この2作を借りて、
Blu-rayプレーヤーに入れて、画面に映した……のだけれど、どうにも観られなかった。おれはといえば、手元の
iPhoneでゲーム……『
Civ Rev』をぽちぽちやるのに夢中になってしまっていた。問題はといえば、映画にあるのではなく『
Civ』が面白すぎるせいなのかもしれない。いずれにせよ、おれはこの映画を
映画館で寝過ごした『マン・オブ・スティール』ほどしか観られなかった。おれの映画偏差値? のようなものはあまり高くないようだ。もうちょっと筋書きがビシーッとあって、どーんと見せ場があって、いい感じのエンディングがあって……、まあ普通のがいいんだ、たぶん。ただ、普通すぎてもつまらないというのもある。いかにもハリウッドの映画脚本のシステムに則って作りました、みたいなのにはげんなりすることもある。なんかとんでもないものを観たい、というのがある。かといって、『
ホーリー・モーターズ』が驚異的だったとか、すごかったとか感じられるほどの受容体もなければ、深く思索の海に沈むほどの知性もないんだ。『ザ・マスター』も、せっかくの
フィリップ・シーモア・ホフマンだというのに……どうも乗れなくて。どうもいかんね。いかんけれども、まあ仕方がない。貧乏人としては、映画館に行っちまったというミスではなかったことでよしとしよう。いや、手元で『
Civ』やってなくて、スクリーンで観たりしたらまた別だったかもしらんけどな。つーか、そもそも手元でゲームやりながら映画観ようってのが天罰ものか。そうか。そんだけ。