人の痛みが分からない人との会話は時間の無駄 : ついてらっしゃい!
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自分のために備忘録

by gorchan

人の痛みが分からない人との会話は時間の無駄

昨日、バイトから帰宅すると、いつものようにダイニングテーブルで作業する義両親ですが、義父の様子がおかしいので、横で一心不乱に数独をしている義母に聞いてみました。
どうも朝から首が痛くて回らないらしい。上に向けないので、飲み物もストローを使って飲んでいるようです。
テーブルに肘をつき、頭を抱えています。
あ、これは駄目なタイプやな。
普段体の異変に鈍感な義父ですから、その様子から相当痛みがあるのだろうということは容易に察しがつきます。
よく、書き物のしすぎで目の疲れから、調子が悪くなるのですが、どうやら今回は違うようです。
もしかして、熱中症なりかけてる?
一日中、涼しい部屋で過ごしているのに?それともなんなのだ?

2~3日前から首や肩が痛かったらしく、新聞紙を丸めた棒で叩いていたらしい。
そんなん知らんかったやん。
ということは、嫌がる義父をむりやりショッピングモールへ連れ出したあの日も、違和感があったということなのか?
その痛みを抱えつつ、夕方庭の水やりや庭掃除をしていたのか?
義父の痛みを知りつつ、義母は涼しい部屋で数独に夢中で、暑い作業を義父に投げて知らん顔していたのでした。
まったく腹の立つ。

「お義父さんの性格は、ギリギリまで頑張ってしまうから、側に居る人が休ませるなりして気をつけてあげないと」
「でも大丈夫みたいやから」
「最初の手当を見過ごすと、これがもし熱中症だったら死にますよ。」

軽く脅しておきました。
義母は昔から弱っている人を気遣うということがまるでできません。
長年、自分の体調を押してでも義母の要求に応えててきた義父です。
義父が倒れている時は、相当辛いのだということを、義母に説教しておきました・・・というかそれも毎回言い続けているのですけどね。

自室へ連れて行き寝かせた義父は、『ヤレヤレやっと休める』と言わんばかりに、即寝始めました。
夕方から寝始めれば、夕食はもう食べられないというか食べる気も起らないだろうから、夕食は義父抜きのメニューで考えます。
義母には、
「お義父さんは、そのまま寝かせてあげて。起きたときに何か食べたいとなったら、そのときにお粥でも作ります」
と言っておいたのに、せっかく横になって眠ることができた義父をわざわざ起こして、
「夕食どうしますか?」
と聞いています。
この人は本当にもう・・・。どうにかしてくれ。
「ベッド横のテーブルに、エネルギーチャージのジェルドリンクとOS-1、お茶などを置いておきなさい。起きたときに自分で選べるようにしておきなさい」
「あ、そうか」

このような状況なのですが、
「お風呂どうしますか?」
とか再び聞きに行ってます。
呆れを通り越して、こんな人を喜ばせようと必死に頑張ってきた結果がこれだもんなと義父を哀れにさえ思えてきます。

義母と二人だけの夕食では、いかにこれまで義父が義母のために無理を押してやってきてるかを懇々と説明。
若いときは体力があるので、多少の無理もやり過ごせるだろうが、歳を取って体力が落ちている現在、若いときのようにはいかないのだから、そこはパートナーが気づいてあげないと。
義父が「休みたい」「買い物には一緒に行かない」と駄々をこねているときは、わがままではなくて、本当に辛いからだと説明。

「へ~そんなことが分かるんですか。すごいですね~。私は寝込んだり病気をしたことがないから、そういうことが分からないので、また色々教えてください」
「体が丈夫な人でも、人を気遣うことができる人はたくさんいます。それにもう教えられる年齢じゃないでしょう。逆にこちらが教えて欲しいくらいです」

近頃、嫁も強くなりました。
しかし、説明をしても、叱っても、義母には一つも届かないのも分かっていますので、その労力と時間が無駄だなと毎回思います。

とはいえ、
『死にますよ』
は少し効いたようで、少しは動くようになりました。
まぁ、動けば動いたで、的を外しているから、呆れ度が増すのですが・・・。
昨日の夕方から寝ている義父は、今朝は少し楽になったということでした。


by gorchan | 2024-08-05 09:07 | 不思議の国の種族 | Comments(0)
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