さよならファンファン - 関内関外日記

さよならファンファン

くるりより大切なお知らせ : くるり / QURULI

いつもくるりを応援して頂き、誠にありがとうございます。

本日をもちまして、ファンファンがくるりを脱退する事になりました。

彼女本人からの申し出を受けた後、メンバー、スタッフで話し合いを重ねた結果、このような突然の報告となってしまいました事、ファンの皆さま、関係者の皆さまにお詫び申し上げます。

なお、引き続きくるりは、岸田と佐藤で活動を続けて参ります。

今後とも皆様の変わらぬ応援、何卒よろしくお願い申し上げます。

2021年3月5日
株式会社ノイズ・マッカートニー

ファンファンがくるりを脱退することになった。

えー! とびっくりすると同時に、くるりだものな、と思うところもある。

くるり - Wikipedia

ライブで自分でネタにするほどメンバーが入ったり出たりする。現在のくるりは「第9期」だ。結局は、岸田と佐藤のB'z体制がくるりなのか、というのもネタにいていたっけ。……というおれも、ファンになったのが「ワールズエンド・スーパーノヴァ」からだから、初期メンバーについては知らない。だから、あまりいろいろと言えない。

言えないけれど、ファンファンはおれがファンになってから入ってきたメンバーだ。おれがファンになってからファンファンといっしょに入ってきたメンバーもいるけれど、みないなくなってしまった。ファンファンだけが残った。

おれは音楽というものがよくわからないから、くるりにおけるファンファンの役割、というものを説明することはできない。できないけれど、くるりが「バンド」であるという、なんかそこはファンファンがいるしさ、という思いがあった。一方で、確固たる二人に対してどっかしら居心地悪くないかと、勝手に心配するようなところもあった。

もちろん、ライブではほとんど毎回やってる「ブレーメン」のトランペットを吹いたし、トランペットのない曲では、腕が腫れ上がるんじゃないかというほどタンバリンを叩きまくった。その姿は目に焼きついている。

今回の脱退は、ファンファンが母として我が子にきょうだいをもたせたいということだった。前回は産休をとったのだし、今回も、という話もあったようだ。でも、それは選ばなかった。これはもう、外からどうこう言える話ではない。人生の選択であり、アーティストとしての選択だ。

というわけで、また、くるりは二人になってしまった。「第5期」以来のようだ。新しいアルバムが来月に出る。そのアルバムを引っさげたツアーなどもあるのだろう。果たして、トランペットを吹くサポートメンバーが入るのかどうか。できればライブで見届けたい、そう思う。