読書・マンガ - はてなブログ

トピック一覧

読書・マンガ

日本三國 6巻

日本三國 (6) (裏少年サンデーコミックス)作者:松木 いっか小学館Amazon 日本三國が二國になるまでも無茶早だったけど、 ここからは早くも武凰攻めが開始される。 この巻では仙台要塞の司令官・狩野千代と 奥和(旧聖夷)軍師団長の九羅珀亜との戦が描かれる。 三角の詭計はここでは見ることは出来ないが、 キャラクタの描き方やそのひっくり返し方など、 意外性の展開が盛り込まれ、読み物としての迫力は充分。 九羅珀亜が最前線でピアノを弾いて士気を高めたり、 前線を挟んで両陣営の応援団みたいな大声で会話…

『仁義なき宅配: ヤマトVS佐川VS日本郵便VSアマゾン』感想

こんにちは。 ついに食洗機を買ったサトーです.これまでは、どうせ洗い物も少ないから必要ないよな〜と思ってたんですが、腰痛と胃痛でまともに立てない&動けない1週間をすごしたあとは「私に一番必要なのは食洗機だ!」という確信に至りました。 まともに立てないというのは、背筋を伸ばして1分も立ってられないということです。すぐに無理!となるのでどこかに掴まるか、座らないといけないんですね。 そんな状態で皿洗いはできないんですよね。なので思いきって購入しました。これから設置するんですが、どこまで便利になるのか…

読書『北欧こじらせ日記 フィンランド起業編』週末北欧部chika

北欧こじらせ日記 フィンランド起業編 世界文化社/2024年11月14日発売 週末北欧部chika 著 週末北欧部chikaさんの最新刊(2024年11月時点)。 初著書『マイフィンランドルーティン100』から購入していて、今作の発売も楽しみにしていました。 等身大の目線で描かれる『北欧こじらせ日記』シリーズは、私にとって、仕事終わりの夜に読みたくなるサプリメントのような一冊。 あたたかみのある絵柄やキャラクターが好きなのもあるけど、何事も良い面を見ようとするchikaさんのやさしさや、うまくい…

2024年11月読んで面白かった本

月一ペースでやっている読書記録の2024年11月版です。その月読んだ本の中から、「面白かった」「読んでよかった」と思えるものをピックアップしています。 別れを告げない ネガティブ・ケイパビリティ 答えの出ない事態に耐える力 歌の終わりは海 別れを告げない (function(b,c,f,g,a,d,e){b.MoshimoAffiliateObject=a;b[a]=b[a]||function(){arguments.currentScript=c.currentScript||c.scrip…

第23話「浪漫ヨ煙草ノ否ヲ灯セ①▷」:漫画『多摩川コインロッカー▷』

過酷すぎる国境を越えて『ダリエン地峡決死行』

ダリエン地峡、それは世界で最もマイナーで最も危険な国境のひとつです。 中米コロンビアとパナマを隔てる陸路国境、それがダリエン地峡です。この一帯は未開のジャングルでありまして、南北アメリカ大陸で唯一ハイウェイの途切れている道なき地になっています。 ダリエン地峡が危険な理由はいくつかあります。まずは未開のジャングルを徒歩で踏破しなければならない点。そしてジャングルより恐ろしいのは、人間。ダリエン地峡には反政府ゲリラが潜み、現在も戦闘は継続中。さらには、武器や麻薬の密輸を生業とするマフィアや訳アリの密…

時々で良いから思い出すべき「事実と原則」

あなたの症状は、あなたが死について考えているからではなく、死についてどういう考えをしているかが原因となっていることです。 M・スコット・ペック『平気でうそをつく人たち』 死というのは人間が諸行無常の理に便宜的にレッテルを貼っているものでしかない。 変化し続けるという過程の中で、肉体が生じ肉体が朽ち果て消失していく。 その一連の変化に人間が便宜的に区切りをつけ、その境なり区分を便宜的に「死」と呼んでいるだけでしかない。 今ある肉体はいずれ朽ち果て消滅していくという事実。 この事実には本来に良いも悪…

