浅き春に寄せて : hanaぽけっと

浅き春に寄せて



 立原 道造 作詞
 高木 東六 作曲


  今は 2月 たったそれだけ
  あたりには もう春がきこえている
  だけれども たったそれだけ
  昔むかしの 約束はもうのこらない

  今は 2月 たった一度だけ
  夢のなかに ささやいて ひとはいない
  だけれども たった一度だけ
  その人は 私のために ほほえんだ

  そう! 花は またひらくであろう
  そうして鳥は かわらずに啼いて
  人びとは春のなかに 笑みかわすだろう

  今は 2月 雪の面(も)につづいた
  私の みだれた足跡
 それだけ
  たったそれだけ
 私には 私には



今、この歌を練習しています。

しっとりした優しい雰囲気の歌曲です。

メロディに歌詞を乗せて歌うことができるようになると

言葉一つ一つが、私の心に留まるようになってきました。


今は2月、辺りには春が感じられる、だけど、たったそれだけ・・・

この言い回しが、何かしら・・・気になって・・・

たったそれだけ・・・って・・・自分にはどうってことない・・・みたいな・・・

何故そんなにさらりと言えるのだろうか・・・どんな心境なのだろうか・・・と。


たった一度だけ夢の中で囁いて、微笑んでくれた人がいたけれど・・・

その人はいない・・・って・・・どこか寂しげでもある・・・

その人に恋をしてたのかな・・・でも、恋は実らなかったのかなぁ・・・


真っ白な雪の面に続いているのは、自分の乱れた足跡だけ・・・いろいろあったんだぁ・・・

でも、たったそれだけ・・・それだけって・・・やっぱり切ないなぁ・・・


立原道造はどんな詩人だったのか・・・気になって調べてみました。

建築家でありながら詩人。結核を患い、24歳という若さで他界。

”たったそれだけ”と事もなげに言えるこの人って・・・

他にどんな詩を書き残しているのだろうか・・・と気になってきました。

繊細な心の持ち主なんだと思うけど・・・孤独や自由を愛する人であったのかも知れない。

機会があれば、この人の作品を読んでみたいと思いました。

もしかしたら・・・自分の若き頃が懐しく思い出せるような作品に出会えるかも・・・

そんな気がしてきました。

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セントセシリア




Commented by アン at 2020-06-12 22:02
hanaちゃんせつない恋の歌ですね~

むかし恋した人
一度だけ笑ってくれた
なにか約束もしたのだね
だけど、、叶わなかった
道造さんってどんな方なのかな
早くに亡くなられて短い人生だったけど
今こうしてhanaちゃんが歌ってくれて
想いを馳せてくれている
それだけでも彼には
たったそれだけではなかったのでは

こんな詩を書く人私もどんな人なのか気になったよ
また教えてね
そして彼の想いを唄ってあげてね
Commented by hana-poketto at 2020-06-13 11:16
★ アンちゃん

コメントありがとう〜
この立原道造さんて言う人は、10代の頃から歌集を作るなど早くから才能を発揮した人らしい。
優秀な設計製図に送られる賞を、在学中に三年連続受賞したらしく、建築の方でも才能あったらしいわ。
きっと、個性的な感受性豊かな人だったんだろうね。
詩集もたくさん出版されてるみたいだから、図書館で探してみるよ。
Commented by こまはは at 2020-06-14 13:04
hanaさん、こんにちは~。

「浅き春に寄せて」も立原道造さんも
初めて知りました。

24歳の若さで急逝されたんですね。

この詩が生まれたのは、お幾つだったんでしょう。

たったそれだけ。。。。との捉え方に
とても俯瞰した目を感じます。

もしかして死を予感されて、
自身の死さえも「たったそれだけ」と思うことで
気持ちを落ち着けたかったのかな。。。とか
勝手にあれこれ想像してしまいました。

優しいメロディーとのこと、仕上がりが楽しみですね。

大きな目標が出来て、日々の張り合いが増しますね。


↑のヤマボウシ、見事に咲きましたね。
鬱陶しい梅雨の清涼剤、気持ちも晴れますね♪
Commented by ちゃま at 2020-06-14 14:13
立原道造。。。
なんだか懐かしい気がして、検索したり、主人に聞いたり、
教科書に詩が載ってたのか考えたけど思い出せず... ^^;
名前だけが懐かしく心に響きます。

思い至ったのは、若い頃持ち歩いていた串田孫一の数冊の本中に描がかれていたのかもしれません。(同年代)
今も残っているボロボロになった私の青春時代の本。
もう読むこともないと思っていたけど、
hanaさんのおかげで、確かめるために読むことになりそうです。
ありがとう〜 ^^/
立原道造詩集私も図書館で借りたいです。
浅き春に寄せて♪ 素敵に歌えますように。。。

山法師、hana庭では自由に大きくなれそうで嬉しいです。
何年か後の大きな木、楽しみです。
アガパンサス、そろそろですね。。。白かな?
 
Commented by hana-poketto at 2020-06-14 17:22
★ こまははさん

コメントありがとうございます。
立原道造さんは大正生まれで・・・
詩以外にも短歌・俳句・物語・パステル画・スケッチ・建築設計図などを残したということですから
才能あふれる方だったんでしょうね。
そんな方なので、たったそれだけのこと、くよくよすることなんて何もありはしないと考えることができたのでしょうか。
この方の作品にぜひ目を通したいものだと改めて思っているところです。
Commented by hana-poketto at 2020-06-15 09:43
★ ちゃまさん

立原道造・・・ちゃまさんの記憶に残ってた人のようですね。
ちゃまさんは、若い頃、文学少女だったのかな〜〜(o^^o)
串田孫一・・・同じ時代の詩人なんですね。私はこの人も知らなかったです。
今、ちょっと検索してみたら、ものすごく著書が多いですね。びっくりしました。
哲学的な本も、たくさん書かれていて・・・
ちゃまさんの青春時代が少し想像できました。(o^^o)
やっぱり若き頃から読書家だったのですね。
私も学生時代にトルストイやドストエフスキーなどの本を読んでたなぁ・・・なんて
若き頃をちょっと懐かしく思い出しました。
ちゃまさんが傾倒してた串田孫一さんの本・・・記憶に留めておきたいと思います。

アガパンサスは青と白の2種が植えてあります。
株がものすごく大きくなっていて、私の手にはもう負えなくなってます。
白花の方が、青と比べると生育はおとなしいです。
花が咲く前の蕾の状態のときが私は好きなんですよ。
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by hana-poketto | 2020-06-12 14:54 | 声楽 | Comments(6)

心地良い時間がゆっくり流れるそんな毎日にしたいな!

by hana