ものろぐ


ファンタジー3大ザコのうち、なぜコボルトだけ影が薄いのか教えて欲しい 

 「ゴブリンスレイヤー」を見ていたら、ふと「そういや昔は、ファンタジーのザコといえばゴブリン・コボルト・オークだったよなぁ…。でも、最近はコボルトだけ聞かなくね?」と思ったり。

 ゴブリンは、最近人気の『ゴブリンスレイヤー』ではタイトルになり、根強い人気を誇る『オーバーロード』でも重要なポジションを確保。あ、『転スラ』でも主人公と一緒に村作ってますね。
 とにかく大活躍。

 オークはゴブリンほどではないですが、まぁそれなりに露出がある。
 ゴブリンと比べると、もっと邪悪でマッチョな感じですかね。

 で、コボルドが出てくる最近の作品となると…ほとんど思いつかないw
 最近の若い人って、コボルトって言われても姿がイメージできないんじゃないだろうか(一般的には犬頭のデミヒューマンとされる)。

 ちなみに、WoWだとオークは初期からプレイアブルなメイン種族扱い。
 ゴブリンも拡張版でプレイアブルになった重要種族。
 そして、コボルドだけはモンスターとして登場します。

 かっては同じザコ3兄弟だったのに、どうしてココまで差がついたのか…。

 とりあえず、ゴブリンオークコボルトについてWikipediaなどで調べたところ以下のような違いがあるようです。

 ゴブリン:イギリスのいたずら妖精。悪い。
 コボルト:ドイツのいたずら妖精。悪い。
 オーク:『指輪物語』に出てくる魔王の手下。悪い。


 ゴブリンとコボルドは民間伝承発祥。オークはトールキンの創作。
 創作なのにここまで知名度高いオークすごい。トールキン半端ないな!

 なお、ゴブリンとコボルドは似たような性質の妖精なため、コボルドの英訳がゴブリンだったりするそうです。
 さらに、オークは「現代語風に訳すとゴブリン」とトルーキンが記しているとのこと。
 起源においては、3種族は近親のような関係と言えそうです。

 この3つがファンタジーのザコ悪役として認識されるようになったきっかけは、現代のファンタジー世界観の礎を作ったといっても過言ではない、史上最初のテーブルトークRPGである『ダンジョンズ&ドラゴンズ』(D&D)。
 これのモンスターガイドっぽいところに、3つがそれぞれ別のモンスターとして登場。「D&D」の大ヒットとともに、3種族が独自のザコモンスターとして定着していったそうです。


 ただ、僕の記憶(曖昧)だと、D&Dでは3つの扱いに大きな違いはなかったと思うんですよねぇ…。
 似たような道を歩んできた種族たちなのに、どうしてコボルドだけ知名度だだ下がりなんだろ?
 英語圏とドイツ語圏の影響力の差なのかなぁ…。

 日本だと、ファンタジーの世界観に影響力が強そうなのはドラクエFFだと思うんですけど…どんな扱いでしたっけ?

 僕の曖昧な記憶によれば、ドラクエには、ゴブリンコボルドは出てなかったはず…。オークはいた。
 FFではゴブリンはけっこう出てたはず。オークはあまり出てなかったような…。
 なお、一世を風靡したFF11の場合、ゴブリン&オークは主力級モンスター。コボルドは記憶にない。

 コボルドだけどっちにも出てこない…かな?
 最近の20~30代のクリエイターのファンタジー原体験がドラクエFFだと、コボルドは出てこないのかもなぁ…。

 適当に妄想してみましたが、結局、ちゃんとした理由は思いつきませんでしたorz
 だれか、知ってるor分かるor仮説提唱できる人がいたら、ぜひ教えて下さい。よろしくお願いしますw

[ 2018/12/14 17:42 ] いろいろ | TB(0) | CM(7)