日本のジャズ、ロック・ポップス界でアルト・サックス・プレイヤーとして長年活躍して来た土岐英史氏ががんのため亡くなったことを、時事通信の訃報記事で知った。享年71歳。
自分がジャズやロック・ポップスをよく聞くようになりはじめた高校生の頃(1970年代後半)にはすでに、日本のジャズ・シーンではよく知られた存在で、同じサックスプレイヤーで同世代の本多俊之氏や清水靖晃氏らと人気を分かっていたのを思い出す。「Swing Journal」誌の人気投票でもいつも上位に名前が挙がっていたし、ポップスやロック、当時人気があった「フュージョン」や「クロスオーバー」と呼ばれたジャンルでも人気が高かったので、「Ad Lib」誌でもよく目にした。他にも多くの歌手やアーティストのアルバム制作に多数関わって来た人気ミュージシャンだった。
エネルギッシュに豪快に吹きまくると言うよりは、繊細できれいな音色で早いパッセージの複雑なメロディを自在に操る高度なテクニックのミュージシャンだった。山下達郎の 六本木pit inn でのライブアルバムの「It's a poppin' time」にも聴けるようにスローでメランコリック、情感深いソロも持ち味だった。
この3月には村上’ポンタ’秀一氏の訃報を耳にしたばかりだったが、70年代から80年代にかけて熱い音楽シーンを築いてきた名ミュージシャンたちが70歳前後でひとり、またひとりと亡くなっていくのはやはり寂しいものがある。土岐英史さんのご冥福をお祈りします。
※7月6日追記・ヤフー記事↓
先週にはテナーサックス奏者でビッグ・バンド界の巨匠・原信夫氏(シャープス&フラッツ)の訃報も…
自分がジャズやロック・ポップスをよく聞くようになりはじめた高校生の頃(1970年代後半)にはすでに、日本のジャズ・シーンではよく知られた存在で、同じサックスプレイヤーで同世代の本多俊之氏や清水靖晃氏らと人気を分かっていたのを思い出す。「Swing Journal」誌の人気投票でもいつも上位に名前が挙がっていたし、ポップスやロック、当時人気があった「フュージョン」や「クロスオーバー」と呼ばれたジャンルでも人気が高かったので、「Ad Lib」誌でもよく目にした。他にも多くの歌手やアーティストのアルバム制作に多数関わって来た人気ミュージシャンだった。
エネルギッシュに豪快に吹きまくると言うよりは、繊細できれいな音色で早いパッセージの複雑なメロディを自在に操る高度なテクニックのミュージシャンだった。山下達郎の 六本木pit inn でのライブアルバムの「It's a poppin' time」にも聴けるようにスローでメランコリック、情感深いソロも持ち味だった。
この3月には村上’ポンタ’秀一氏の訃報を耳にしたばかりだったが、70年代から80年代にかけて熱い音楽シーンを築いてきた名ミュージシャンたちが70歳前後でひとり、またひとりと亡くなっていくのはやはり寂しいものがある。土岐英史さんのご冥福をお祈りします。
※7月6日追記・ヤフー記事↓
先週にはテナーサックス奏者でビッグ・バンド界の巨匠・原信夫氏(シャープス&フラッツ)の訃報も…