ものろぐ


Xboxコントローラーが壊れてドリフト現象が出たので分解して直してみた 

Xboxコントローラーがぶっこわれました。

「スティックが入れっぱなしになる」という、いわゆる「ドリフト」というヤツです。ちなみに右スティック。
今までもなんどかなったことがあるので、コントローラーにはよくある現象と思われます。

原因はハードウェアの劣化らしく、スティック回りの部品に埃が入ったり、部品が経年劣化することで起こる模様。

とりあえずキャリブレーションをしなおしてみましたが交換なし。

つぎに、微少な入力を無視する「デッドゾーン」の設定をしましたが、今回のドリフトは「スティックを少しだけ倒した状態が続く」ではなくて、「スティックをゆっくりと倒していく状態が続く」なため、デッドゾーンを突き抜けて入力がはいってしまいます。

「常時わずかな下入力を送り続けられるツール」があれば対応できたのですが、そのようなアプリは見つかりませんでした。
誰か作って下さいお願いします。

さしあたってソフトウェア的な対応は無理っぽいので、ハードウェアを弄っていきます。
ネットで検索して対応策をかたっぱしからタメしてみました。

1:カバー付けたまま、スティック周辺をエアダスターで掃除:×
2:分解して基板むき出し後、スティック周辺にエアダスター:×
3:スティック周辺に接点復活材:×
4:スティック周辺に水道水ぶっかけて水洗い:×
5:スティックパーツのカバーを外して内部のバネ周辺にエアダスター:○

なおりました。
「5」の作業写真とりそこねたので、参考にしたサイトのURL貼っておきます。
How to Fix Xbox One Controller Drift

 上記サイトの写真の緑の部分がスプリングカバー。
 横が「上下入力」、縦が「左右入力」に対応。
 写真はドライバー使ってますが、ドライバーでやると確実にカバーが傷つきます。
 私は隙間部分に薬を入れる薄いプラスチックシートを隙間に2枚挿して、ぐりぐりして隙間を広げた後、クレジットカードを差し込んでさらに隙間を広げました。

 カバーは下部がハンダで固定されているので、完全に外すことはできません。
 とりあえず、内部が見える程度までカバー上部をずらしてからエアダスターで掃除。

 ピンセットを使えば、内部のバネを取り出せそうでしたが、交換用のバネは持ってないし、取り出しても修復できるわけでもないので、とりあえず外からチョンチョンと触ってバネを大きく伸張させる程度で済ませました。

 ここまでやってから動作チェックをしたら無事治りました。


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 分解の注意点
1:要トルクスドライバー。カバーはT9。内部基板はT6でいけた。
 解説サイトの番号とは違っていたので、多少ズレててもいけるかも?
 ガワを外してダスターで掃除するだけならT9だけで大丈夫。スティック部分を洗ったり分解する場合はT6も必要。

2:左右のグリップ部分のカバーをツメで固定されているだけ。
 道具なしで外せるけどかなり固くて、強引にやるとツメが折れる。
 スジ部分に細いヘラを2本入れてこじ開けるのが楽だけど、無ければクレジット カードのような細いプラスチック製品でもいける。
 鉄のドライバーとか使うとカバー側が確実に傷つくので要覚悟。
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[ 2023/11/19 17:22 ] ゲームいろいろ | TB(0) | CM(0)