今日も曇って非常に寒い・・・
大阪の新世界(日本橋)近くの曾爺さんのお墓参りをして、気になっていた
JR八尾駅のお菓子屋さん、
「桃林堂」へ足を延ばしてみたら・・・
近くに「渋川神社」というすごい大きな楠が生えている神社があって・・・
吸い寄せられるように寄ってみた・・・。
大阪府の天然記念物のこの楠は
長野の「善光寺」にある楠と並ぶ樹齢1100年の大木・・・・だそうだ。
この神社の云われを知りたくなり調べてみた・・・
Ⓕ関係氏族は、物部守屋の渋河の家の跡地。
Ⓖ祭祀対象として、本来 は原始宗教:木霊(木魂)。
Ⓗ大阪府指定記念物「古神木は樹齢 1100 年大樟樹」。
Ⓘ仏教の受容を巡って崇仏派の蘇我馬子 と排仏派の物部守屋とが激しく対立した激戦地。
蘇我馬子(百済系)が物部守屋を滅ぼそうと謀った。
Ⓙ用明天皇2(587)年、物 部守屋渋川の家で防戦であった。
Ⓚ我が国の仏教創生期に、仏教の導入に反対した物部守屋の別宅があった。
etc・・・
大和の国の関ケ原ともいうべき・・・6世紀ころ・・・・
大和土着と百済系の鬩ぎあいがあった合戦の地だったようだ・・・
大和民族は元は自然を神としていたらしい・・・・
そこへ、百済系の仏を拝む部族が入ってきたらしい・・・
土着の部族は破れ・・・たが、今に尚、その子孫は祀られている。
戦いに勝てる文化の高い(武器の性能が良くて、持てる)者が
歴史を塗り替えていく・・・・
しかし、この立派な「楠の木」のオーラは私にはビンビン響いてきた。
まさに、1100年以上生きている大先輩なのだ・・・
だが、こんな片街にヒッソリと・・・・
そしてなお・・・生き延びている、物部守屋を語るように・・・
奈良で生まれた私は百済系なのか土着系なのか・・・わからないけれど
木霊などの自然の神も仏様の神様もどちらにも癒されている・・・・
久しく五感にビンビン響く楠の木のオーラを感じ引き寄せられた日でした。
ふと・・・気がつくと・・・太い幹から真っ二つに割れたかのような枝は
伸び・・・更に細かい枝へと分かれている・・・
宗教もまた、一本の最初が時代と共に細分化していくものなのだろうと
観感覚的に悟るような気持ちに至った・・・。
そして、今もまた枝が分かれ続け育っている・・・。