ミニマリスト主婦が実践している、料理の先取り&時短ワザ6選 | Harmonies with KUMON

ミニマリスト主婦が実践している、
料理の先取り&時短ワザ6選

主婦の料理時短ワザ

ミニマリストであり、暮らしや家事に関する書籍やブログが人気の尾崎友吏子さん。夫婦共働きで3人の男の子を育てた尾崎さんが実践している、料理の時短ワザを教えてもらいました。時短レシピを作るのではなく、先取りして準備をしたり、時間の使い方を見直したり、目からウロコのアイディアばかり! 今すぐ真似できて、日々の負担が減ること間違いなし。

<教えてくれた人>
尾崎友吏子さん
尾崎友吏子
3人の男の子を育てたワーママで、ミニマリスト。家事や暮らしのことなどを発信するブログや書籍が人気。主な著書に『3人子持ち働く母の「追われない家事」』、『3人子持ち 働く母の モノを減らして 家事や家計をラクにする方法』(ともにKADOKAWA)など。
https://www.cozy-nest.net/


1:1週間のメニューを定番化する

1週間の献立

毎日・毎食メニューを決める、ということが実は意外と重労働だったりします。メニューが決まっているというだけでも気が楽になるので、曜日ごとなどでメニューを定番化しましょう。1週間が難しそうなら、「毎週水曜日は丼もの」など、まずは週イチだけ定番にしてみては?わが家は、毎週金曜日をハヤシかシチューかカレーと決めていましたが、子どもたちのリクエストで毎週金曜日はカレーに。「また同じもの?」とはならず、むしろ喜んでいます。


2:空いた時間に野菜の下ごしらえをしておく

考えてみると、お肉やお魚はすぐに調理できるものが多いんです。細かい作業が多く、意外と時間がかかるのは「野菜の下ごしらえ」。これを空き時間にまとめてやっておくと、調理時間がグッと短くなります。包丁とまな板を使う頻度も減らすことができます。

私が行っているのは、下ごしらえの手順を細分化すること。たとえば野菜なら、こんな具合に4つの工程に分けます。

①洗っておく ②皮を剥いておく ③切っておく ④下味をつけておく

野菜の下ごしらえ

食材の特性と作りたいメニューに合わせて、空き時間にできるところまでやっておくととても楽になります。一気にやらなくてもいいので、できるときに進めましょう。例えば、1パック3本入りのにんじん。3本全てをよく使う形に切って小分けして、そのまま冷凍しておきます。冷凍野菜を常備しておけば、使いたい時にすぐ使えます。

特に野菜は価格の上下も激しいので、安い時にまとめて購入して、下ごしらえをした自家製冷凍野菜をたくさん仕込んでおくのもいいですね。


3:完成の一歩手前の仕込み「準備菜」

完成の一歩手前で仕込んでおけば、その時の気分や他のおかずに合わせて、最終的に味を変えることができます。パターン化しながらも、飽きずに楽しめるアイディアです。わが家がよく作っている準備菜はこんな感じ。

<サラダの素>
カットした野菜(キャベツなど)に、塩、酢、砂糖を入れて保存容器に。薄味のコールスローのようなイメージです。時間のあるときに仕込んでおくと、最終的にさまざまな味付けが可能です。オリーブオイルや酢を足してドレッシングのような味付けのサラダに、ごま油と酢を足せば中華風サラダになりますよ。

<チキンピラフの素>
たまねぎと小さく切った鶏もも肉を、塩・胡椒とコンソメで炒めてチキンピラフの素を作ります。まとめて3食分(×人数)で小分けして、冷凍しておきます。素をお米と一緒に炊飯器で炊くときに、ごぼうとにんじんを足してバター醤油味、カレー味、ケチャップを入れてチキンライス風になど、豊富なアレンジが可能です。もちろんそのまま炊いてもOKです。


4:宅配サービスは必ず使うものだけを定期的に注文する

忙しい暮らしの味方になっている、ネットスーパーなどの便利な宅配サービス。カタログを見て「どれを買おう?」と悩んでいる時間は、意外と時間を取られてしまうものです。卵や牛乳、お肉など、必ず使うものだけを固定して同じものを注文するようにしましょう。スーパーでの買い物と併用して使ってもいいと思います。


5:朝ごはんは作らない

朝ご飯セット

わが家では、トレイの上に、ご飯に合う常備菜やふりかけを並べた「朝ごはんセット」を準備しています。ご飯と味噌汁、漬物をつけて、子どもたちに自由に食べてもらっています。

お味噌汁は、前日の夕食時に2食分の味噌汁を準備します。味噌を溶く直前で朝の分は別のお鍋に分けておき、朝は味噌を溶くだけです。

また、前日の夜までに、果物を切っておく、ゆで野菜を作っておく、ミニトマトを洗っておくなど、すぐにつまんで食べられるように準備しておきます。朝は保存容器から取り出すだけです。


6:ついでに下ごしらえ・調理ができないか考える

食材は、“ついでに洗っておく、切っておく、茹でておく、切っておく、焼いておく”ができないか、常に考えるようにしています。たまねぎやにんじんなど、1/3個や半分しか使わないようなレシピもありますよね。残りはそのまま保存せず、私は最後まで切ります。少量でも味噌汁やスープの具としてすぐに活躍してくれますよ。

また、何かを茹でるときには、ほかにも一緒に茹でられるものがないかを探します。例えば、キャベツ→ブロッコリー→小松菜→ほうれん草→ゆで卵の順に同じお湯で茹でておくなど。それぞれは違う料理に使います。

同様に、オーブンで調理するときは、空いているスペースでついでに焼けるものを探します。おすすめはジャガイモ、さつまいも、かぼちゃなど。洗ってオーブンに放り込んでおけば火が通るので、塩をかけてそのまま食べるのもよし、何かレシピに活用してもよし!時短になるだけではなく、食材のロスも減らすことができます。


毎日行う料理は、少しでも効率的に、負担を減らして行いたいものです。誰でも、今すぐ真似できるアイディアばかりなので、ぜひ夫婦で記事をシェアして実践してみてくださいね。

イラスト:コナガイ香 編集・文:阿部里歩

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