これはアカン……『アイドルマスター ワンフォーオール』 - 関内関外日記

これはアカン……『アイドルマスター ワンフォーオール』


 しばらく様子見しとったが、『アイドルマスター ワンフォーオール』買ってしもうた。『エースコンバット』でインフィニティな課金をするかどうか迷って、こちらにしてもうた。もちろん、こっちも課金はある。あるが、どの程度のものかは『2』でわかっとる。おれは自分の財布の中身を知っている。モバマス(?)には手を出していない……。
 そもそもPS3を買ったのは、『アイマス2』のためだった。放送中だったアニメ版を2話くらい見て、買うことにしたのだ。買ったのは間違いだったか? その後の、他ゲームのPS3稼働時間を考えても割に合わなかったといえるような気はする……客観的に見れば。
 それでも『アイマス2』は悪くないゲームだった。音ゲー音痴のおれにもなんとかなったし……。でも、何周もしていると、飽きてきた。ガクッときた。
 そうだ、いいエンディングを目指すためには、何週目に何をして、あれをして、という、まあネットで調べた攻略法に則った作業しかできんようになる。もちろん、自分の問題だ。そんなもの気にしないで、自分好みの取り合わせやらで、結果的に場末のアイドルでもいいじゃないかという遊び方もできよう。脳内で話をつくろう。でも、それじゃあなにか画面の向こうのアイドルたちに申し訳ないような気もするのだ。その上、もうおれには脳内で夢見る力もなくなってしまった。結果、ノルマの面倒臭さ、ノーミスのプレッシャーばかりが頭をよぎり、課金の恐怖をも言い訳にして放置、ということになってしまったのだ。
 が、『ワン・フォー・オール』はどうだろうか。『2』にあったような明確なプレイ期限がなくなっているじゃないか。まだはじめたばかりだが、ノルマもあってないようなもの。最速クリアなんかを目指さなければ、まったりゆっくりじっくり取り組める。繰り返されるサザエさん時空の中で、13人のプロデュースを延々とやっていける。これはなんというか、相当に『2』の急かされる感じ、強いられているんだ! という感じが切り捨てられてていて……ええやないの。ライブとかもレベルが上がれば技術が必要になってくるのかもしらんが、そこに行くまででも十分時間はありそうだ。
 その他システムも、『2』の「強制的に時間に流されている」感が減っていて……ホーム画面的なものがあるのは落ち着く……そりゃやることと言ったらたいして変わらんのかもしらんが、それも悪くない。
 それで、だれからプロディースをしていくか? と考えるのも、なにかの打順を考えるようでおもしろくて……当然、組み合わせの妙もある……。
 というわけで、まだプレイし始めたばかりだが、「これはアカンなぁ」といいながら、やめどころを失って(オートセーブってそういうところがある。一方で、手動セーブできないとちょっと不安になる)、しばらく寝不足になりそうだ。おれの精神に必要なのは一に睡眠なのだが……。いつまで続く? それはわからん。わからんけれど、ポチポチとまんべんなくアイドルたちのランクを上げ、経験値とファンを増やし、スキルを増やしていくのが楽しくてならん。金はないので、課金要素には目をつむりつつ(ゲーム内マネーは買ってはじめたけど)……。アカンなぁ、アカン、アカン思いながら、やめられん……。いつからゲームに時間を費やすのに軽い罪悪感を覚えるようになったのかわからんが……アカンと思いながらやめられん。そういう思いを込めて、ユニット名は「メア・クルパ」にした。由来は……そこに転がっていたセリーヌ全集、読まなきゃいかんはずなのだが。

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