■要約≪ローマ人の物語17≫

今回は塩野七生氏の「ローマ人の物語」を要約していきます。17は「悪名高き皇帝たち」の一巻です。初代ローマ皇帝亡き後の治世を牽引した二代目ローマ皇帝ティベリウスの紀元14年~37年の動きをまとめた内容となっております。 「ローマ人の物語17」 ■ジャンル:世界史・歴史小説 ■読破難易度:低(非常によみやすい文体で書かれており、一部物語調なのでサクサク読めます。世界史の教科書や地図を手元に置いて読むとわかりやすくなります。) ■対象者:・ヨーロッパの歴史について興味関心のある方 ・ローマの栄枯盛衰の…

ディック的「イデア論」の再解釈——ユービック

プラトンの「イデア論」を、超能力や冷凍保存といったSFガジェットを介して再考した一冊。とりわけ、時間退行という要素を生かすことで、形態の本質とはなんぞや? っていうのを詳細に考察している。 ユービック 作者:フィリップ・K・ディック 早川書房 Amazon 以下、Amazonの商品説明 一九九二年、予知能力者狩りを行なうべく月に結集したジョー・チップら反予知能力者たちが、予知能力者側のテロにあった瞬間から、時間退行がはじまった。あらゆるものが一九四〇年代へと逆もどりする時間退行。だが、奇妙な現象…

『Mine!私たちを支配する「所有」のルール』  by マイケル・ヘラー、ジェームズ・ザルツマン

Mine!How the Hidden Rules of Ownership Control Our Lives (2021)私たちを支配する「所有」のルールマイケル・ヘラー & ジェームズ・ザルツマン村井章子訳早川書房2024年3月20日初版印刷2024年3月25日初版発行 広告で見かけたか、何かで、気になったので、図書館で借りて読んでみた。 著者のマイケル・ヘラーは、コロンビア大学ロースクールのローレンス・A・ウィーン不動産法担当教授。所有権に関する世界的権威の1人。 ジェームズ・ザルツマン…

社会が抱える問題は「あたりまえ」の中にある

自分が生きている社会には、深く意識しない事柄もあれば、違和感を感じる事柄もあります。違和感は、社会や自分の価値観に収まらない事象が発生した時に感じますが、違和感を感じる事柄はそうそう起こりません。起こっていないというよりも、経験を重ねるごとに違和感を感じなくなっていると言った方が適切かもしれません。また、社会の統計情報を目にすることで、自分が経験していなくても、それがあたりまえなのだという知識が身についてきます。特に現代のような情報化社会では、自分の経験から得た情報以上に伝聞による情報の方が多く…

ぼくが13人の人生を生きるには身体がたりない。

これまでに解離性同一性障害の方には何人もお会いしましたが、ここまでバランスを取れるようになったのは、すごいことだなあと、興味深く読みました。 P82 洋祐も言っているように、少し前までは主人格のharuくんもわたしたち交代人格も混乱していたんです。haruくんが、なかなかわたしたちのことを受け入れられなかったから。彼からしたら自分の知らないあいだにわたしたちに時間を奪われて、なおかつそのときの記憶もなくしてしまうのだから、当然といえば当然です。しかも、そうやって記憶をなくすのは当たり前のことだと…

資本主義の終焉、その先の世界 「長い二一世紀」が資本主義を終わらせる

おはようございます。 読書がライフワークになっている 医療業界のコンサルタント ジーネット株式会社の小野勝広です。 どう考えたって 資本主義はもう終わりだと思います。 しかし一部の金持ち達が 金の力で政治家を買収し 私利私欲のためだけに 資本主義を生きながらせようとしています。 この人たちは 100万人、1000万人が苦しもうが 自分が金を得られるのであれば 何とも思わない人たちなんですね 全然見えていないし 見ようともしていないし 見ても何も感じない。 自然界なら淘汰されるでしょう。 人類はそ…

日本出身、地球人

今回は、「天を味方につける生き方」(2022年)を読みました。 天を味方につける生き方 作者:山納銀之輔 ヒカルランド Amazon 私も、色々な人の自伝的なものを読んできましたが、過去記事「インドの佐々井親分」以来の衝撃的な人生だと思いました。 ddh-book.hatenablog.com 6度の自殺未遂 著者さんは20代で経営者として成功し、車は外車を含めて12台も持ち、テレビにまで出ていたそうですが、そんな時6,400万円を持ち逃げされていまいます。3年間で十二指腸潰瘍に8回もなり、がむ…

