10月12日(金)2001年
無事、アルゼンチン着。Ezeiza国際空港。出国税で18ドル取られる。税金のおまけつきで22$なり。ところで、信じられないことだが、この国は今、ペソとドルが対価になっている。空港からバスに乗りセントロへ向かう。11ドルなり。
バスを降りたところからホテルまでが大変だった。20分ほど汗をかきかき石畳の狭い道を荷物を引きずって歩く羽目になる。ホテルといっても実態は古びたペンション。それでいてシャワーつきだから25ドルだという。信じられない高さ。ほかも同じような値段だった。諦めてこのホテルに決める。後でわかったのだが、このホテルのいいのは、町の真ん中にあり、地の利は抜群である。

さっそく、シャワーを浴び、その後洗濯をする。洗濯物を干しに屋上に上がったのだが、そこから見える町の風景はかつてバルセロナのバリオ・チーノの安宿にいたときを思い出させた。
今回のテーマのひとつは日系人だったので、さっそく日系会館に向かう。ブエノスアイレスには地下鉄が走っているので、それで行くことにする。狭い車両はすし詰め状態。そこかしこにポリシアがいるのには驚かされた。きっと治安が良くないのだろう。駅を出て地図を頼りに歩くがなかなか見つからなかった。
日系会館は思ったのとは違ってこじんまりした建物だった。僕にとってアルゼンチンの日系人というのはあまり想像ができなかったので、中にいる人に興味があったが、あいにく駐在員のような人にしか遭えなかった。
日系会館 Av.Indipencia 732 Tel/Fax (011)4300-1182/9538
定食12$+ビール2本=16$チャーハンは卵が多く、さらっとしていてうまかった。具も赤ピーマンやいろんなものが入っていたし・・・どれもスペインのよりおいしい。しかし、値段が高い。帰り道下町を歩いていると、地元の人相手の定食屋が何軒かあったが、4ドルほどでうまそうな食べ物をだしていた。この値段でも、700ペセタだから、この国の物価はかなり高い。
下町の雰囲気はかつて20年ほど前に歩いたマドリーのGran Via のような雰囲気だ。ペルーのリマの町にも共通するものがある。人の多さ、・・街の臭い、・・・ごちゃごちゃした商品陳列。
本日の出金
●リムジン(小型バス) 11ドル
●昼食 16ドル
●タバコ 1.8ドル
●ホテル 25ドル
●地下鉄(subte) 0.75ドル
●夕食 6.5ドル 計61.05ドル
中華バイキングはまずかったけど、食べ放題っていうのがよかった。それとサラダが食べられたのは助かった。
<ブエノス・アイレスの印象>
南米特有のほこりっぽいというか薄汚れたという感じ。(これは僕が下町しか見ていないからかもしれない。車がかなり古く、旧式のフォードなんかが走っていた。
人々が全体におとなしそう。街中にはあまり客引きがいないし、かなり安全な印象。これは警官の数が多いことと関係しているかもしれない。地下鉄でもガードマンのような人が大勢いて、物騒な感じはしなかった。(つい最近までここは軍事独裁の国だったことを忘れてはいけない。)
物価はかなり高い。宿はモロッコで泊まるようなところで25ドル→5000ペセタもする。ただ、この宿のmaipuはお湯だけはすばらしい。おかげで初日から張り切って洗濯ができた。宿のオヤジは温厚でとてもよい。
食事はパリージョ(ボカディージョのようなもの)で済ますと2ドルほどであがる。Lonely Planet P119にダーウィンが賞賛したという記事がある。
<旅装>
トレーナーは正解。ゴムぞうりはもって来るべきだった。
携帯に湯沸かし器は重いが重宝している。さっそくお茶も飲んだし、こんなに物価が高いとコーヒーとかを沸かし、パンで簡単に食事をすればかなり安く上がる。
本は持ってきすぎ。
その他。バッテリーなどこまごましたものを持ちすぎ。
<本日の行動>
空港→リムジン→セントロ ホテル着 12:00
地下鉄で日系会館。帰りは歩き。
シエスタ。夕食は近くで中華バイキング。