(2019年3月23日 アルツハイマー型認知症の診断から約12年1ヶ月)
これは先週の水曜日(4月17日)の事です。
この日の私は空回りばかりで、どうも調子が狂っておりました…。
そうなると、おママへの接し方も余裕がなくなるのです。(/ _ ; )
*やってくれるよ(涙)その1
昼の買い物して実家に着くと、いつも私は暫くバタバタします。
この日は買ってきた物も多かったので、ジジもお帳面付けが大変でした。
それで、冷蔵品はおママに頼んで冷蔵庫に入れてもらいましたが、
「冷蔵庫って?」という按配で、まずそこへ案内するところからです。(^O^)
しかし「冷蔵庫」と言って、冷蔵庫を分かってくれる日もあるのです。だから、一応頼んでみたのです。半分予想出来ていたとはいえ、少々ガッカリしました。
(これなら自分でササっとやる方が早かったわ。)σ(^_^;)
この日のおママは妙にやる気満々でした。
でも、そういう時は、得てして私にとって地雷なのです。
しきりに台所へやってきて、おママは仕事をしたい素振りをしました。それで、最近おママに取り組んでもらっている柑橘類の清見タンゴールを切ってもらうも、
「どうするのかしら?これどうするの?」
となり、結局いつもの通り、私はおママの側に張り付く事になったのです。(°▽°)
時間ばかり過ぎて昼食の支度が捗らない事に、私は少々焦りを感じ始めました。
「お母さん、手伝ってくれてありがとうございます。大丈夫だから、あちらで座って休んでいてね‼️」
私はダイニングテーブルを指差して、おママにキッパリと言いました。
*やってくれるよ(涙)その2
その後、私が台所に立っていると、おママはなんだか静かにしていました。それはそれで気になるものです。
(何をやっているのか?)
得てして…、そんな時はロクでもなかったりするのです。(^。^)
予想通りでした。
なんたる事か⁉️
おママは私が買って来たばかりのクレラップの箱を、側面から開けてくれちゃいましたよ…。
「お母さん!ちょっと!やめて!」
今、ラップを留めているシールを剥がそうとしていた寸前で、私はおママの手から取り上げました。買ったばかりのラップがコロコロと床を這って広がる様を想像すると眩暈がしますよ。(°_°) クワバラ、クワバラ…。
⬇︎私に軽く(きつく?)意見され(小言を言われ?)神妙にしているおママです。
*やってくれるよ(涙)その3
それでも、この日のおママは台所の私が気になるらしく、
「全部やって頂いて済みませんね…。私に出来ることがあればやりますよ。」
と横に立ってささやいたのです。
(仕方ない…。いつもは私がやるのだが…。)
本当は気が進まなかったのですが、私は昼食のおかずとしてスーパーで買って来たチキンカツを切り分けてもらうことにしました。
勿論、見本を示しました。希望的な観測ですが、ジジも目の前にいるからアドバイスもしてくれるでしょう。(-_-)
私が台所に戻って直ぐに、驚愕したようなジジの声がしました。
「嗚呼ッ❗️そんなにして❗️」
こんな時は、得てして…、とんでもなかったりするのです。
私がダイニングの様子を見ますと、チキンカツはまるで赤ちゃんの口に入れるくらい細かく切られ、見本とは大違い。しかも衣が身から剥がれているのも発見❗️
「お母さん❗️そんなに細かくしなくていいから、もう後は私がしますから、台所で手を洗ってくださいな。」
「台所って…⁉️」
おママよ…。頼むから手を洗ったら大人しく座っていてくれ…。
私はおママを台所に連れて行き、手を洗わせました。(°▽°)
*チャーコのやらかし
私がチキンカツを切り分けていると、台所でおママがブツブツ言っています。
私に何度も叱られたから、機嫌が悪くなったのでしょうか?
私は叱ったつもりはありません。極力、優しく丁寧に接しているつもりです。σ(^_^;)
でも、絶対に私の言葉はおママにはキツく聞こえたでしょう。そう思うと私も気が重くなります。
それで、台所のおママの様子を見に行くと、おママはガスのコンロの前で悩んでいました。軽く手をかざしたりしていたのです。
「あら、私、よく分からないのだけど?変だわ。何だかこれって?」
「どうしたんですか?」
おママは何も鍋が載っていないコンロを指差して言いました。
「なんか、ついているみたいなのよ。」
えっ⁉️
確かに火がついたままだった‼️
それは私が野菜を茹でた後に火を消し忘れていたのです。安全装置付きですから、後ちょっとで消えるはずですが、危険この上ない。マジか…。
確かに私は、まれにこの失敗をやらかします。
しかし、それをおママに指摘されるとは思いませんでした。
「お母さん。すみません。気が付いてくれて、ありがとうございます。」m(_ _)m
*慰めにはならない…。
まぁ、この日は凹みましたよ。
85歳の、アルツハイマー型認知症歴12年のおママが、私のボケに気が付くんですから。私って、結構なボケなのかもしれません。
午後、実家に来たオネコに、私はいつものおママみたいな事を言いました。
「私はもう頭がおかしくて、今日はもう、ダメみたい…。ボケてるのよ。」
するとオネコは笑いました。
オネコは孫が3人いる「おばあちゃん」でもあります。私はその内の一人であるモモちゃんに「小ばあちゃん」と呼ばれています。それで、オネコは言いました。
「大ばあちゃん(おママ)は大ボケ、
おばあちゃん(オネコ)はおボケ、
小ばあちゃん(チャーコ)は小ボケ。」
まぁ、オネコの孫の世代から見たら、3人ともお婆ちゃんに違いない…。
おママはそれを聞いて「なに?なに?どういうこと?」と小首を傾げておりましたが、説明する気にもなりませんでした。(溜息)
オネコの気の利いた言葉も、私にとって大して慰めにはならなかったです。
だって、この日の「小ボケの小ばあちゃん」は「大ボケの大ばあちゃん」に危ういところを助けられたんですもの…。(°▽°)
(⬇︎3BBAの図)
*本日アップの貼り絵
色々な紙を使っています。
その中で、私は気になるものがありました。
左右に配置された黄色いパーツです。
実はこれ、ティッシュボックスの箱からとったようです。
黄色バージョンの写真が無いので、赤バージョン(下の写真)に追記してみました。⬇︎丸印の部分を使っています。
おママの貼り絵を見て下さり、ありがとうございます。