【完結記念】美麗なる絶望『宝石の国』

今回はネタバレ大前提で『宝石の国』13巻の感想などをお送りいたします。 まず、私が第十三巻を読んだ第一印象は「美しい絶望」だった。 金剛の兄機は言う。「無」へ行った者たちは溶け合い、早すぎた進化の傷を癒しているだけなのだと。「無」へ行った者たちは、ちがう宇宙の素材になるらしい。いつか他の物になり、また意識を持つのかもしれない。だとしたらそれは、はたして月人の望んだ「安寧の無」だろうか? もう二度と意識を持たないこと。けっして何者にもならないことこそ彼らの願いだ。しかし、はじめから完全に機械である…

【哲学ミステリー小説】『ツァラトゥストラはかく語りき』(二十七)

「おい宮城! 例の容疑者とツァラトゥストラとの関連はつかめたのか」 あのテレビでの一件以来、不機嫌状態が続いている近藤管理官がデスクから怒鳴り声をあげた。 浩平は不承不承腰を上げて近藤のところまで行くと、「いや、まだ、はっきりした証拠は掴めてません」と頭を掻きながら報告した。 「何やってんだ! いいか、ツァラトゥストラを名乗る愉快犯が全国各地で事件を起こして、そのたびに警察は何してるんだと、ギャーギャーマスコミが騒いでいるんだぞ。上からもひっきりなしに電話が掛かってくるし――とにかく、この事件は…

百年の孤独

百年の孤独 (新潮文庫 カ 24-2) 作者:ガブリエル・ガルシア=マルケス 新潮社 Amazon 人間は、死すべきときに死なず、ただ、その時機が来たら死ぬんだとね。 ありがたい家系図。言い換えるとそれだけ複雑。てかネタバレしてない? マコンド村。おそらくコロンビアの架空の村。 ジプシーのメルキアデス。 錬金術。 磁石。 望遠鏡。 まだ死人が出ていないから、永住しなくていいじゃない。そういう問題? 婚礼の仕上げともいうべきあの行為(笑)。 貞操ズボン。言い方ー。 伝染病の不眠症。いやー!進行する…

ロス・インディオス&シルビア

『青春をクビになって』額賀澪、読みました。

35歳ポスドクの瀬川朝彦が主人公。 専門は古事記。 雇い止めを言い渡されるから始まるお話。 元同僚のことば 「僕らみたいな、いい時代に生まれて老後の蓄えも潤沢な老人達が、 リタイア後の生きがいと暇つぶしのために安い給料で非常勤をやっている ことが、若い世代を苦しめているのかもなぁ」

The Bell Jar

今読んでる本。 ”The Bell Jar” by Sylvia Plath シルヴィア・プラスはアメリカ合衆国の詩人、作家。 この”The Bell Jar”は彼女が残した唯一の長編小説で、今年20年振りに新訳「ベル・ジャー」が発売されました。 私は随分長いあいだ本棚に眠らせていたものをやっと読み始め、ちょうど半分くらい読み終えたところですが、もっと早く読んでいればよかった、、、(今のところ)ものすごくよいです。 半自伝と言われる本書で、プラスは世の中の、ということはその世の中を形成する人間と…

J.K.ローリング『ハリー・ポッターと賢者の石』を読んで

こんにちは、皆さん!本の魔法に魅せられたユウトです。今日は、J.K.ローリングの名作『ハリー・ポッターと賢者の石』についてお話ししたいと思います。この作品は、ファンタジー小説の金字塔として今も世界中で愛されており、夢と冒険の詰まった魔法の世界へと私たちをいざなってくれます。 ハリー・ポッターの魅力 『ハリー・ポッターと賢者の石』は、11歳の孤独な少年ハリーが、魔法学校ホグワーツに入学し、特別な力を持つ「魔法使い」として新たな人生を始める物語です。ホグワーツで出会う個性豊かな友人たち、そして秘密に…

