平城山 : hanaぽけっと

平城山

次から、「平城山」という日本歌曲を練習することになりました。
平城山という山は、私の住む奈良県にある山なんです。
知らない人は、へいじょうやま・・・と読んでしまいそうですが、「ならやま」と読みます。

この歌曲は、歌人・北見志保子の短歌を二首選んで、平井康三郎が曲をつけたものです。
 
    人恋うは 哀しきものと 平城山に もとおり来つつ 堪えがたかりき

    古も つま(夫)に恋つつ 越えしとう 平城山の路に 涙落としぬ

    ※ 人を恋することは哀しいものです。
       平城山をさまよってきたけれど、やっぱり堪えがたいです。

    ※ 昔にも夫を恋しく思いながら平城山を越えた女性がいますが
       その平城山の道で私も涙が出てしまいました。

ゆったりとして静かで美しい曲なんですが、歌詞を読むと・・・切なく哀しい恋の歌なんです。

平城京・大極殿の北に連なる低い丘が、万葉の昔から「平城山」と呼ばれたところです。
大小の前方後円墳が集まっているうっそうとした森です。
その中の前方後円墳「磐之媛命平城坂上陵」は、仁徳天皇の皇后の磐之媛の墓と言われています。

↑の歌に出てくる平城山を越えた昔の女性というのが、この磐之媛のことです。
仁徳天皇が浮気をしたことを知り、嫉妬のあまり家出し平城山を越えて知人宅に籠り
仁徳天皇のいる難波宮に帰ることはなかったようです。

歌人・北見志保子は、自分のなさぬ恋を、古の天上人の恋になぞらえてこの歌を詠んだようです。
(夫がいる身でありながら夫の弟子と恋に落ち、恋人はフランスに留学させられてしまう)

奈良に住む者として、この「平城山」の歌をうまく歌えるようになりたいなと思っていますが・・・
なかなか難しい・・・2人の女性の心の内を想いながら歌えるかどうか・・・
平城山_f0206605_23483024.jpg

Commented by アン at 2010-12-19 09:40
夫を恋する
子供が生まれるまえはそうだったけど、だんだん夫への恋する気持ち
も消えていき、一人でいる時間がほっとしたりするように。。。
昔の人は今と違って恋愛も自由でなかったでしょうから好きな人への想いも今の人よりずっと深く激しかったのだろうな。
産まれてきて人を好きになることが一番素晴らしいことなのにね。
毎日一緒にいるとそんな気持ちもつづかない。
平凡な毎日だから、そんな風になってしまうのかな。
唄の中でだけでもそんな気持ち思い出したいわ

Commented by 藤色のアン at 2010-12-19 21:07
「平城山(ならやま)」漢字では、なら山とは、読めませんでしたが、この曲は、聞いたことがあるような気がします。 意味は、全然わかりませんでしたが・・・
かなり衝撃的な哀しい内容ですね。夫は、今や空気みたいなものです。60を過ぎ、相憐れむ感じが、段々出てきますし、助けて貰わないと、1人で出来なくなっています。 それなのに、1人で居る時間は、貴重です。私もホッとします。
若い時に恋愛をするのは、この世に生まれてきた者に取って大切な事だと思いますが、今の時代、面倒くさい人もいるようですね(うちの息子もその一人)。
Commented by hana at 2010-12-20 15:46
★ アンちゃん
若き頃に恋した夫も、年月が経つうちに「同居人」になってきたわ。(笑)
いるのが当たり前みたいな・・・
それでいて、いなかったらいないで気楽で・・・お互いにね。^^
お互い束縛しないで、一人を楽しむことも多くなってきたかな。
毎日一緒にいると、新鮮さも刺激もなくなってしまうものね。
新鮮さや刺激は外で!・・・がいいかな?(笑)
今や2人とも外で浮気するほど元気ないから
刺激と言ってもさして問題になるようなことはないし。(笑)
幾つになっても恋心は持っておきたいと思っていたけれど
何か今はそういうの面倒くさい・・・年かなあ…(笑)
クラシックの歌曲集には恋心を歌った歌がけっこう多いのよ。
なのにね、何かね、気持ちが乗らなくて、なかなか表現できないの。
もっと外に出て、いろんな魅力ある人と接しないといけないかも~
そんなことしたら、夫がやきもきしちゃうかしら(笑)
Commented by hana at 2010-12-20 15:59
★ 藤色のアンさん
お互い60を過ぎると、一人前じゃなくなってきました。
お互い年をとってきて、忘れることも多くなり・・・
些細なことも手伝い合うことが増えたかなあ・・・
でもね、自分のことはできるだけ自分でしてね。
自分のことも危うくなってるのだからね。
って、夫に話したら、そうだな~って納得してました。(笑)
頼られても、もう頼りにならないことを告げておかなくては・・・(笑)
恋こがれた日々はもううんと昔のこととなりました。(笑)
名前
URL
削除用パスワード
by hana-poketto | 2010-12-19 00:04 | 声楽 | Comments(4)

心地良い時間がゆっくり流れるそんな毎日にしたいな!

by hana