タマゴ型オブジェから日本を代表する怪獣に変形ですっ!
今回の玩具レビューはBANDAI ゴジラエッグシリーズから「ゴジラ・キングギドラ・メカゴジラ」です。発売日は2024年8月4日。
「ゴジラエッグ」はタマゴ型オブジェから怪獣、又はウルトラヒーローに変形する玩具、「ウルトラエッグシリーズ」の派生玩具です。コンセプトはそのままに、ゴジラ怪獣に変形をします。
今回の玩具は2014年に発売された同名玩具の復刻再販品となります。また、レビューは第1弾復刻の3体を同時に行います。
「ゴジラシリーズ」は、1954年に公開された東宝特撮映画『ゴジラ』に始まる怪獣映画作品群の総称です。ゴジラ、モスラ、ラドンといった単品作品から、キングギドラ、メカゴジラ等の敵怪獣も豊富に登場し、多くのファンを魅了しています。
ゴジラ 全身図
言わずと知れた日本を代表する怪獣王。1954年公開の『ゴジラ』でデビューし、以降国内外問わず、数々の作品が作られる事となります。ミサイルすら受け付けない強靭な肉体と必殺の放射熱線を武器に数々の怪獣、超兵器を粉砕して来ました。
今回の玩具ではどの作品版のデザインとは言い切れないですが、パッケージ写真を見るに平成ゴジラをデザインのベースにしていると思われます。
ゴジラ 各部アップ
ゴジラの特徴であるケロイド状のゴツゴツした皮膚は造形で再現。瞳、爪、背びれは塗装で再現されています。最低限ではありますが、しっかりゴジラと認識できるのが素晴らしいですね。
キングギドラ 全身図
ゴジラの敵怪獣の代表と言えばキングギドラ。デビューは1964年公開の『三大怪獣 地球最大の決戦』。ゴジラを上回る体躯を誇り、3本の首や2本の尻尾、大きな翼、そして黄金に輝く鱗など、キングの名に相応しい怪獣です。主な攻撃手段は巨体を活かした踏みつけや口から放つ引力光線。
こちらもデザイン元は何とも言えませんが、パッケージ写真的には1991年公開の『ゴジラvsキングギドラ』版がデザインベースと思われます。しかし、頭部には三日月型の飾りがあり、昭和ギドラ要素も…。
キングギドラ 各部アップ
頭部や全身の鱗などは非常に凝った造形で見所があります。塗装は瞳と口内のみですが、効果的な塗装で存在感がありますね。
プロポーションに関しては何とも個性的で、タマゴ型から変形するという制約のマイナス面が色濃く出てしまっています。ビール腹や上下逆になってしまっている翼はその最たる部分ですね。
メカゴジラ 全身図
キングギドラに並ぶ敵怪獣と言えばこのメカゴジラ!初登場は1971年公開の『ゴジラ対メカゴジラ』。ゴジラを倒すために作られた人造怪獣であり、全身に装備された多数の兵器でゴジラを圧倒します。
デザイン元は明確で、71年版の所謂昭和メカゴジラ。ブラックホール第3惑星人が地球侵略の為に送り込んだ超兵器です。冒頭はゴジラそっくりに擬態し、アンギラスの顎裂きをしたのは有名ですね。
メカゴジラ 各部アップ
輝くメタルボディは成形色再現。造形レベルも高く、メカゴジラらしい各兵装のハッチやリベットが再現されています。塗装は瞳、耳、MGマーク、一部兵装部のみですが、必要十分で非常に見栄えする仕上がりとなっています。MGマークが塗装されているのが個人的にポイント高いです!