ハイパーレブvol.258 トヨタ・プロボックス/サクシード

発行元:三栄 ハイパーレブvol.258 トヨタ・プロボックス/サクシードまとめ ハイパーレブvol.258 トヨタ・プロボックス/サクシードを読んだ理由 ハイパーレブvol.258 トヨタ・プロボックス/サクシードで仕事に活かせるポイント ハイパーレブvol.258 トヨタ・プロボックス/サクシードの感想 ハイパーレブvol.258 トヨタ・プロボックス/サクシードまとめ プロボックス、かっこいいよねぇ。これぞはたらくクルマ。こういう道具感を前面に出しているクルマは良いよねぇ。 ハイパーレブv…

今週の書評本 全94冊(2024/11/18~11/24 掲載分 週刊10誌&新聞4紙)

毎週日曜日は、この一週間に週刊誌や新聞などの書評やブックレビューに取り上げられた本を紹介しています。書評内容については各誌・HPなどをご覧ください。 今週の書評本 (11/18~11/24 全94冊) *表示凡例◆掲載された媒体: 発行号数 掲載冊数書籍タイトル 著者.編者 出版社 税込価格 書評掲載回数(②回以上を表示) ◆サンデー毎日「遠回りの読書」: 12/1 号 2 冊ビールは泡ごとググッと飲め 爽快苦味の63編 早川茉莉 筑摩書房 2,090つい昨日のできごと 父の昭和スケッチブック …

今週のジャンプ感想 2024年51号  の巻

表紙&巻頭 :「シド・クラフトの最終推理」筒井大志 Cカラー :「魔男のイチ」「ひまてん」「願いのアストロ」 休載 :「ワンピース」 代原 :「武器職人のアフターサービス」花田智也 ★今週からまた「ワンピース」が2週続けて休載ですが、代原の読切はワンピの掲載位置に入るから良かったのか悪かったのか。

【書評】QRコードの奇跡

QRコードを開発したデンソーの技術者の物語。 QRコードの奇跡: モノづくり集団の発想転換が革新を生んだ 作者:小川 進 東洋経済新報社 Amazon QRコードの3つの角にある切り出しシンボルの話が印象的だった。他のコードとの誤読を避けるために、あらゆる印刷物の印字パターンを調べて、もっとも出現頻度の低いパターンをシンボルとして作成したという、まさに人力による力技。自分だったら最初からあきらめて絶対にやらないな・・・ 国際標準にするための努力はまさに政治で、ロビー活動とか日本が苦手としてきたこ…

一線の湖/砥上裕將

心を閉ざした学生が水墨画を習うことによって再生するさまを描いた青春小説「線は、僕を描く」の続編。 suijun-hibisukusu.hatenablog.com 水墨画の巨匠、篠田湖山の展示会イベントの搬入アルバイトをして湖山と知り合い、弟子となった青山霜介は、高校生のときに両親を事故で亡くし、心の中の部屋に閉じこもっていたが、湖山と水墨画に出会ったことによって再生していく。 そして三年が経ち、大きなイベントでの大役を任された霜介は失敗してしまい、スランプに陥ることに・・・。そんな時、兄弟子の…

プチ感想・レビュー#293【ぽこてん!】

※引用:「ぽこてん!」1巻より 「ぽこてん!」のプチ感想・レビューです。 感想は読書メーターで書いた文章になります。 興味を持ってもらえると嬉しいです。 寿こと - 読書メーター (bookmeter.com) 感想 新人天使(女の子)が、無作為に選ばれた15歳の人間(女の子)を優秀な人物に育てる話。 要は天使の新人研修。 育てる期間って16歳までの1年間なのかな? でも作中は高校入学になっているから3月生まれじゃないと大変そう。 と言う設定はありますが、内容的には日常系ですね。 まだ1巻ですの…

ファイナルファンタジーXIV Cクマと猫娘の大冒険 FF11コラボレイド第1弾「ジュノ:ザ・ファーストウォーク」で床ペロ祭り♪ 前編 °˖☆◝(⁰ω⁰)◜☆˖°

ファイナルファンタジーXIV Cクマと猫娘の大冒険 4 ※このサイトはアフィリエイト広告(Amazonアソシエイト含む)掲載しています ★前のファイナルファンタジーXIV Cクマと猫娘の大冒険(●´ω`●)だよ catsgirl.hatenablog.com PSO2NGS 猫娘とCクマの冒険 もやってます(●´ω`●) catsgirl.hatenablog.com 今回 ★ゴリラの素材屋さん★からイラストをお借りしてます 【無料でも配っていますのでご自由にお使いください】と太っ腹でしかも か…

