2008年11月 - 梅安亭日乗
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2008/11/07

恐慌前夜

11月7日(金)
この間がんばって禁煙。ちょうど7日間続いているが、それでも吸いたいという衝動がたびたび襲ってくる。本当にやめれるのかなあ。
オバマの勝利で、アメリカの経済に少しは光明がさすのかと思っていたら、なんと勝利の日に株が500円も下がった。オバマ勝利はすでに株価には織り込み済みだったそうだ。そして昨日ユーロ圏のトリシエ中央銀行総裁の悲観的な発言を受けて、ユーロは本日は再び123円台に落ち込んでいる。この不景気は世界的には来年の暮まで続くそうだ。
日本ではトヨタが利益の73パーセントが吹っ飛ぶと予想。臨時工の首切りやリストラが始まっている。弱い層がまずターゲット。ほんと暗い時代に突入したようだ。
濡れ手で粟で利益追求をしてきた金融機関やファンドの失敗の責任が、まったく罪のない人々に転嫁されるなんて不合理は許されるものではない。片や退職金が300億ドル?片や何の補償もなく突然の首切り。歪みきった資本主義体制 !

2008/11/17

G20の会議

アメリカでG8に発展途上国を加えた会議ーG20が開催された。テーマはもちろんこの間の世界的「金融危機」への対応を足並みをそろえて実地するための処方箋だった。
アメリカ発の金融危機にもかかわらず、当のアメリカへの糾弾が全くなされなかったのは、腑に落ちない。ファンドや格付け会社への規制をすることで、金融工学の手法を駆使したレバレッジ=カジノ資本主義の暴走を止めようという趣旨のことが合意されたそうだ。
しかし、かのブッシュはまだ未練たらたらと「自由主義市場経済の素晴らしさ」に固執していた。おのれらが進めた市場経済万能主義が今の事態をもたらしたのに、なんの反省もないのだ。ほんと救い難い人物である。それに引き替えフランスのサルコジ大統領は、ドゴール以来のフランスの立場を主張して意気揚々として存在感を世界に示していた。また我が国の麻生首相は、今の金融危機の世界性が何たるかを理解できず、「日本のバブル克服の教訓を学べ」などと、ピンボケな主張を繰り返していた。一国のバブルと世界規模での金余り現象=バブルとの区別も出来ないとは情けない。アメリカが推し進めてきた「ドル基軸」とアメリカへの資金の還流構造が崩壊しつつあるときに「ドル基軸擁護」を唱えている時代錯誤性こそが、問題だ。こんな発言をしているようでは、日本は所詮アメリカの忠実な下僕としてしか国際的に評価されないのは当然だ。
2008/11/18

禁煙

なんと17日間も禁煙が続いていいる。でも、はっきり言っていつ何時この決意が壊れそうか、分からない。たしかに体調は良さそうだ。特に血圧と胃の調子が・・・それでも、あの一服感が忘れられずに、時々無性に吸いたくなる。
引越しの準備はかなりできた。残りは前日でもやれそう。
2008/11/19

ついに挫折

禁煙18日目でついに挫折。実はこの日、懸案だった打ち合わせが予想外にうまくいき、かなり浮かれた気分になっていた。久しぶりに酒が飲みたいという感じだったのである。酒というならやはりたばこも吸いたい。欲望のまま、今までの禁煙の苦しみなどどこ吹く風とばかりに、アルコールと紫煙の渦に身を任せてしまったのだ。