2019年07月 - 梅安亭日乗
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2019/07/05

左ヒラメに右カレイ?

昨日の木曜日だが、恒例のマグロの解体ショーはなかった。

理由は、おそらく、前々日から陳列されていた巨大スズキとカジキマグロが売り切れていないか

らだと思う。

そこで、仕方ないので、郊外のスーパー「アル・カンポ」へいった。

ここには、生のマグロがあったのだが、あまりにも小型すぎて、身がほぼピンク色をしていた。

買う気がおこらなかった。

諦めて、ほかの魚を物色。

新鮮そうなカレイがあったので買うことにする。

こちらは、キロが3ユーロと安く、2尾買ったのだが300円ほどだった。

1尾は、干物にした。

干物にしたカレイ

そして今晩、もう1尾を煮ようと思って用意した。

しかし、大きすぎてフライパンに入りきらない。

頭を落とすか、半分に切り分けるかと思案していたのだが、切るのが惜しくなって、

ロースターなら、そのまま入るので、焼くことにした。

カレイの塩焼き

じつにうまかった。

大きくて、魚だけで満腹になってしまった。


さて、食い意地ジジイが食べ終えてから、ふと疑問に思ったことがあった。

売り場では、カレイと表記されていたが、

自分の食したのが「カレイ」なのか?「ヒラメ」なのか?

(以前にも、このブログで同じようなことを書いている)


左ヒラメに右カレイ"とは,ヒラメとカレイの見分け方であることは有名である。

両者ともカレイ目に属し,腹を手前に置いて左に顔があるのがヒラメ,

右にあるのがカレイである。




となると、自分が買ったのは、どう見ても、「左ヒラメに右カレイ」の原則からいうと、

ヒラメということになる。

自分の思い描いているヒラメとは程とおく、どう見てもこれはカレイである。

そう悩んでいると、

この記事を見つけた。

rinqoo1976さん

「左ヒラメに右カレイ」と言われ、左側に眼があるのは「ヒラメ」、右側に眼があるのは

「カレイ」と思っていませんでしたか?

この見分け方は日本限定で、海外には逆の目位置のものもいるので注意が必要です。

出典
ヒラメとカレイの違い | 便知 〜 雑学・うんちく集 〜

なんと、日本と海外で違うとは!「左ヒラメに右カレイ」という覚え方は間違っている

ことに。

面白いことにこのカレイ,アメリカ西海岸では左に顔のあるものが50%,

ところがアラスカ沖では70%,それが日本では100%となるのである。

 "左ヒラメ"に"右カレイ"は,万国共通ではないのだ。

出典
左ヒラメに右カレイ?

なんてめんどくさいんだ!そして100%な日本は律儀すぎる。

一般的にカレイ類は体の右側に眼をもつ右側眼であるが、本種(ヌマガレイ)は眼が

左側にある

出典
ヌマガレイ - Wikipedia

更にそんな例外の種類も!

▼では、どうやって見分ければいいのか?

#見分け方 その1「眼の出方で見分ける」

カレイは出目、ヒラメの平たい目の中はハート型。これが見分けるポイント!

出典
知識の宝庫!目がテン!ライブラリー

目を見てみると、ヒラメはほとんど出ていないのに対し、

カレイの目は飛び出ているのです。

出典
知識の宝庫!目がテン!ライブラリー

#見分け方 その2「口で見分ける」

ヒラメは,口が裂け怖い顔をしている。一方,カレイはおちょぼ口でやさしい顔である。

出典
左ヒラメに右カレイ?

ヒラメのことを瀬戸内沿岸では"おおくち"と呼び,東北日本海沿岸ではカレイを

"くちぼそ"と呼ぶ。

出典
左ヒラメに右カレイ?

