なんか劇場公開されている最近のアニメのシリーズということで、四本くらい見たのだけれど。見たのだけれど……。正直、「?」というか、意味が分からないというか。いやね、なにかこの、奈須きのこという原作者の、他の作品との共通設定を知らないとか、そういう話でなくて、あくまで、この話の中で意味が分からないというか。
いや、なんというか、設定とか、単語とか、そういうものでなしに、その、たとえば一巻の、自殺の話とか。なんか、飛び降り自殺が連続しているんだけれども、なんたらかんたら理屈をつけて、それが自殺ではない、と登場人物が看破するようなやりとりがあるんだけれども、正直、「えっ」であって、「なんで?」であって、俺にはまったくわからなかった。
あと、無痛症だかなんだかの女の子の出てくる話も、おまえ、それなに? いったいまあ、しかし、これでいいのかというか、いったいなんなのか、いや、まじで、わからん。俺も、ちょっとは本を読んできたつもりだし、SFだって、伝奇ものだって、それに、最近じゃアニメだってそれなりに見ている。しかし、ここまで「えっ」というのはなかなかなくて、はっきりいって困惑している。まだ、パンツが群れをなして飛んでいき、地球を一周して帰ってきたあとに爆弾兵器と化す方が腑に落ちる。なんというのだろう、なんなんだ? と。
でも、それで、なんで四本見たかといえば、それはもうなんかわからんけど、坂本真綾の声と、梶浦由記という人の音楽がいいなというあたりであって、「伝奇っぽい攻殻機動隊があったらこんなんかな」、みたいな雰囲気は嫌いじゃないというか、そのあたりなんだけれども。
坂本真綾
ふーん、芸歴のある人なんだ。ひょっとしたら、というか、たぶん洋画の吹き替えでいろいろ声は聞いてきたのだろう。ただ、自分が名前を意識したとなると最近のことで『マクロスF』の「トライアングラー」ということになる。そのあと、『鉄のラインバレル』(アニメは途中で見なくなってしまった)の「雨が降る」も気に入って、iTunesに今までの歌を入れたりもした。
ただ、声優としては、『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』のルナマリアって……どの人だっけ? それで、えーと、『黒執事』のシエルおぼっちゃんか。ああ、あれも何話か見過ごして、途中で見るのやめてしまったっけ。となると、やはり自分にとっては『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』の真希波・マリ・イラストリアス役というところが大きい。
そうだ、真希波の動くのを、喋るのを見たかった。『CUT』の表紙の真希波もすばらしい。しかし、やはり坂本真綾が声を吹き込み、ニャーニャーいいながら動く真希波が見たかった……。
http://d.hatena.ne.jp/goldhead/20090721/p1
という具合に、真希波にいかれていて、こないだまでここは真希波カラーだったんだ。でも、こんなことも書いている。
じゃあ、見た目でなく声、坂本真綾に思い入れがあるかといえば、そういうわけでもなく、というか、名前をマクロスFで認識した程度の知識しかない。
しかしなんだろう、なんというか、やはりこれはもう、俺は坂本真綾ファン、ということになるのかもしれない。それならそれもよかろう、それじゃあ今やってるアニメから……って、ないのか。まあいいや、そうあたりでやっていこうと思っています。おしまい。
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