2014年以来、FILCOの「Majestouch2(赤軸)」というキーボードを使っています。
10年使って一度も面倒になったことがなく、入力感も良い感じの素晴らしいキーボードです。
つけ麺の汁をぶっかけたらぶっ壊れました。
かかった周辺の複数のキーが入力できない・反応が悪い・チャタる。
10年の愛用がこんな凡ミスで終わるのは忍びなく、開けて拭けば直るかなぁと思ってバラすことに。
中を見たところ、「Majestouch2」はキートップは簡単に外せるものの、その下の基板はガッチリ固定されていて「スイッチの下」を掃除するためには、基板を強引にひっぺがすかスイッチそのものを外す必要があります。
スイッチはハンダで固定されているので、簡単には剥がせないようになっています。
僕は「スイッチ交換とかできるし、これも着脱式やろ」と思って強引に抜こうとしたところ、スイッチのピンが折れてぶっ壊れました。
完全に壊しました。自分の手で…orz
で、新しいの買うか…と思っていろいろ調べていたところ、メカニカルキーボードはキーのスイッチをバラ売りしていることが判明。
「壊したキーのスイッチを交換すれば直るんじゃね?」と思い、さっそく試してみました。
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直りました!
スイッチの取り付けは要ハンダ付け。
ハンダ付けとしてはかなり簡単な部類と思われ、ハンダ付けなどほとんどしたことがない自分でもなんとかできました。
実作業は、基盤の裏側のハンダを吸い取り表側からスイッチを引き抜きます。
ただ、自分の場合は吸い取りがうまくできず、めんどくさくなって表からペンチで掴んでバリバリと引っこ抜きました。
おそらくですが、ハンダがちゃんとしたものを使っていて、自分が買ってきた安物ハンダごてだと温度が足りずに溶けにくかった模様。
ある程度、ちゃんとしたハンダごてを使った方が、作業が捗ると思います。
既存のスイッチを外したら、基板にある取り付け用の穴2つに、買ってきたスイッチのピンを通してハンダ付けすればOK。
ハンダを吸い取るより圧倒的に簡単でした。
スイッチを交換したら完璧になおりました。
バラして分かったんですが、キーボードの基盤部分って回路のプリントだけで、電子部品がほとんど付いてません。
なので水ぶっかけても基板や基板上の部品が壊れる確率はかなり低め。
故障する場合は、スイッチ部分が浸水による動作不良を起こす=スイッチを交換すれば直る可能性が高いのかなと感じました。
メカニカルキーボードのスイッチは1個100円程度。
メカニカルキーボード自体は1万円以上するので、故障したときはダメもとで自分で修理してみるのもいいと思います。