▼これからの覚え方

「ヒラ眼はハート、出目カレイ」

「ヒラメ"おおくち"、"くちぼそ"カレイ」

と覚えましょう。




ということだそうです。






2019/07/06

市場の魚屋のダヴィッドくんにノドグロの写真を見せたら、すごく喜んでいた

市場に行ったら、魚屋のダヴィッドくんが暇そうなので、このあいだ買った「ノドグロ」を刺身

にした写真を見せてみた。

ノドグロの写真

すごく喜んで、僕の携帯を持って、隣の生ハムやのオネエさんに見せに行った。





Gallineta=カサゴがあった


キロ24ユーロと少し高めだったが、すごく綺麗な目をしていたので買った。

カサゴが売っていた

なるべく小さいのを選んでもらった。9.5ユーロ(=1150円ほど)。

この魚を手渡す時、先ほどの刺身の写真をみてこちらの意図を知ったダヴィッドくんは

「ノー・リンピオだよね」と言ってニコッと笑った。

Limpioとは掃除という意味だが、魚屋では頭を落としたり、内臓や鱗を取ったり、エラや

背びれを切ることを意味している。

以前、何も言わないと、背びれをちょん切られたり、頭を落とされたりしたことがあるので、

いつも「ノー・リンピオ」と言っている。


カサゴを買った。10ユーロほど

さて、持って帰って、刺身にするために鱗を取ろうとしたのだが、結構、ねばねばしていること

に気づいた。

それと、この手の魚は背びれが鋭いので、気をつけないと怪我をする。

一人では量が多いので、半身だけ刺身にした。

半身だけ刺身にした

あまい!

身がコリコリ!



夕方、アラを炊いた。

だし汁は、先日、ノドグロのアラを煮ただし汁が取ってあったので、それを使った。

カサゴのあら炊き

このように、1200円もするカサゴだが、刺身で2回、あら炊きで1回、計3回使うと

1回分が400円となり、それほど贅沢にはならない。(言い訳がましいね)

2019/07/07

暑いので窓を全開にして寝たら、風邪をひいた

夜が暑いので、ついつい夜中に目が覚め、寝不足になっている。

昨日は、朝の5時ごろ、窓を全開のまま寝ていたのだが、寒くて目が覚めた。

案の定、午後に鼻声になり、夕方、軽い悪寒がした。

慌てて、風邪薬を飲んだので、幸いにして大事には至らなかった。

よかった!





伝説の家政婦「タサン志麻さん」のレシピ「トマトとオクラのだしマリネ」が美味しい!


トマトとオクラのだしマリネ


これが、美味しくて簡単なので、今朝も仕込んだ。

ただし、今回はリンゴ酢をオリーブオイルと同量たしてみた。

そうそう、軽く塩胡椒もした。


トマトとオクラの出しマリネ

2019/07/08

玄米メシ・開眼!

グラナダ「男厨同志」のUさんから勧められて、玄米ご飯を試してみた。

玄米はスーパーで簡単に手に入った。

1キロで1.4ユーロ=170円ほどだ。

玄米を買った

洗米は、軽くゴミをとるくらいで、それほどしなくてもいいようだ。

前夜から浸水しておいた。浸水時間は約7時間ほど。

それをしっかり水切りして、今回は2号分だけ炊くので水を400cc注いだ。

塩を小さじ半分ほど加えて、軽く混ぜる。

圧力鍋を高圧設定にして、点火。

圧がかかったら、弱火にして20分。

その後、コンロから外して、10分待機。

圧が下がったら、蓋を開け、ご飯を攪拌。

こげもせずにきれいにできていた。

炊き上がった玄米

食してみたのだが、これがうまい。

今朝は、自家製の納豆と一緒に食した。

納豆ご飯

お味噌汁の具は、大根葉と油揚げ。

ご飯の量は、白米の時の半分くらいだ。

じつに、腹持ちがいいのである。



Uさん、アドバイスありがとう・・・




アベノミクスの嘘が、誰にでもすぐにわかる!

アベノミクスの「成果」を示すデータ集
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ジジイのくたびれた頭でも、よくわかった。

素晴らしい記事だ。


国家の統計破壊

この本、買いたいを思ったのだが、kindle版が出ていない。

残念!
2019/07/09

火曜日なのに「まぐろ」が売っていた!