飛行形態変形ギミック
なんとメカゴジラは飛行形態への変形ギミックを備えています。完璧な飛行形態で感心します。
大きさ比較
いつもの1/12ドールと比較するとこのような感じ。怪獣形態での大きさはおおよそ11㎝。写真では撮っていませんが、エッグモードはおおよそ7cmとなっています。
可動
可動に関しては基本的に変形関節を活かす形となるので、大きなアクションには不向きとなっています。ゴジラのみ、それなりに動かせますが、キングギドラとメカゴジラは微調整が出来るのみで、ほぼポージングが行えません。
以下、写真を何枚か。
※一部写真には別売りの「魂ステージ」を使用しています。
以上、BANDAI ゴジラエッグシリーズより「ゴジラ・キングギドラ・メカゴジラ」のレビューでした。
「タマゴラス」を代表とする、タマゴ型オブジェから変形するバンダイの定番玩具シリーズ。3体とも異なる変形ギミックを備え、玩具としてはなかなかに見所があります。プロポーションに関してはやや癖がありますが、ゴジラエッグは再現度の高さやカッコいいアクションをさせる玩具ではなく、あくまで変形を楽しむ玩具なので、これはこれで私は十分有りと思っています。個人的にお勧めなのはメカゴジラですね。実質3段変形の欲張り玩具で遊びごたえがあります(^^♪
ゴジラエッグの復刻は11月にバーニングゴジラとモスラが予定されています。過去にはガイガンやデストロイア、米版ゴジラからもムートーなどがラインナップされていたので、是非全品復刻。願わくば新規設計で別の怪獣も出して欲しいと切に願っています!
それでは、次回の『金のおにぎり玩具箱』もよろしくお願い致します( ̄^ ̄)ゞ
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コメント
コメントがありません。
いつも思いますがこの設計を担当する人って絶対に苦労してますよね。でも楽しいかも・・・
今晩は。
ん?この丸いのがどないしたら怪獣になるの?そう感じましたが…
結構しっかりした形になるものなのですね。
自遊自足さんも仰っておられますが、こういう変形考えるのは大変そうです。
昔ある時期パッケージのデザインの仕事していまして、
あれこれと箱などの形を考えて作っていましたが、そういう事にも通ずる何かがある…
そう思います。
私事ではありますが、父親が亡くなり足掛け二年続いた介護が終わり…
ぽっかりと時間が空いてしまった感じなのですが、
それを少しずつでも自分のやりたい事に使える様に出来れば良いなと思っています…。
自由に生きて来た親父でしたから、これから私も自由に時間を使う事を笑って許してくれると思います…。
自遊自足様、いつもコメントありがとうございます(^^♪
複雑な変形ギミックよりも、シンプルな構成の玩具の方が設計が難しく洗練されているとよく耳にします。
ゴジラエッグも多少プロポーションを犠牲にはしていますが、それでもちゃんと怪獣に見えるのが素晴らしいです(^^♪
いぬふりゃ☆様、いつもコメントありがとうございます(^^♪
多少プロポーションが犠牲になっていますが、ちゃんと特徴を捉えた怪獣形態になっており、個人的には十分有りです(^^♪
簡易変形の方が設計は難しいとよく聞きますし、私自身としてもこういった玩具の方が好みだったりします。
昔していた仕事…気になります!
お父様の介護、お疲れ様でした。大変な2年間だったと思います。
お父様も感謝していると思いますよ(^^♪
ゴジラエッグなんて出てたんですねー。
キングギドラはちょっと残念なデザインだけど、ゴジラとメカゴジラはなかなかの出来栄えですね。
卵から変形とか、デザインとか造形とかよく考えてあると思います。
今年はゴジラ70周年でフィギュアとかも出てるみたいだけど、辰年でゴジラ70周年というだけあって東宝も力入ってますよね。
荒野のネチコマ、(仮)様、いつもコメントありがとうございます(^^♪
再販第1弾はゴジラ、キングギドラ、メカゴジラと人気怪獣が揃っています。形状の制約はあるものの、3体とも変形ギミックはなかなか凝っていて楽しい玩具です(^^♪
11月には第2弾再販もあるので、そちらも購入次第レビューできればと思います(^^)