ニコロ・ヴィンヤード&ベリー・ガーデン 読書家夫婦と本のタイトル
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ニコロ・ヴィンヤード&ベリー・ガーデン
八ヶ岳南麓の小さな果樹畑です
読書家夫婦と本のタイトル
ばらく前に、畑の隣のKさんと話をしている時に、「『サピエンス全史』という本が評判なのを知っているか?」と聞かれ、いいや、と答えたら、「読みたいので、どっかから調達してきてくれ」との注文。

たまたま北杜市の図書館で持っていたので、ネット予約して、昨日、上下巻2冊を借り出してきました。

でも、Kさん、それとは別に本屋で「サピエンス全史」を立ち読みしたらしく、今度は、「ちょっと内容が堅すぎるから、先に読んで、それから解説してくれ」だって。

いう次第で、今朝から、ユヴァル・ノア・ハラリというイスラエル人の歴史学者の書いた「サピエンス全史」を、空いた時間に読み始めました。

まだこれからなので、内容についてはともかく、A5版くらいの大きさで上下合わせて500ページ強の、決して厚くはない本。

それなのに「全史」という表現はないだろう、と、ふと…

英語版の題はSapiens で、それに A Brief History of Humankind との副題があります。

本来は、「略史」とか「小史」あたりが訳としては適当なんだろうけれど、それを「全史」と大きく構えているところがすごいな

多分、このタイトルのせいで、日本の読者は相当増えたんじゃないかな?

、ここまで来て思い出したのが、別の本のタイトルの一部にあった「謹訳」という表現です。

Kさんが「サピエンス…」の話をしている、ちょうどその時に、マダムKの方は「源氏物語」を寂聴尼の現代語訳で読み始めていて…

その時、リンボー先生の訳が評判高いですよー、と一言言ったら、そのあとで、マダムKはそれぞれの第1巻を読み比べて、第2巻以降はリンボーさんにするわ、ということに…

望氏のその本のタイトルは「謹訳 源氏物語」で、「謹訳」の語は林望氏の造語の由。

これもねえ、この造語の部分が効いているんですよねえ。

中身が他とは違うぞ、という姿勢が見えて、これも読者を増やしているんじゃないかなぁ。

イトルはやはり大事だ!

で、わがブログ・タイトルは、というと…

ちょー平凡!
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