私(まめこ)の日常 まめきちまめこ(著)

Twitter(現X)のサブアカウントでフォローしていて、電子書籍を出版したというのを見て、しかもKindle Unlimited入っていると無料で読めると見たので、ダウンロードして読みました。 私(まめこ)の日常 まめきちまめこ Kindle Unlimitedに入っていると無料で読めますが、入っていなくても500円で販売中。ボリューム凄い。 感想 ハマり始めたのはここ最近だったりするので、読んだことない話もあったんですが、面白すぎて以前ブログで遡ってずっと読んでいたりもしたので、読んだことあ…

精読を徹底してやっていきます

今、私に必要な読書は、やはり “精読” なんだと改めて気が付きました。 “精読” の基本は、何度か繰り返して読むことです。 知識としてしっかり定着させアウトプットに繋げていくためには、 “精読” が一番なのです。 再度・・・・ 続きはこちら

整理したことで少しやる気を取り戻した感じです

まだなんとなくスッキリしないところはあるけれど、それでも今までと気持ちが違っています。 この調子で、やるべきこと、やりたいことをしっかり整理できれば、やる気も違ってくると思います。 もう少しです。 ここ・・・・ 続きはこちら

【読書感想】わたしが「わたし」を助けに行こう ―自分を救う心理学―

橋本翔太さんの わたしが「わたし」を助けに行こう ―自分を救う心理学― を紹介します。 要約:自分で自分を助ける以外に本当の解決はない あなたの悩みには、あなたを守るメリットが隠されている 幼い脳は自分を守ってくれる存在を心の中に生み出す 解決するには、もうひとりの自分と対話する ワーカーホリック(仕事中毒)は傷つくのが怖い 著者提唱の「ナイトくんワーク」をやってみた 客観視しやすくするため、感情・心の防衛反応に名前を付ける 質問1:どうして嫌な気分になるの? 質問2:あなたのミッションはなんな…

平野啓一郎 著『富士山』より。あり得たかもしれない人生。あり得るかもしれない人生。

―― では、職員室での人間関係を除けば、教員生活も必ずしも不満ではなかったのですね?―― そうですね。(平野啓一郎『富士山』新潮社、2024) こんばんは。おそらくは学芸会の後に飲み会を開いて、そこにいない職員の噂話や悪口で盛り上がるような《職員室での人間関係》だったのではないでしょうか。台本にすると「A先生とB先生、できてるんじゃない?」「やっぱりそうなの?」「一緒に富士山に登ったらしいよ」みたいな。噂話や悪口でつながろうとするのは子どもと一緒です。 大人げない。 泡盛珈琲(2024.11.2…

【読書感想文】「怠惰」なんて存在しない 終わりなき生産性競争から抜け出すための幸福論(著者:デヴォン・プライス)★★★★☆

【この本から得たこと】 怠惰のワナから脱却し、自分らしさを大切にする 【今後の人生につながる3つのポイント】 ① 行動後の気分を書き留める。 ② スマートフォンを触らない時間を作る。 ③ コントロールできないことを許容する。 【感想後記と補足説明】 Kindle Unlimited を眺めていると『「怠惰」なんて存在しない』という本を見かけた。 個人的には、別に勤勉でもないと思ってるけど、それがすでに生産性競争的な発想かな。 というか、こういう系統の表紙に弱いような気がする。 (読書感想文カテゴ…

男2人旅その2

私が仕事に行ってる間 2人であっちの街やこっちの街を 歩き回ったらしいです。 棒になった足が つまようじになり、 折れたのを直し直ししながら 帰ってきたそうなw

「鹿男あをによし」を読んで

書名:鹿男(しかおとこ)あをによし 著者:万城目学(まきめ まなぶ) 出版社:幻冬舎文庫 出版年:2010年 主人公は、東京の大学院研究室に所属する男性研究員です。ちょっとしたトラブルを起こしたこともあり、気分転換のため奈良の女子高の理科教師をやってみてはと、教授から勧められました。高校の2学期だけ、期間限定の臨時教師です。 初めての授業に際し、生徒から適当なことを言われました。 奈良の人間は、鹿に乗るんです マイカーならぬマイシカが、奈良にはあるとのこと。僕はよろけそうになりました。 主人公が…

