【速報】米欧大使、長崎市に懸念の書簡

　内容としては、G7やEUの駐日大使や代表が、長崎市の姿勢を非難したというもの。長崎市が来る８月９日の長崎平和祈念式典に、イスラエルを招待しなかったことに、こぞって懸念を表明する書簡を送っていたことが、７日に判明した。書簡の日付が７月１９日というのも、そこから今日までの中での議論や裏でのやりとりとか、色々なことがあったのではないかと想像できる。

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　きっと、外国からだけでなく、日本政府からもイスラエルを広島のようになんとか呼んでくれと圧がかかったに違いない。でも、それに屈せず、「だめなものはだめ、許されざる戦争を続行している点では、ロシアやベラルーシなどとおんなじだから、許されない」と判断したのだろう。ここで、真の平和を追求する長崎市をはじめとする、まっすぐな目をもって世界情勢を見ている者の判断を、戦争を断行する側が長崎の式典に出たいからと言って、来るもの拒まず的に許してしまったら、イスラエルがパレスチナの民にやっている惨劇まで許す的な誤ったメッセージを伝えることになると思う。さすが、長崎、No more war!を訴える世界のNAGASAKIだ。

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　こんな断固たる姿勢を貫く長崎はすばらしい。長崎市の支持を表明するよ。支持表明に合わせて、１日に既に発表されている、長崎平和宣言の骨子を貼り、その主張の中でも特にすごいと僕が思うところを下線なりで強調させてもらう。中身は長崎市のHPに掲示されているのだが、世の中のニュースは、骨子が発表されましたと言うだけの報道がほとんどで、骨子の核心に迫ったものを流せていないね。せっかく、長崎市が早めに出しているんだから、８月９日本番だけのイベントにするのでなく、９日をはさんだ前後のもう少し長い期間で紹介したらいいのにと思う。以下『　』内が骨子（下線強調は僕）。

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『　　令和６年長崎平和宣言（骨子）
１　宣言文起草にあたって

ウクライナ侵攻及び中東情勢において悲惨な状況が続く中、
79年間もの間、人類が守り抜いてきた「核兵器を使ってはな
らない」という人道上の規範をこれからも守り続けることが
できるのか、被爆地は非常に強い危機感を抱いていることを
表明し、核保有国と核の傘の下にいる国に対し核兵器廃絶に
向け大きく舵を切るよう求めるとともに、市民社会に向けて
は、「地球市民」として行動を起こすよう呼びかけるもの。

２　平和宣言の骨子

●被爆者（福田須磨子氏）の詩を用いた、被爆の惨状と被爆
者の訴え
●昨今の核兵器をめぐる国際情勢の中、「核兵器を使っては
ならない」という人道上の規範が大きく揺らいでいること
への危機感の表明
●核保有国と核の傘の下にいる国に対し、各国指導者の被爆
地訪問を呼びかけるとともに、核兵器廃絶に向け舵を切り、
外交努力により平和的な解決への道を探るよう要請
●日本政府に対し、核兵器禁止条約への署名・批准及び憲法
の平和理念の堅持の訴え、北東アジア地域の緊張緩和と軍
縮に向けたリーダーシップの要請、被爆者援護の充実と被
爆体験者救済の要請
●地球市民として、様々な違いを超えてつながり合えば、思
い描く未来を実現することができるとの市民社会への呼び
かけ
●原爆犠牲者への追悼と、核兵器廃絶への決意表明　　以上　』

　上記、緑下線、赤下線を見れば、やはり平和宣言は長崎市からの「戦争反対」の明確な意思表示なのである。横暴な国々に対する抗議、できる精一杯の口撃なんだ。そこに矛盾して、イスラエルを招待とかおかしい。懸念表明する時間があるなら、招待すれば、長崎の地で戦争を直ちにやめるよう、G7・EUの大使たちが、みんなでイスラエルを囲んで説得するから～くらいの交換条件くらいはG7・EUのほうから提案してほしいくらいだ。