さて、帰るか - 関内関外日記

さて、帰るか

おれは先日、躁転したかもしれないと日記に書いた。本年二回目だ。

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結果的に、躁転していませんでした。

 

これを書いた火曜日は一日働けた。水曜日も一日働けた。「二日も続いたのだから躁転したに違いない」と思った。ただし、半月にわたって毎日半日くらい寝込んでいた人間なので、いきなりフルタイム二日に身体的な疲労は感じた。

 

身体的ってなんですか?

 

というわけで、木曜日にいきなりひどく重い抑うつにおそわれて、まったく身動きとれなかった。おれの抑うつというのは、まず第一に「身体が動かない」というところからくる。それでもう、昼を過ぎてもなお重く、ようやく三時過ぎに出社した。出社中に下校中の学生を見た。もちろん、人によって働く時間はさまざまだろうが、おれは一応、朝九時半から始業する会社に勤めている。いやはや。

 

というわけで、おれの双極性障害躁うつ病)に「鬱をぶり返す」という特徴が加わった。この障害になってから短くもないが、ともかく、いちど躁転したら、しばらくはその方向で、というのが当たり前だった。こんなふうに、「躁転したかと思ったか? 甘いぞ!」みたいなことはなかった。なんてことだ。

 

というわけで、あれだ。いきなり白旗を上げる。いや、人生にはもう白旗を上げている。今さらなにに。新年の抱負に。

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「心身ともに健康を」

 

これ、無理だわ。というか、健康じゃないから障害者手帳持ってんじゃねえか。そんでもって、抑うつ状態になったら心も身体もやられるじゃねえか。それを防ぐすべはねえじゃねえか。薬は役には立つが、軽減してくれるだけだ。もう、圧倒的にだめだ。おれはもうだめだ。目の中の黒い星もなくしちまったんだ。

 

人類の尊い夕暮れ、世界は美しく滅べ。

呪詛が福音となり、無人の都市を駆け巡る。

路地にはだれに育てられたわけでもない、花が咲くのだ。