【AI絵画】第90回:人工知能が描く日記タイトルの世界
おはよう、皆の衆。
アートテラーの定次さんです。
人工知能の進化が著しい現代、巷では人工知能を活用してイラストを生成するツールが流行っている様子。
そんな流行に当ブログも便乗し、今宵も皆さんをよくわからない世界へと連れ出してさしあげます。
ルールは簡単。当ブログ『下衆と皮肉』に投稿された記事のタイトルをAIに読み込ませ、出力したイラストを元のタイトルと比較するだけ。
今回の人工知能は一体どんなカオスなイラストを我々にお披露目してくれるのでしょうか?
2021年の9月24日に投稿されたアイキャッチイラストです。
体のラインを丁寧に描いているのは評価できますが、わざわざ筋肉質に描く必要性はあったのでしょうか?
最低限の線で上手に描けているとは思いますが、肝心のタイトルがどんなものかこのイラストではわからないのが致命的な欠点であると考えます。
そもそも、タイトルの内容をイラストとして表現するのが難しかったと……そう言い訳できそうなものですが、捉え方次第ではもっとコミカルな表現ができたでしょう。
画力よりも表現力の問題ですね。この作品は。
これは労働者でしょうか?
『今日』という概念を働くという考え方に置き換えたのは素晴らしいと思います。
タイトルを見た後であれば「今日は働きたくない」というムードが画像から伝わってきますね。
残念ながら画像だけではタイトルを想起するのは難しそうですが、画像一枚からドラマを想像できそうな部分は評価に値するでしょう。
2021年の9月25日に投稿されたアイキャッチイラストです。
度々登場する『空想カオスツールシリーズ』ですね。
これはパッと見でコンセプトが理解できる非常に優れたデザインであると思います。
作品が示唆する用途はどうであれ、『何を』『どうやって』『どうなるか』という想像がつくのが優れたデザインであるという証拠でしょう。
塗りについても個人的に非常に苦手である金属感を上手に表現できていますし、ネタとしても面白い。
個人的にはかなり推せるイラストと言えますね。
アタッチメントと言うよりは、おにぎりのセットですね。
よく見るとまるでおにぎりとはかけ離れた形状をしているというのに、遠目から見るとおにぎりが盛り付けられているようにしか見えないのが不思議でなりません。
前回も説明したとは思いますが、AIは脳で補完できるような曖昧な表現の画像を生成するなら非常に優れていると言えるでしょう。
悪く言えば中途半端――ということですが、簡単に騙されてしまう人間の知能も大概なんでしょうね。
AIの考える面白い画像とは一体どんなものなのでしょうか?
面白いという考えが一つに絞られているのであれば、それは簡単に生成されるかもしれませんが、既存の情報の上で覚える感情というのは人間にしか出せません。
それが人間にとって優位なことなのかどうかはわかりませんが、AIとはそういった面で差別化をしていきたいですね。次回もまたお楽しみに!