ぎゅーっと考察。
本日の更新記事、長いです。長い。
字も多いです。
目、疲れますので明るいところで
ご覧ください。
牛のワディーヤさん、11月頃はこれっくらいで、
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またげるほどだったし、
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かぁさんヤギと変わらない大きさだったんですが、
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随分と、見た目大きくなって、
おねーチャンになってきました。
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ま、相変わらず走るの大好き、遊ぶの大好きで
中身に変化はないんですけれど。
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正確には、変化はないといいますか、
大人の怪談、じゃない階段昇っている的
「落ち着きが出てきた」という変化がないという意味でして、
違う意味での変化がここ最近。
やたら甘えん坊。
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でもって、
どしたの~ワディーヤ~またまた甘えちゃって~
などと言いながらワディーヤの甘えん坊加減に
任せていると、
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こんなことになります。
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では、コマ送りで。
甘えて甘えて
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甘えて~
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ぎゅーっ。
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牛だけに、ぎゅうっ。
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・・・重い。
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この行動、マウンティングと呼ばれるものですが、
ぱっと思いつくのは、犬のオスなんかがよくやる性行動。
でも、動物は、メス同士でマウントしたり、
子供がお母さんにマウントしたりするのもよく見られます。
と、知ったようなことを書いていますが、
私もこんな生活をしていて知ったわけでして。
ラクダの仔が母に乗っかったり(オスメス関係なく)、
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ティーニーがタイニーに乗っかったり(姉妹)、
サーメルファミリーの子供たちも、それぞれ
兄ちゃんたちに限らず、妹たちも、母ダマーニに
このマウンティングをしています。
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生まれて1ヶ月ちょいくらいでやるもんだから
最初見たときはびっくりしましたが。
ちなみに、サーメルはどうかといいますと、
やっぱり幼い時にやりました。
母に。
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初めてワディーヤが乗ってきたときにはびっくりしたのと、
「これにワディーヤが慣れちゃったら危ないかも」と
思ったのとで、慌て気味に咎めたんですが、
その時のワディーヤの様子が、
「あれ?そういう反応しちゃいけなかったのかな」と
思わせるもので、
どうやら何かを裏切っちゃったような
「ちょっと信用できないわ・・」と思われちゃったような
とにかく妙にそよそよしい。
そこで、ふと思い出したのが、マウンティングされた時の
ダマーニやラクダ母たちの反応。
そーいや、どの母も(あ、相方さまも)特別なリアクションなく
「そんなもんどこ吹く風~」な感じだったと思い返し、
しばらくワディーヤをなだめなだめ、もう一度マウンティングを
誘ってみました。今度は静かに適当に受け流したら(でも重いのよっ)、
その後、またもとの警戒心のない甘えん坊に戻りました。
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ってことで、いったいこのマウンティング行為って、
どういう意味があるんだろうと今更ながら気になって
ちょっくらネットで調べてみることに。
しかーし、牛やガゼルやラクダの話はほとんどみつからず(当たり前か・・)
大方がしつけに関連した犬の話。
それによれば「優位性を示すため」、
つまりは「自分のほうが強いんだ」と示すための行為だと。
うーん。でもこの意味は彼らのマウンティングには
当てはまらないな~と悶々・・。
サーメルファミリーにおいては、母は、子供が小さい頃しか
させません。ちょっと大きくなってきてやろうとすると
喝が入り、マウンティングをすることはなくなります。
既に上下関係がついている兄弟姉妹間では
やったところを見たことがありません。
あ、一度だけ、マイペース次男坊ザーヘルが
やさしい兄ちゃんアミールにやろうと、
試みたことはありましたが。
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らくだも母が喝を入れるのか、それとも自然とそうなるのか
ある程度の大きさになると、マウンティングする仔ラクダは見なくなります。
ティーニータイニーの場合は、常に遊んでいるときに
マウンティング。
上下関係が決まっていて、タイニーの方が格は
上(ティーニーは下克上を狙ってますが)。
でもマウンティングをする時は、必ず下位にあるティーニーが
タイニーに乗っかります。タイニーは嫌がるわけでもなく
お互い了承済み、遊びの延長のお約束といった感じ。
つまりどのケースも優位さを示すための行為とは
ちょっと違うな~と思うわけです。
で、ちょっと調べを進めていたら、
「社会性を学ぶためのコミュニケーション(遊び)」というような
内容が書かれているものがありました。
あ、なるほど。これはガテンがいきそーです。
マウンティングでどんな風に社会性を学ぶのかは
謎ですが、きっとただ立つだけの行為のように見えて、
そこには奥深い意味があるんでしょう。たぶん。
ってことは、つまりはこの
「社会性を学ぶためのマウンティング(遊び)」は、
母とか、気心知れた(?)安心して心許せる相手にしか
やらないんじゃないかと想像がつきます。
仔ガゼルたちが、父サーメルや上のきょうだいには
やらないように。
最初ワディーヤがマウンティングしたのを咎めたら
すごくよそよそしくなったように。
っつうことは、あれだね、ワディーヤ、私に心開いたって
解釈でいいってことなのかね。
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まーうれしいんだけど、
なにせコドモッったってこの大きさ。
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知らない人見たら、
甘えられているとはとーてー思えないこの姿。
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だから、重いのよ・・。
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これがいつまで続くのか、自然にやらなくなるのか
それともどこかで咎めなくてはいけないのか
よくわかりません。わかりませんが、さすがに
背負うのも限界があるので、限界を感じたら
また考えようと思うのですが、想像するに、どこかで
「これからはこれはやっちゃダメ」と教えなくては
いけなくなるように思います。
人間の子供も、ある程度の年齢までは何かをやらかしても、
それは無邪気なもので、叱られることなく、
のびのびと色々経験しながらまずは大人を安心して信じて
いくことからスタートしますが、やっぱりどこかで
「これからはこれはやっちゃダメ」と教えなくてはならない
適齢期がやってきます。その判断って迷うものですが
動物の親たちを見ていると、そのタイミングをいったい誰から
学んだんだろうといちいち驚かされます。
驚かされるんですが、ちょっと気になることも。
長男アミールは、ザーヘルが生後1ヶ月頃から
母に甘えることを許されなくなりました。
ザーヘルは、同じく、長女ハディーヤが生後1ヶ月の時、
長女ハディーヤは、同じくマラークが生後1ヶ月の頃
甘えも、同時にマウンティングも許されなくなりました。
末っ子ヌールは、2日間でこの世を去り、
マラークが末っ子状態になりました。そのマラークが
母から「甘えない!」と喝を入れられることはまず
ありません。
なので、もう1歳もとっくに超えたマラークが
ダマーニにマウンティングをしたりすることが稀にあります。
母も特に強く咎めることもなく。
これ1歳頃。
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マウンティングの前に、
とっくに卒業したおっぱいを飲もうとするしぐさが
あったりしたので、
これも小さい頃と同様、甘えん坊のしぐさと
思われますが、