『グラスホッパー』を読んで

冷酷さの一方、憎めない人間味を感じて! 先週、図書館で本を3冊借りて『井坂幸太郎』 さんの『グラスホッパー』を読み終えました。 ネタバレをしますが、ちょっと紹介しますと… 『グラスホッパー』って『バッタ』でしたね。 トノサマバッタは、環境によって、色や性質が 変わり、たくさん群がると黒くて、凶暴になる そうで、それを都会の人ごみにいる凶暴な人間 になぞらえるところから、物語は始まります。 『鈴木』は、妻を非合法な会社『令嬢』の社長 の長男に、轢き殺され、復讐を決意した。 教師を辞めて、契約社員と…

最近読んだ本/11月発売の作品

やっと秋らしい気候になったと思ったら冬のように寒い日があったり。 寒暖差に気を付けて過ごしたい今日この頃です。 そんな今日は最近読んだ本と11月発売の新作で 気になっている物を挙げてみました。宜しければお付き合いください! 目次 最近読んだ本 椿ノ恋文 作者:小川糸 気になる11月発売の作品 人魚が逃げた 作者:青山美智子 近くも遠くもゆるり旅 作者:益田ミリ 鎌倉駅徒歩8分、また明日 作者:越智月子 最近読んだ本 椿ノ恋文 作者:小川糸 椿ノ恋文 作者:小川 糸 幻冬舎 Amazon 椿ノ恋文…

楽をするために頑張る

先日、ちいかわ最新巻を買いに本屋に行ったら「マンガでよくわかるエフォートレス思考」という本が平積みされてた。 エフォートレス(努力しない)で成長できる思考法らしい。 そんな甘い話あるのかねぇと思いつつ、読んでみた。 結論から言うと「努力しない=何もしない」ではないです。まぁわかってた。あくまでやることはやる、ただそれを頑張らない。というのがエフォートレス思考。 まずエフォートレス思考の前段としてエッセンシャル思考というのがあって、これは何をやるかを決める思考らしい。 今の僕で言うと、ずっとやって…

【読書】アヴェルノ

アヴェルノ 作者ルイーズ・グリュック アヴェルノ ルイーズ・グリュックとは? 好きな作品 さまよい人ペルセポネ おおくの女性が通過する儀式 自立を許さぬ親と戦う 神話や歴史から母なる女神を学ぶ おわりに アヴェルノ 作者:ルイーズ・グリュック 春風社 Amazon ルイーズ・グリュックとは? ルイーズ・エリザベス・グリュック[注 1](Louise Elisabeth Glück [glɪk][1][2], 1943年4月22日 - 2023年10月13日)は、アメリカ合衆国の詩人、エッセイスト…

100円で買えるアイデア商品!100均キャンドゥでみつけた「2段に収納できるコミックスタンド」文庫本にもオッケー!

最近文庫本を買い漁ることにハマっていて昨日も3冊も買ってしまいました。それで枕元に棚のような100均のスタンドを置いてそこに本を置いていたのですが、横幅がもうなくて新しい本を置けなかったんです。 それでそういえば100均のキャンドゥに2段に収納できるやつ売ってたなと思いだして今朝ついでにウォーキングしつつキャンドゥに行って買ってきました。 「奥の本の背表紙がみえる!2段に収納できるコミックスタンド」という商品です。パッケージの写真には本棚の中にこの商品を入れてコミックが奥と手前に2段で収納できて…

【ちょっと休憩】読書記録|『メメンとモリ』ヨシタケシンスケが思う『メメントモリ』

《読書記録》【メメンとモリ】ヨシタケシンスケ 〜これは、こんな本〜 『「生きる意味」や「生きる目的」って必要ですか?身もふたもない言葉の中にだけ、希望を見出せるときもある。ヨシタケシンスケが描く「人は何のために生きてるの?」の3つのお話。』(角川公式サイトより) (function(b,c,f,g,a,d,e){b.MoshimoAffiliateObject=a;b[a]=b[a]||function(){arguments.currentScript=c.currentScript||c.s…