今朝、市場に行くと、ダヴィッド鮮魚店には、いつもは木曜日入荷のはずのまぐろが置いてあった。

ダヴィッド鮮魚店




かなり大きめだった。

まぐろは77キロ




先に来ていたUさんが、重さを訊くと「77キロ」とのことだった。

まぐろ3




トロも分けてあった。いつもより、肉厚だ。

おそらく、日本料理店とかの業者の人が買うのだろう。

トロもあった



赤身を一切れだけ買う。8.6ユーロ=1000円ほど。

一切れだけ買った



3分の1を刺身にした。

刺身にした



「梅安亭・マグロ定食」

まぐろの刺身、筑前煮、奴、大根葉と油揚げの煮物、キュウリの塩麹漬け。

7月9日の昼飯



締めは玄米ご飯。

締めは玄米ご飯







やりきれないニュース

新聞配達中の女性、はねられ死亡 日進、容疑で男逮捕
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早朝に新聞配達をする61歳の女性。おそらく経済的に苦しくて働いていたのだろう。

本人はもちろんのこと、残された家族のことを思うと辛くなった。

この事故の背景には、午前4時に60歳過ぎの女性が働かざるをえないという「格差社会」の

厳しい現実があるということだ。


2019/07/10

節約志願!安くて新鮮な魚を干物にする・・・

今朝は、Uさんの車で郊外のスーパー「アル・カンポ」まで買い物に連れて行ってもらった。

おめあては、先日買ったカレイと小型の鱈のバカラディージョ。

どちらも、やたら美味かったからだ。




このカレイが五枚で3ユーロ=360円ほどと安い。

前回より小型だが、こちらの方が、調理するには収まりがいい。

カレイが五枚で3ユーロ



しかも、いつもと違うのは内臓が取り出されていなかったことだ。

ということは、それだけ新鮮!

カレイは内臓がとってなかった



小型の鱈の「バカラディージョ」も6尾買った。

こちらは、もっと安くて、180円ほどだった。1尾が30円!

4尾を干物にして、残りは蒲焼にするつもり。

バカラディージョ



カレイ3枚とバカラディージョ4尾を干した。

日が当たっていないので、今夜一晩の「風干し」になる。

干物や?


マグロとかの 値のはる魚ばかり、食べていたらあかん!

こういう安くて美味しい魚を食べないと・・・

なんて、Uさんと話した。






2019/07/11

自家製の「さつま揚げ」!

午前中、市場でUさんと会ったら、なんと自家製の「さつま揚げ」をいただいた。

昨日、「アル・カンポ」で買った小型の鱈(バカラディージョ)で作ったそうだ。

有二さん作のさつま揚げ



本人曰く、「ふあふあしすぎで、もっと硬めの方が好きだ」とのことだったが、

僕には十分美味しかった。すごい!

切り身を食したが、十分おいしかった







一夜干しの干物が完成!

昨夜、一晩干しておいたカレイと小型の鱈(バカラディージョ)の干物ができた。

カレイの干物



バカラディージョの干物






マグロのトロ

市場のダヴィッドくんのところには、火曜日のマグロのトロがまだ残っていた。

Uさんが買ったというので、僕もつられて買ってしまった。付和雷同!

これで1100円ほど。

トロを買った。1100円ほどだった



刺身にしたのだが、白い皮がついたままだったので(上の写真で、赤身を挟んでいる白く見える皮)、

食べると歯に挟まって気持ち悪かった。

下の写真で、手前の切り身の下に見えている白い部分。

トロの刺身の白い膜



そこで、ちゃんと白い皮を外したら、オーケーだった。

2皿目は白い膜を外したので美味しかった





ぜひ知るべき「ベネゼラ問題の真実」


ベネズエラ問題の深層 元共同通信記者・伊高浩昭
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モンロー主義(=ラテン・アメリカは、アメリカの内庭という主張)を奉じるアメリカは、

ラテン・アメリカの「反米国家群」の打倒を目指してきたし、今もそうである。

(モンロー主義を孤立主義なんていう解釈は間違いだ)

