野球の国際大会といえば、WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)やプレミア12!
これらの違いは何なのでしょうか?
この記事では、WBCとプレミア12についての比較一覧表や、ルールの違いまで調査してみました!
プレミア12とwbcの違いは?参加国の数など比較一覧表を紹介
プレミア12とWBCはどちらも国際的な野球大会ですが、いくつか大きな違いがあります。
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運営 | MLB機構 MLB選手会 | 世界野球ソフトボール連盟 (WBSC) |
参加国 | 20カ国(本戦) | 12カ国 |
本戦参加資格 | 勝ち抜き制 | 招待制 |
開始年 | 2006年 | 2015年 |
開催時期 | 3月頃 | 11月頃 |
開催 | 4年に1回 | 4年に1回 |
メジャーリーガーの参加 | 多い | 少ない |
前回大会 | 第五回大会:2023年 | 第二回大会:2019年 |
前回大会優勝国 | 日本 | 日本 |
次回大会 | 第六回大会:2026年 | 第三回大会:2024年 |
まず、主催者が異なります。
プレミア12は世界野球ソフトボール連盟(WBSC)が主催している大会で、WBCはメリカのメジャーリーグ(MLB)によって運営されている大会です。
次に、出場国数と開催時期も異なります。
プレミア12は世界野球ランキングの上位12カ国だけが参加するため、競技のレベルが非常に高い一方、WBCは約30カ国が参加します。
WBCは3月に開催されるのに対し、プレミア12は11月に行われます。
また、WBCはアメリカの選手やメジャーリーガーが多く参加する一方で、プレミア12は時期の関係から、MLBの有名選手が参加することが少ないという特徴もあります。
なので、プレミア12は、各国の若手選手や控えメンバーに国際試合の経験を積ませる絶好の機会となります。
主力選手が参加を辞退することも多く、その分、若手選手が出場し、自身の実力を示す場としても注目されています。
このように、プレミア12は「次世代のスター選手を見出す大会」としての役割も担っているといえます。
プレミア12とwbcの違いは?ルールの違いを紹介
WBCとプレミア12のルールの主な違いはコチラです↓
投球制限
- WBC: 投球数に厳格な制限あり(1次ラウンド65球、準々決勝80球、準決勝・決勝95球)。50球以上投げた場合は4日間の休息が必要。
- プレミア12: 投球数の制限なし。投手の起用が自由だが、選手への負担が増加する可能性あり。
試合形式
- WBC: トーナメント方式が主体。
- プレミア12: 総当たり戦とトーナメント方式を組み合わせて実施。
延長戦ルール
- WBC: 10回以降はノーアウト二塁からのタイブレーク方式。
- プレミア12: 10回以降は無死一、二塁からのタイブレーク方式。
指名打者(DH)ルール
- WBC: 指名打者制を採用し、「大谷ルール」(先発投手がマウンドを降りた後もバッターとして出場できる)も適用。
- プレミア12: 指名打者制を採用。「大谷ルール」の適用は不明。
コールドゲーム
- WBC: コールドゲームに関する明確な規定はなし。
- プレミア12: 5回以降で15点差、7回以降で10点差の場合、コールドゲームが成立。
各大会のルールは、選手保護を重視するWBC(メジャーリーグの影響が強い)と、伝統的な国際大会形式を採用するプレミア12との方針の違いがあります。
まとめ
今回は、プレミア12とwbcの違いは?参加国の数など比較一覧表とルールの違いも紹介についてまとめさせていただきました。
同じ国際大会でも、こんなに違うんですね!
プレミア12は歴史も浅く、代表チームといえどマイナーリーガやプロ経験のない選手で構成され出場している国も少なくない状況です。
ブランド力は、WBCに比べるとまだまだ低いのでこれからかもしれませんね。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。