相変わらず、子ども等が交互に帰宅する。
今夜も泊まりがけで来る。
明日の弁当を頼まれた。
久し振りに作る事になる。
何年も長い間、お弁当を作ったのに、
変に緊張?する。
ちゃんと美味しく作らなきゃと張り切りすぎ?
と言っても、凝ったものは作れない。
手抜きと言えば手抜き。
朝はいつも早く目が覚めるから、慌てずゆっくり作れるはず。
私が子どもの頃は、冷凍食品もレトルトも無かっただろうし、
昔のお母さん達は料理するのが大変だったろうなあ。
最近の冷凍食品は優れものだし、
忙しいママさん達の強い味方。
手抜きだとけなす大人もいるし、学校でもお弁当の内容を馬鹿にする虐めも
問題になっている。
我が子は、お弁当に親の愛を感じるらしい。
以前も書いたけど、どんな手抜きでも、
作ってあげるととても喜ぶ。
それがまた私の幸せになっていた。
それに比べ、自分は親への感謝が全く無かった。
母の作るお弁当が恥かしくて、隠して食べていた。
いつも残して帰っていて、母はがっかりしていた事だろう。
母が自分の死を覚悟した時、
「人生で一番楽しかったのは、子ども達のお弁当を毎朝作っていた時だった」
と私に話した。
父と私と弟の3人分を、毎朝作っていた時期があった。
きっと大変だったと思うけど、
母は自分が一番頑張った時だったと自分を褒めていたに違いない。
そう思ってくれた事で、こちらも救われた。
確かに一番大変だった時の事が
後になってから、一番自分が頑張った時だったと
楽しい思い出に変わっていくみたいだ。
さて、変に緊張している自分がおかしいけど
明日朝は頑張って作ろう。
もうあの頃みたいに毎日何年も朝早く起きてお弁当作るのは
2度とできないし、したくないなあ。
今は、たまに作るからいいのだ。