その方針にのっとって、ベネゼラの「反チャベス=反マドゥーロ大統領」のキャンペーンが

行われているのだ。

アメリカの使うキーワードは「反独裁」というものである。

そうした、アメリカの意図を知ると、ベネゼラ問題の真相が見えてくる。

2019/07/12

中華食材店「ファミリーマーケット」に行ったが、お目当てのものが売り切れていた。

今朝は、中国人経営の食材店「ファミリー・マーケット」に野菜を仕入れに行く日。

ナスを買うつもりだったので、出かけるまえに冷蔵庫に残っていた2本のナスは「塩麹漬け」に

しておいた。

ナスの塩麹漬け

さて、11時開店に合わせて行ってみると、ナスは売り切れだった。がっくり!

もう一つのお目当てだった「ゴーヤ」はあった。

ゴーヤを買った

お昼は、「ゴーヤ・チャンプル」を作った。

今日の昼はゴーヤチャンプル


野菜の入荷は、木曜日の夜なので、今後は木曜日の夜に買い出しに行く方がいいのかも・・・
2019/07/13

橋本治「二十世紀」下巻を読み終えた。

橋本治「二十世紀」下巻 やっと読み終えた。

橋本治「二十世紀」下巻

内容(「BOOK」データベースより)

20世紀とは何だったのだろう?第二次大戦後の世界を長らく覆っていた東西の冷戦構造。

イデオロギー対立という仮面をかぶった国家間の利害対立。

19世紀的なるものが支配しつづけたのが私たちの生きた時代だった。

「これは何かヘンだ」という橋本治の素朴な感覚を出発点に、わかりやすい言葉で、

今ここにいる私たちにとって避けて通ることのできない百年間の歴史が語られる。



この本を読むきっかけになったのは、この人のブログだった。

橋本治『二十世紀』を読んでみる(5) [本]
太字部分をクリックすると、元の記事へジャンプする。


自分は、ズボラに寝床で読んでいた。

時々、読み終えたところで、上記の「海神日和」さんのブログでおさらいをしていた。

自分の場合、考えてみたら、二十世紀の半分以上を生きたのだから、もう少し、

各年度に自己史を重ねることができるはずなのに、曖昧だった。

それだけ、ぼんやりと生きてきたということか。(笑)

山口百恵の生き方やピンクレディの登場、ノーパン喫茶やノーパンしゃぶしゃぶの分析は、

さすが「桃尻博士」らしくて、イキイキとしていて面白かった。



2019/07/14

寝床を移動したら、よく寝れた

暑いので、夜中に目が覚める。

2度、3度の分断睡眠は当たり前。

おかげで、日中、しんどい。

昨日、ベッドのマットを持って、エアコンのある隣の屋根裏書斎に移動した。

1度だけ目が覚めたが、ぐっすり眠れた。







食料品の買い物はマメだが、整理が邪魔くさい!


豚肉のブロックが1キロで約500円ほどと安かったので買ってきた。

豚肉のブロック

2日たった。

マズイ。傷む!

ようやく、冷凍にするものとそうでないものを仕分けした。

冷凍用に仕分けした

孤老はそれなりに、忙しいのだ!(笑)

油断すると、汚部屋になってしまう。





自家製納豆第3弾!

今回は、牛乳パックで納豆を作ることにした。

このほうが、僕の持っている「ヨーグルト・メーカー」には都合良さそうだ。

牛乳パックで作った納豆


30時間保温して、その後、冷蔵庫で12時間ほど冷蔵。

これを容器に仕分けした。

今回は、かなり糸の引きがいい。

納豆を仕分けする







今宵は、こんなメニューで晩酌でした


今晩の晩酌メニュー

カレイは、先日の一夜干し。

レンコンのきんぴらは、レンコンが半分腐っていたのを選り分けて作った。

コールスロー。これは、栗原はるみさんのレシピに、手を加えたもの。

うまい。



ブログって、後で読み返してみると、こういう何を食ったとかの記事がいちばん楽しいね。