■要約≪プロダクトデザインのためのストーリーテリング 後編≫

今回はAnna Dahlstron氏著「プロダクトデザインのためのストーリーテリング」を要約していきます。プロダクト分野おなじみのオライリーシリーズの一冊であり、その名の通り、演劇や映画・小説などで用いられるストーリーテリングの技法を用いてプロダクトデザインすることが顧客価値・ビジネス成果に連動させるために大切であるという主張の基、ストーリーテリングの技法が体系的に解説されている内容となります。今回は後編ということで第八章~第十四章を要約します。 「プロダクトデザインのためのストーリーテリング」…

『正欲』(朝井 リョウ)の魅力を徹底解説!多様性と欲望の深層に迫る

私たちは日々、「正しいこと」を求めて生きています。 ですが、何が本当に正しいのかを深く考えたことはあるでしょうか? 朝井リョウさんの小説『正欲』は、この疑問に正面から向き合う作品です。 「正しい欲望」とは何か、多様性とはどうあるべきか。 この物語は、私たちが無意識に持つ固定観念を揺さぶり、隠れていた感情や価値観を浮き彫りにします。 この記事では、そんな『正欲』の魅力と深いテーマについて、具体的に解説していきます。 一緒に作品の奥深さを探っていきましょう! 1.『正欲』とは?物語の概要と背景 2.…

『武士道的 一日一言‌』  11月23日 恵み by 新渡戸稲造

2024年11月23日は、土曜日だけれど、祝日。今日は何の日?ってことで。 新渡戸稲造の『武士道的 一日一言』から。 megureca.hatenablog.com 11月23日 恵み ”今日は新嘗祭(しんじょうさい)。 新米の豊穣を神に感謝する日‌。 毎日三度 いただく 食事は当たり前すぎて、米 1粒が神の恵みの結晶であることを忘れがちだ。穀物には天地の力が全てこもっている。 天の恵み、 地の賜物、 人の働き、 国の恩、 あまりに多すぎて忘れやすい。” 今日は、11月23日。カレンダーには、「…

クローン人間だって死ぬのはこわい——ミッキー7

クローン技術が応用されてはや四半世紀。羊から始まったそれはさまざまな動植物にいたるまで成功例を積み重ねてきた。しかしながら、人間にいたってはいまだにクローン技術が適用されてない。というのも、人間の育種や、道具としての手段化といった倫理的な問題が立ちふさがっているからだ。 ミッキー7 (ハヤカワ文庫SF) 作者:エドワード アシュトン 早川書房 Amazon 本書は、そんな倫理的な問題を最初からキックアウトして、なんなら、使い捨て人間《エクスペンダブル》という物騒な役割として、クローン人間をテラフ…

ヒトの壁

養老孟司さんのエッセイ、そういう視点もあるんだ、と興味深く読みました。 P52 ・・・学者は世界を理解してしまう。私の身近であっても、二人の知人、数学者の津田一郎、科学者の郡司ペギオ幸夫は次のように世界を捉え、表現する。 津田は『心はすべて数学である』(文藝春秋)という表題の本を書いた。文科系の人なら「心は一人一人違うだろうが」と思うに違いない。津田はその反論に一言で回答する。「それは数学的には誤差に過ぎない」 私も若い頃、理不尽な文句を言い立てられると、「所詮は空気の特殊な振動に過ぎない」と思…

幸福になりたいなら幸福になろうとしてはいけない ラス・ハリス著

1.はじめに 2.内容 (1)なぜ幸福の罠を仕掛けてしまったのか (2)あなたの内面世界を変える (3)生きるに値する人生を創造する 3.教訓 幸福になりたいなら幸福になろうとしてはいけない: マインドフルネスから生まれた心理療法ACT入門 (単行本) 作者:ラス ハリス 筑摩書房 Amazon 1.はじめに 知人からの紹介を受け、読み進めました。 原題は、”The Happiness Trap”です。本文中にも「幸福の罠」と何度か出てきます。 しかしながら本書でいう幸福は、一般的に想像する幸福…