴者の度肝を抜いたのだった。あまりにも唐突、あまりにもナンセンスな芝居に強烈な衝撃を受けたのだった。それまでテレビで見ていたコメディアンとは、まったく違う感覚を覚えたのである。

最近はコマーシャルの「ピアノを売ってチョーダイ!」ばかりが目立って、訃報の見出しがそればかりだったのは、本人にとっては、いささか不本意なことではなかっただろうか。享年八十九

合掌

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狡話§スパムメイル巧妙化 [インターネット]

実は、今年になってメイルボックスに届くメイルの中に、正規のアドレスからなのか、スパムメイルなのか判然としないメイルがぽつぽつと出てきた。

自分で調べられる限りを労して本物か偽物かを判別しようと試みるのだが、中には完全にお手上げとしか思えないメイルもあったりして、自分の知識では如何ともしがたかったりするのだ。

そのメイルの中にあるリンクを開けてみようかと、おおいに悩むわけだが、開けなくても済むような内容だったりするので、わざわざ虎の尾を踏むようなことはしない。もしも何らかの重要な知らせであったりするのだったら、リンクから開けず、当該ページに直接入って、用件を見ようとするだろう。

身に覚えがない以上に、何の関係も取引もない金融機関からのメイルであるなら、考えるまでもなくゴミ箱送りでおしまいなのだが、口座を持っているところからと思しきメイルの処理が一番に頭を悩ませる。

というわけで、いずれにしてもメイルのリンクを信用することなく、取引先ホームページからリンクをたどるのが一番に安全だと思うのだ。

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愉話§一日一句~暮れかかる公園で~ [俳句]

季語は・・・釣瓶落とし

人けなく 釣瓶落としの 余韻かな

【去年の今日】週話§土曜有閑~秋深まる~
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週話§日曜枯寂~カセットテープ~ [クラシック]

カセットテープ以前、父親が何の脈絡もなくオープンリールのテープレコーダーを買ってきたが、衝動的で意味不明だとは、今でも思う不思議なこと。そして、たいして活用されずに終わったのだ。

それからしばし間があって、カセットテープのレコーダーを買ったのは宮仕えした年の冬、ボーナスをはたいてオーディオを揃えた時である。

最初はワンウェイのレコーダーだったが、しばらくしてオートリバースに買い替えたのは、クラシック音楽の演奏時間の長さゆえである。主に使っていたのは、往復90分テープで、120分テープは薄さに問題ありで使わずだった。

あろうことか、年末のバイロイト音楽祭放送で『パルジファル』を録音したが、その時はオートリバースではなかったので、タイミングを見計らって、テープをひっくり返したのだ。

当時は、レコードプレイヤー、FMチューナー、カセットレコーダー、それにアンプ一揃いでオーディオを楽しんでいたわけだが、CDが浸透していくにつれて、テープレコーダーを使う頻度が少なくなってしまった。そして、カセットはというと、当時全盛だったカーオーディオで重宝に使われたのである。

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愉話§一日一句~停まった時間~ [俳句]

季語は・・・残る虫

赤錆びし 廃線跡や 残る虫

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週話§土曜枯寂~シュレッダー必需~ [私事]

日々届くのは“買ってください”的なダイレクトメールばかり。その表には我々の住所&氏名がきちんと印刷されている。大昔はそんな類でもかまわずゴミ箱に放り込んでいたが、昨今の個人情報云々を考えれば、そんな危険なことはできず、家庭用のシュレッダーを買い求めて、既に三代目となった。

昨今の様々な状況を鑑みるならば、個人情報が見えるまま処分するなどとは危なっかしくてならず、いつ何時……と考えれば、裁断しておくに越したことはない。

とはいえ、いちいちシュレッダーを引っ張り出して半年は溜め込んだ紙類を淡々と処理していくのは、やってしまえば15分ほどで終わるのに、何をグズグズしているのかと思うのである。

かくして、我らが個人情報は、数ミリほどの紙片クズとなり、燃えるゴミを出す日に回収されていくのであった。そういえばテレビドラマで、その紙片を復元するシーンがあったではないか……ゆめゆめ油断などできないのだ。

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