末っ子というのがかわいくてなかなか手放せないーというのは、
どの世界でも一緒なんでしょうか。
良し悪しはよくわかりませんが、ダマーニも機械的に
決められた時期に決められたことをする子育てを
しているわけじゃないんだなーと
そんなことに感動してみたりして。
君ら見ているとおもしろいな~。

(おまけ)
ワディーヤと遊んだ後ドアを開けたらそこに
ニワトリが。
相方さまドア開けて
「どうぞ~」

二「あ、どもどもすみませんね」

二「じゃ、失礼しマース」

by hanamomoact
| 2010-02-07 15:32
| 他家族
UAEでの生活。家族はガゼル・犬・鳩・馬・猫・ラクダ・牛・山羊・・・+オットの相方さま。
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サーメル(一家)のひとりごと。
(ももの別館)
****************
毎回、うわ~と感激しながら読んでいます。
トルコ子育て生活
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・ドバイ日和
・イスラマ日和
・カフェ★イスラマバード
日本画家のお友達。
彼女の包み込まれるような絵がとても好きです。
竹林柚宇子website
ドイツの
溢れる美しさの写真、
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ぜひ本館もご一読を。
黒い森の白いくまさん
やさしさと夢が
いっぱいつまった
お友達のイラストレーター
Ukacoさんのサイト
カタールに住むTakeC
さんの真剣に真摯に
生きる姿勢とそれを映す
魅力的な写真の数々
遊牧民的人生
理科の先生の、
好奇心探究心がたくさん
詰まってます。
Go! Joppari
世界中のどこにいても
どんな些細なことにも
感謝と感激、
幸せでいっぱい。
世界のあっちこっちで・暮らし中の小さな幸せ♪
お馬さんへの愛に笑ったり、ほろっときたり、勉強になったり。馬たちのイラストが愛しいほどにかわいい。
おがわじゅりの馬房
肩に力がはいってしんどい時は、ニュージーランドで馬に囲まれて生活する不二子さんのブログを訪ねたくなります。
ニュージーランド馬物語
だんなさまと二人、猫・犬・山羊の家族と伴に夢に向かって進む姿は、着実で、自然で、そして穏やかにエネルギッシュ。
山と海とつながっていくこころ
とにかくその目で確かめてみてください。お友達の動物彫刻家「はしもとみお」さんのサイト。ブログもあります。
はしもとみおホームページ
沢山の愛しい動物達とNYの山の中、絵本の中で生活しているみたいなNahokoさん。
まきばの詩ーFarm Nature Love-
たいへん美人さんの白ねこレイアさんと表情がなんともかわいい黒ねこルークくん。ふたりの性格がよーくわかる写真がとても好き。陰陽マークの完成が待ち通しい。
しろねこくろねこ
色も模様もとても魅力的なトルコの装飾タイル。それをトルコのイスタンブルで制作している日本の方がいたとは。素敵な作品の数々、タイルの知識、トルコの魅力、イロイロ満載です。
-イスタンブル発-トルコタイル通信
どの写真も「こんな風に撮れたらなぁ」って憧れです。
さぬき写真工房
手にとると、ただかわいいだけじゃない、丁寧に思いがいっぱいつめられていることがわかります。
needle work glimmer
≪動物園チーム(勝手に命名)≫
動物への深い深い愛が
ぎっしりつまってます。
動物園でお散歩
どの写真も動物の魅力
120%!
rio's story
牛はちょっとトラウマがあるけれど、馬はじめ、鳥、犬、動物・動物園が大好きなぱるさん。
Zoo~っと行こう♪
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