寒露 ~次候~ きくのはなひらく
旧暦 七十二候の菊花開の時季になりました。
暦通りにベランダの小菊も蕾を膨らませています。
禍があろうとも季節が、
ちゃんと巡っていることはしあわせなことだなぁと思います。
この小菊、去年買い求めて、花が終わった後に切り戻しをしただけで特に手入れをしたわけではないので栄養不足か、超のつく小菊になってしまいそうですが、それもいとをかし、かな。
菊といえば、中学生のときに園芸クラブに入っていました。
園芸が好きなのではなく希望のクラブが定員オーバーで仕方なく入った次第です。
その時育てたのが厚物と呼ばれる一輪がすっとたって咲く菊でした。 それを挿し芽で増やしていくのです。教えてくれたのは社会科のおじいちゃん先生で自分の趣味の世界を生徒に手伝わせているという感じでしたが、それなりに楽しくて、今でも植物がそばにある生活をしているのはその先生のおかげかもしれないなと思います。
と言っても、
多年草のほっといても花が咲くものばかりなんですけれどね。
菊というと仏花のイメージがありますが、
ポンポンマムの丸っとした花はかわいいですよね。
一重咲きの嵯峨菊や肥後菊も繊細な感じもいいな。
菊花展が近くでやっていないかなぁ~。
菊の葉の香りもスーッとした樟脳のような香りでいいですよね。
愛でるのもいいけれど、食べて味わうというのもいいな。
「もってのほか」という素敵なネーミングの菊がありますものね。
やはり、最後は食欲の秋に話がまとまりそうです。